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    sidumi_san

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    芸人BL 進捗

    #創作BL
    creationOfBl

     ここ数年で急激に若手のお笑いが盛り上がってきたと世間で騒がれている。もちろんアイドル的な人気もあると言えなくはないが、賞レースで結果を残している若手が増えたという事が大きく影響しているだろう。でもなんとか世代とか言われても正直実感も無いし、他の芸人と一括りにされる感じが気に入らなかった。俺こそが一番面白いと、俺を見ろと言わんばかりに芸人達は今日も舞台に立つのだ。

    「はいどーも、ランバルーンです。名前だけでも覚えて帰ってくださいね」
    「もうみんな俺らのこと覚えてますよね!どうもグランプリ決勝出場者です!」
    「思い上がりすぎやろ」

     「ランバルーン」は結成五年の若手漫才コンビである。若くして昨年の漫才グランプリで決勝進出を果たした事で知名度も全国区に広まりつつある今最も勢いのあるコンビと言われ、ボケの森野とツッコミの山科が織りなすハイテンポな掛け合いが魅力……らしい、ファンのツイートによると。
     ギラギラとした照明に照らされ、元気な挨拶と共にセンターマイクを挟んで話し始める。この瞬間が何よりも「生きている」と感じるのだ。観客の笑い声に包まれながら、今俺はこの為に汗水流してきたのだと全身が喜びを感じている。
     ああ、漫才やるって楽しい!


    「……今日のネタ、イマイチやったな」
    「えぇ?めっちゃウケてたやん」
    「でも、お前のネタは超えられてへん」
    「は、いや……俺のネタなんて偶にドカンと一発のやつやろ。それに比べてお前の書くやつは全部ウケてる」

     漫才グランプリの開催が迫る中、出番終わりの舞台裏で相方の山科はネタ帳を眺めながら顔を顰めていた。この時期はどのコンビもグランプリ用のネタの調整に入っていて雰囲気もピリピリしている。準決勝に残ったのは三十組、その中で決勝に行くのは八組だ。劇場で人気のコンビ達は言わばライバルで、悲しい事に仲の良い奴らもこの時期はちょっとそっけなくなる。
     簡単に言ってしまえば、俺の相方は天才というヤツである。初めて会った養成所のネタ見せの時点ですでに山科は頭角を露わにしていた。ピンネタであんなにウケているのを見たら誰だってコンビを組みたいと思っただろう。しかも奴はただ面白いだけじゃなく、とんでもないイケメンという要素を伴っていた。今だって、舞台裏で座りこんで溜息を吐いている姿は芸人というよりはモデルのようだ。この容姿は男としては最強かもしれないが、芸人としては良いとは言えないだろう。ただそのハンデを跳ね除けるレベルの才能が山科にはあった。……正直羨ましい、俺が欲しくてたまらないものをいくつも持っているなんて。
     そんな全てを兼ね備えた男の相方が何故俺なのか?今まで数えきれない程聞かれた質問に、俺は一度も答えられた事が無い。それについては俺の方が聞きたい。

    「あのな、言うとくけど俺らのネタはもう十分決勝に行けるレベルやぞ?贔屓目じゃなくガチで今年は仕上がってきてると思ってんけど、何がそんなに不満な訳?」
    「いや、元々ネタ書いた時点でちょっと物足りない気がしてた。それに客のウケ方も求めてるレベルじゃなかったっていうか」
    「あれで〜?それお前の理想が高過ぎやわ」

     山科の書くネタは常にブラッシュアップされ続けている。始めから面白いネタを書ける奴ではあるが、最近はさらに面白さを更新しているのだ。そりゃあ毎日のようにネタを作っていれば力もつくだろうが持って生まれたものなのか、結成四年でグランプリ決勝に行けるレベルまで成長した。正直五年目にしては十分すぎる程の力を持っているのに、こいつは何がいけ好かないのか未だにこれでは未熟だと頭を抱えているのだ。

    「森野、俺はお前の為にネタ作ってるんや。納得いくまでやらんと気が済まん」
    「……は?」

     山科の言葉に思わず眉を吊り上げた。は?何やそれ、俺の為って何?俺が面白いネタ書けないからって山科におんぶに抱っこ状態だと分かっててそんな上からな発言をしたのかこいつは。

    「そりゃ俺の書くネタなんてミリも戦力にもならんレベルやけどな、お前が思ってるほど何も出来ないアホやないわ」
    「え?いや、そんな事思ってな……」
    「俺もうすぐに帰るから。勝手に一人で悩んでたらええ」
    「おい森野!」

     吐き捨てるように言って俺はすぐに帰る事にした。いつもは出番終わりにちょっとした反省会みたいな話し合いをしていたが、どうせ山科がネタ作ってるし、俺の意見なんてどれも的外れだしあいつ一人でやったって変わらないだろう。




    「……いやあんなん逆ギレやん、マジ良い加減にしろや俺……」

     帰り際、公園のベンチで一人うなだれていた。よく考えれば、というかよく考えなくてもネタも作ってないくせに逆ギレして帰るとか何様だよ。大事な時期に自分勝手な理由で帰るなんて、恥ずかしい奴にも程がある。だけど、どうしても自分だけでは何も出来ないなんて思われたくはなかった。例えそれが事実だとしてもだ。

    「あれ、森野君?おいおい絵に描いたように落ち込んでるやん。おもろ、撮って良い?」
    「……あー橋本、今俺めっちゃセンチやねん。面白がるのは趣味悪いで」

     あからさまにどんよりしていた俺に臆せず話しかけて来たのは同期芸人の橋本だった。橋本も俺らと同じくグランプリの決勝進出に向けて切磋琢磨しているが、こんな時期でも珍しく温厚で飲みにも誘ってくれる奴である。橋本もまあまあイケメン枠なんだよな……優しそうな顔してるし面白いし、俺の周りは俺の上位互換みたいな奴ばかり居る。

    「ランバルーンは今日出番終わったん?いつも出番後も山科君とおしゃべりしてたのに珍しい〜」
    「あっ今その名前出さんといて!」
    「えっ、この時期に喧嘩〜?そらあかんわ、山科君にちゃんとごめんなさいしな」
    「ハナから俺が悪いって決めつけてる!?」
    「違うの?」
    「いやそうかも……」

     というか喧嘩ですらない、ただ一人で地団駄踏んでるだけという状態である。山科は自分のやるべき事をこなして、更にもっと上を目指そうとしているだけなのだ。

    「はあ〜……俺めっちゃ情けないわ、自分が出来ないからってイラついて山科に当たって。本当はもっと出来る奴なんだって思われたいだけなんや」
    「うーん、なんか根深そうな悩みやね」

     橋本は困ったような顔をするとよっこいせと隣に座ってきた。こいつの良いところはどんなにしょうもない事で悩んでいても親身になって聞いてくれるところだ。俺は割とすぐに悩むタイプなのでそう言う人間の存在が近くに居るというのはとてもありがたい。橋本は少し考えた後、「多分やけど」と話し始めた。

    「俺が言う事やないと思うけどさ……山科君って多分、森野君が思ってるよりもずっと森野君の事好きやと思うで」
    「え!?」

     橋本から言われたのは思いもよらない言葉だった。山科が俺の事を好き?今までそんな感じ全くしなかったし、あいつ自体もう孤高の存在で俺の事なんてどうでも良いみたいな顔してるのに。

    「あいつが?いやいやそれは無いやろ。こんな平々凡々な男のどこが気に入るっちゅうねん!うわ自分で言ってて悲しくなってきた」
    「俺から見たら完全にそうなんやけどな〜?てか森野君も自分の事卑下しすぎやで」
    「……俺の実力は俺が一番分かってる。今の立場が不相応だってのも」
     

     俺には才能が無いという事に気付いたのは養成所に入ってそれ程経たない頃だった。
     小さい頃から俺はバラエティ番組が好きで、お笑いというものに強い興味を持っていた。その中でも、漫才グランプリで大勢の観客の前で爆笑を掻っ攫っていく漫才師達の姿は面白いを超えて格好良いとさえ思った。いつか自分もあの舞台に立ちたい、沢山の人を笑わせたいという思いは強くなる一方で、とうとう俺は親の反対を押し切って大学を卒業してすぐに養成所に入った。養成所には面白い奴も面白くない奴も居たが、同じような目標を持つ人々と関わる事は良い刺激になった。あの頃はただただ楽しい日々を過ごしていた気がする。

    「山科ぁ!お前やっと来たのか?」
    「ああ、バイト長引いてばっかやったから」
    「……なあ橋本、あそこえらい盛り上がってるけどあのイケメン誰?」
    「あー山科君?彼も同期やろ?」

     高校の文化祭レベルで自分は面白い奴だと浮かれていただけだったのだろうが、山科慶吾という男に出会った途端に全てが変わったような気がした。その時、自分はどれほど普通の人間なのかを思い知らされた。
     初めの頃はあまり顔を出していなかった山科の能力は知られていなく、とんでもない顔が良い男という印象しか無かったし、お笑いをやる上ではあの容姿はむしろ邪魔だからか声を掛けられず誰とも組んでいなかった。あと単純に女子にモテモテだったのが気に食わなかった。しかし、すぐにテレビから消えたような下手な芸人よりもよっぽどしっかりしたネタを作り、同期や講師からも絶賛されていた山科は次々にコンビを組んで欲しいと引っ張りだこになった。

    「なんやねんアイツ……ロクに授業も出とらんかったのにめっちゃ人気やんけ」
    「嫉妬は見苦しいでー森野君」
    「つーかコンビ組んでもすぐ解散しとるやん。絶対めんどくさい奴やな、もしかして相方にあれこれケチつけてたりして!」
    「ちょっと気難しいとこはあるけど普通にええ奴やで?」
    「話した事あんの!?俺も話しかけたろかな」

     山科と話すようになったのは養成所をもうすぐ卒業という頃だった。確かに話してみたら意外と良い奴とは思ったが、それはそれでますます完璧な奴だとなってしまうのが嫌で、仲良くしつつもどこかで粗探しをしていた。

    「山科お前またコンビ解散したんやろ?プライド高すぎて呆れられてんちゃう」
    「合わへんと思った奴は早々に切った方がええやろ。それに森野だってまた解散したって聞いたで」

     当時スタイリッシュな漫才師に憧れていた俺は、芸風が気に入った奴に片っ端から声を掛けてコンビを組みまくっていた。しかし誰と組んでも数ヶ月と経たずに解散する羽目になった。解散する時の相方の捨て台詞は、みんな口を揃えて「お前おもんないねん」だった。お互いコンビは長続きしていなかったが、山科は切る側、俺は切られる側と正反対の立場だ。

    「次の相方は目星ついてんの?橋本……だっけ、あいつとか仲良くしとったやん」
    「橋本は友達やから、コンビ組むってなったらビジネスパートナーになるやん?それはちょっと違うなって思って」
    「ふーん」
    「聞いといて反応薄っ」

     山科はどこか話し半分で聞いているようで様子がおかしかった。ずっとそわそわしてるのに中々話を切り出さないので「言いたい事あるならちゃんと言えや」と痺れを切らして言うと、山科は目を泳がせた後、覚悟を決めたような顔をした。

    「なあ……森野、相方決まってないなら俺とコンビ組んでくれへん?頼むわ」
    「…………へ?」

     あの時の山科の言葉にはめちゃくちゃ驚いたので鮮明に覚えている。相方なんて選び放題のはずなのにどうしてよりによって俺を選んだのか、一ミリも理解できなかったからだ。

    「俺、前から森野となら上手くやっていけそうって思っててん。なあ悪い話やないやろ?」
    「あ、あの」
     
     今思うと、あの時の俺はどうして了承してしまったのだろう。いや、あれは仕方ないのではないか。だって、こんな物凄いイケメンに手握られて「お前しかおらん」なんて言われたら誰だって動揺して頷いてしまうだろ。確かにこいつと組めば売れるだろうと確信していたし、程良い距離感で接していたのでビジネスパートナーとしては申し分ない。でもこいつの横に並ぶ俺は売れるのか?という疑問は拭えなかった。顔も才能も平凡な奴が華のある男の隣に居ても印象に残らないだろう。
     コンビを組む事になって、少しでも自分の存在を強くしたくて金髪にしたりネタをもっと考えたりと人並みの努力をするようになった。……まあ殆ど無駄だったけど。山科のお陰でランバルーンはメディア露出も増えてトントン拍子で売れてきてるが、俺の実力は伴わないままここまで来てしまった感が否めない。俺が悩んでる事なんて俺一人が変われば済む話なのだ。



    「なー森野君聞いてる?」
    「え?……ああごめん」
    「とにかく、俺はランバルーン二人とも好きやし二人で漫才してるとこが見たいなあ。まあどっちみち早く謝る方がええで」
    「うん……せやな、ありがとな橋本!」
    「あはは、明日のラジオギスギスしてたら嫌やもん」
    「お前そっちが本心やんけ!」

     




    「……おい、おいって。早よ起きろ」

     ぺちぺちと頬を叩かれる音と感覚で段々と意識が浮上する。あーやべ、もう朝……?まだ眠いのに……。ゆっくりと目を開くと、目の前には見覚えのある端正な顔立ちの男の顔があった。

    「んー……山科ぁ、今何時?」
    「もう七時。移動したら飯食ってる時間も無いで」
    「あー……今日何ステやったっけ……」
    「十ステ。その後はラジオ。だから早よ支度しろ」

     中々起き上がれずにぞもぞしていると、山科に布団をべりっと引っ剥がされた。俺はいつも寝坊しがちで遅刻常習犯だった為、山科に俺の部屋の合鍵を持たせて事あるごとに起こしに来てもらっていた。始めは電話でモーニングコールをしていたものの、電話の音でさえ起きない俺を見かねて「もう直接起こしに行くわ」と言われたのが発端である。

    「うーまぶしい……」
    「お前良い加減朝に慣れろや」

     重たい体を起こし朝日を浴びてようやく頭が覚醒した頃、山科の顔を見て昨日の事を一気に思い出した。

    「……えっ山科!?」
    「そうやけど、まだ寝ぼけてんのか?」
    「アッいや、ううん、えーと……」

     返事に困りゴニョゴニョと言葉を濁した。寝ぼけていたのとあまりにいつもの事だったので自然に受け入れてしまっていたが、まさか昨日の今日で普通に起こしにくるとは思わなかった。ましてやてっきり呆れられているとさえ思っていたのに、こんなに律儀な奴だったとは……俺もちゃんと昨日の事を謝らなければ。

    「あ、あのさあ……昨日の事なんやけど……」
    「……俺は別にお前の事つまんない奴とか思ってないから」
    「へっ?」
    「そもそもつまんない奴とはコンビ組まへんし。だから、その……」

     語尾がどんどん小さくなっていく山科を見て、俺はつい笑いそうになってしまった。こいつはいつも言葉が少ないし表情も分かりづらいからつい誤解されがちだと自分でも言っていたが、あの山科が恐らく必死に誤解を解こうとしている様子があまりにも意外だった。
     
    「いや、俺もごめん。昨日勝手にキレて帰って……あれは別にお前がっていうか、俺の問題やから……」
    「俺との漫才が嫌になったとかやないよな?」
    「そりゃもちろん」
    「そうか……良かった」
    「うん……」
    「……」

     いや何だこの妙な空気は、仲直りしたカップルかよ。モヤモヤを晴らせたのは良かったが、今日一日はずっとこいつと仕事な訳だし切り替えなければ。

    「てかもう着替えなあかんよな!秒で着替えるわ、はは!」
    「……!?きゅ、急に脱ぐなや!外で待ってるからっ……」
    「え?わ、分かった……」

     仕事の準備をしようとパジャマを脱いだ途端、山科は慌てた様子で足早に外に出ていった。男同士なんだから別にわざわざ出て行く必要も無いのに、変な奴だ。




    「はいどーも、ランバルーンです」
    「あっありがとうございます〜!そうそう来月のグランプリ準決勝、俺らも出るんで楽しみにしてくださいね!スベっても無理矢理笑ってな!」

     登場しただけで盛大な拍手を貰えるというのはやはり嬉しいものだ。ファンが付けばそれだけグランプリでも多少有利になるし、出待ちなんかも人気者になったんだという実感が湧く。当たり前だがランバルーンのファンの八割は山科のファンである。ファンの多い若手なんて他の芸人から冷めた目で見られがちで、どうせ大して面白くなくてもファン票で上位に行くくせにと言われた事がある。それに対して山科は「ファンも付けられんコンビはどっちみち上には行けないやろ」と言い放ち、その場を凍らせた。俺は何も言わなかったが心の中ではめちゃくちゃ頷いた。

    「お前今日も出待ち多かったよなー羨ましい。でもファンの子と付き合ったりとかは勘弁してな?」
    「別に興味無いから」
    「あ、そうそうこの前な、数少ない俺のファンの女の子に手紙貰ってん。しかも手紙に「私の連絡先です」って書いてあってテンション上がってもうて」
    「は?」

     ドスの効いた声で睨み付けてきた山科の目はいつもの三倍は鋭かった。自分はファンの事興味無いとか言うくせに、俺がファンの話をすると凄く不機嫌になるのは一体何なんだ。

    「まあ聞けって。でな、IDとかやなくて何故か手書きのQRコードが書いてあって、まあおかしいとは思ったんよ。でもとりあえず読み込んでみたらめっちゃ怖い画像出てきて、もううわーって叫んでスマホ投げたわ……」
    「……ふっ、ファンに遊ばれてるやん」

     あ、笑った。いつも芸人とは思えない真顔を貫いてるので、たまにはもっと笑えば良いのにと思うことがある。以前同じように指摘されて「俺だって面白かったら笑うけど」と言ってまたもやその場を凍らせていたのを思い出した。俺の前ではたまに笑うのだが、未だにこいつの笑顔を見た事が無い奴らもいるらしい。そこはちょっとだけ優越感。

    「んふふ、お前が笑うならこのエピソードラジオで話そっかな〜!」
    「調子乗って似たような事するファン出てくるからやめとけ」
    「ええ?」

     面白ければトークにしても良い訳でもないらしい。ラジオ前に何を話すか共有しているが、どんなに面白い話でも色んな問題に繋がらないかを考えて取捨選択している。何というか、こいつのストイックな所は良い面でもあり悪い面でもある。まあだからこそ何回もコンビ解散する羽目になっているのだろうし。

    「益々なんで俺なんやろ……」
    「何?」
    「あっいや、なんでもないっ!」

     今はとりあえずやらなきゃいけない事をやるだけだ。
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