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    osame_jr

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    POIPOI 27

    osame_jr

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    自分でなんとなくつぶやいておきながら、どうしても頭を離れなくなって彼にも何か送りたくて即興で書きました。
    小説とは呼べないとっ散らかった言葉ですが、そっと添えさせていただきます。

    うたた寝日和どうしてオレは漂っているのか
    どうしてオレは消えることができなかったのか
    わからない、わからない
    オレの器は空に還ったというのに、オレには虚ろばかりが残る
    近づくものは焼き尽くす凍てつく業火を振りまいて
    なおもこの身は焦がれるばかり、凍えるばかり
    その炎さえも失って、漂うだけのオレが何に届くというだろう

    ここがどこかもわからない
    この世なのか、あの世なのか
    それさえおぼろげなここがオレにはお似合いか
    ここには誰もいない、何もない
    ただただ虚ろがあるばかり

    どれほど時が流れたか
    オレはいつまでここにいるのか
    魂が擦り切れ何も残さず、どこに還ることもなく消えるまで
    ずっとここにいるのだろう

    ただただその時を待つばかりだった
    そのはずのオレに、この場所に感じるこのあたたかさはなんだろう
    凍える心に必要なのは燃えるような憤怒ではなかった
    与えられるのは地獄の業火ではなかった
    この雪どけのようなあたたかさ、夜明けのようなやわらかな光こそが
    オレが求めた、オレを導くものだった

    ああ、このあたたかな陽だまりの中でなら
    きっとゆっくり眠れるだろう

    Fin
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    Replies from the creator

    osame_jr

    DOODLE伊月暁人くん誕生日おめでとうございます。
    あなたたちの物語から抜け出せないまま(その気も無いまま)また1年が経ちました。
    いろいろと衝撃的なこともあった1年でしたが、今年もあなたに幸多い一年となりますように。

    また今年もアジトメンバー生存HAPPY時空です。
    去年のものと同時空です。知らなくても全く問題ありません。
    普通に乾杯「幽玄坂まで」
     乗り込んだタクシーの運転手にそう告げて、僕はほうと息を吐きながらシートに体を預けた。
     長かった仕事がようやく終わった。本当はもっと早く片付けるつもりだったのに長引いてしまったからか、少し疲れが溜まっているようだ。
     惜しんでくれる人もいたし、馴染めていたとも思う。もしかしたら、こんな未来もあったのかもしれない。普通の会社に入って、普通に朝起きて通勤ラッシュの電車に揺られ、普通に書類に追われ、普通に夜は家に帰って眠るような、普通の生活。この経験は僕にとっての「普通」とは全然違っていた。
     同僚も上司もみんな良い人たちだったけど、今はしばらく顔を合わせていなかった面々が恋しい。
     目的地までそう時間がかかるわけではなかったが、どうしたって慣れない通勤ラッシュの電車は疲れるし、任務完了の報告への返事で許可ももらっているのでありがたくタクシーを使わせてもらった。
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