西遠寺彷徨君を語るだけ⚫印象から見る彷徨君
クールでモテますからね、とにかくハイスペックなイケメン。王道のキャラって感じです。アニメでは年相応に振る舞う面や、表情にも表現豊かな部分もありますが、原作ではクールで多くを語らない子の印象が強いですよね?幼少期は母を亡くして以降は、父と2人で頑張って来た努力家だと言うのはアニメでも原作でも共通していると思っています。絶対言わないけど、何でもこなせるようになったのも父を支えるためだったと思います。何だかんだで、自由で楽天家な父を心配してるのはアメリカに行った時のセリフにもありましたからね。
⚫裏側を読み解く
幼少期から頑張っていた分、一番母に甘えたかった子ども時代に甘えられずに育ってよくグレなかったと思います。普通ならグレますよ多分。だからめちゃくちゃ頑張っていたんじゃないですかね。それに大切にしている人が少しずついなくなって行くのを目の当たりにしてきています。仲の良い友人でも、テリトリーに入れるのは限られただけにしているのはどうせいなくなるからって気持ちも多分あったと思うんです。色々混み混みで、本当は泣きたいし苦しいことや我慢してきたことたくさんあって、それを誰かにぶつけたい時期はあったはず。でもそれらを全部押し殺して育って来たのではと思うと切ないキャラクターのイメージもある。
⚫人間関係から見るターニングポイント
人間関係は浅く、深めに付き合うかと思ってたけど、案外選んでる事があるかな?最初は三太君、幼なじみのアキラとは3人組つるむ少年期でしたがアキラは転校のため、中2までは三太とだけつるんでたようですね。未夢達が来てからは、ガラッと環境が変わってまず第1ターニングポイントでしょう。第2ターニングポイントは未夢への好意ですね。分かりやすいのは2箇所。原作4巻温泉回。ラストの満月を見上げる所は好感度が上がってたんじゃないでしょうか?自覚するのもこの頃にはあったのでは?そして一番分かりやすいのはやはり人気エピソードとして君臨してそうな7巻の美少年コンテスト回。ラストに花を未夢にあげたあの照れ顔はUR(ウルトラレア)レベルでかなり未夢に対して好きな気持ちは強かったと思いますよ~その後のサクラ貝回も好きな人のために流された貝を探して…あーあまーい!
いわずもがな最終回は自分からちゅーまでかまして告るあたりもう、ね。流石ですわ。
⚫19歳の彷徨君
9巻おまけ巻末の19歳編は超イケメンになってましたね。家隣同士なのにデートでわざわざ待ち合わせまでして結局待ちぼうけを喰らっていたようです。恐らく未夢は遅刻常習犯なんでしょうが、30分以上遅れて来ても全く怒らないあたり「まぁ、未夢だからしょうがないか」くらいの心の広さかは分かりませんが笑
未夢に抱き着かれても全く動じませんね。大人なのかメンタルが強くなったのか。しかし、早く行くぞ~って笑ってるあたり感情が柔らかくなったんだろうなぁ。とは思いました。