Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    さくみ

    @393online

    随時ラクガキか小説更新。大分やりたい放題。なお、勝手に消すことあるます。気に入った、刺さったものあればリアクション、感想等どうぞ🌠

    ☆quiet follow Yell with Emoji 🙌 👏 👍 👌
    POIPOI 157

    さくみ

    ☆quiet follow

    ルークの誕生日に間に合わなかったYL。これ以上進まずまだ終わってない現状笑
    もう諦めた…来年新しい何か考えます。ジェイドとお戯れだけで終わっちまった笑

    「ルーク。今日はあなたの誕生日でしたね」
    自室で学校の宿題を進める最中、家庭教師のジェイドから言われた。
    「そうだけど…まぁ俺チキン食えりゃ満足だし」
    「私からあなたにプレゼントをご用意しましたよ」
    にこやかな笑顔を浮かべる姿に恐怖でルークは身構えた。
    「おや、なんですかその警戒は」
    「アンタからのプレゼント歴代思い返しても恐怖しかないんだっつーの!」
    幼少時期、最初は玩具かと思いきやドリル冊子のオンパレード、次はやる気みなぎると言う怪しげな薬(結局カフェイン入りの目がシャッキリしただけ)、拷問器具等年々怪しさも増大し素直に喜べるものではない。
    「今年はとびっきりです♡」
    「いらねーよ!」
    「まぁ、そう言わず。ただのチケットですから」
    「ん?チケット?」
    渡された封筒には"for you♡"と印字されたシールが貼ってあり、そこを剥がす。指を突っ込み取り出したのは本当に2枚のチケットだった。チケットの場所は巷で話題の遊園地。
    「古い友人からどうだ?と頂いたのですが、人が多い所は好みませんしね。他に考えましたが、生憎喜ぶ子どもも身近に1人だけ。そう、あなたかな?と」
    「俺かよ!」
    「仲の宜しい方を選んで行かれては?」
    「…うーん…」
    ルークの中にはガイが浮かんだが、他に1人だけ思い浮かべた人物に連絡を入れた。

    - ̗̀☾⋆ ̖́-- ̗̀☾⋆ ̖́-- ̗̀☾⋆ ̖́-

    「おー!ルークじゃねぇか珍しいな。オレに電話するとは。明日は大雪かねぇ」
    「だー一言余計だっつーの!」
    ルークがかけた相手、部活の先輩のユーリ。部内では仲はいい方なのでダメ元で連絡してみたのだ。
    「で?ルークおぼっちゃまが何の用だ?」
    「えーと、遊園地のチケットを貰ったから、お前に声掛けたんだ」
    「ほー、オレと行きたい、と?」
    「嫌、か?」

    「別に。意外だな、遊園地とか興味あるのか」
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    Remma_KTG

    DOODLE診断メーカーで出たやつ書いてみた。

    蓮魔の長晋のBL本は
    【題】柔い眼
    【帯】物にも人にも執着しない貴方が怖い
    【書き出し】雨に混じるよく知った匂いを気づかれないように吸い込んだ。
    です

    #限界オタクのBL本 #shindanmaker
    https://shindanmaker.com/878367
    柔い眼 雨に混じるよく知った匂いを気づかれないように吸い込んだ。墓から線香の匂いを連れてきていて、それが妙になじんでいた。
     同じ傘に入る男の肩が濡れている。長可はそっと傘を傾けて彼の体を影に入れたが長い髪はどうしても濡れてしまう。片手で髪を引き寄せて、雑にまとめて肩に載せてやる。長可より背の低い男の表情かおは、前髪で隠れてしまってこちらには見えない。
    「……悪い。片手じゃうまくまとまらねえわ」
    「帰ったら切るんだ、そのままでいい」
     さっきまで他の話をしていた高杉は、一瞬だけこちらに反応をよこしてまた元の話の続きに戻った。駅近のガード下にある特定の条件を満たした時にだけ現れる謎の古本屋があってなかなか手に入らない希少な本を取り扱っているんだとか、金品では売ってくれず他の代価を要求されるんだとか。そんな眉唾な噂話をわくわくした様子ですらすら話す。適当にあいづちを打ちながらほどけてまた雨に濡れ始めた髪をそっと集めた。
    1132