君と僕の掛け替えのないひと時「真ん中バースデーとやらを知っているか?」
うだるような暑さに、思考が溶けて蒸発するのではないかと思う今日この頃、綺麗で可愛いあの子の楽しそうな笑顔が印象に残っていた。
本日のマレウス嬢もこの暑さにも相変わらず涼し気な麗しいご尊顔。更に周囲に冷却魔法を使用しているため汗一つかくことは無いのだが、いつもは下ろされている髪はやや高めに纏められている。所謂ポニーテールというやつで、滅多に見られない白いうなじがまばゆく、これでもかと見せつけている。
それがどうしても。
「エロかわ…!!」
「シュラウド?」
「真ん中バースデーでしたな。知ってますぞ」
アノリア充爆散しろと言わんばかりの所謂恋人達の記念日、というと語弊があるかもしれないが。
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