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    さくみ

    @poisaku393

    随時ラクガキか小説更新。大分やりたい放題。なお、勝手に消すことあるます。気に入った、刺さったものあればリアクション、感想等どうぞ🌠

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    POIPOI 163

    さくみ

    MOURNING支部へ行くか未定。さくみさんがやりがちなかなみゆ。
    本音とある金曜日の、午後19時。生徒会の書類を片付けて帰路を歩いていた。
    高二の秋真っ只中、進学科では進路について話が進むようになって来た。大学には入っておきたい念頭は既にある。どこに入るかは固まってないが、この町には大学が1つしかない。そこへの志望理由がなければ町を離れるか、ここから電車で通うかの選択肢になる。離れるとすれば、"彼女"は引き留めようとするのだろうか。
    そう言えば最近は、
    「ちゃんと会って喋ってねぇな…」
    と思った。
    同じ高校とは言え、既に生活リズムが違って、帰る時間帯が変わった。先の通りこちらは進学、向こうは普通科だ。授業1限こちらが多い日もあるし、生徒会にも入ってるから去年朝は一緒でも、最近はそれすらもしていない。勿論帰りは違う生活がずっと続いている。故に高校で会う頻度は極端に少ない。アイツは「頑張ってるよね、応援してるから!」なんて言ってたけど、土日も何かしらに追われてしまい、せっかく来てても「悪い、手が離せない」って帰した事もある。その時一瞬、寂し気な顔していたのは多分気のせいではない。正直、こちらにも余裕がなかった。
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