サクラバは魔女である。 サクラバは魔女である。
正確に言えば、魔女の母と鬼の父を持つ、最強の生物である。
フルネームは桜庭氷雨。ワンパンマンの世界では便宜上、サクラバと名乗っている。
元々普通の会社勤めだったが、転生したファンタジー世界の半分を滅ぼし、異世界転移をしてきたという経緯だ。
前述したが、サクラバは最強である。
いや、最強だった。
サイタマという、脳が理解を拒むほど強すぎる、無敵の生物には負けてしまった。
サクラバは大人しくなった。人間のように生活を営み、ときおりヒーローの手助けをし、普通に暮らしていた。
そんなサクラバの前に、ワンパンマンの世界に本来登場しない人間が現れた。
「あれは誰だ?」
「最近ヒーローになった…えーと、###だったか」
「ほう」
ワンショッターに聞き、サクラバはやけにキラキラしたオーラを放つ女を見て目を細めた。
「なんか、可愛いなァ…」
「目を覚ませ」
爪の先まで隙がない美しさを放つ長く色白な指をパチン、と鳴らすと、オーラが消え去ってワンショッターの目がパチクリと瞬く。
「あれ? そうでもないなァ…?」
「私を見ろ、ワンショッター」
「……はァ…やっぱ、美人さん」
「フフ。そうだろう、そうだろう」
魅了魔法か。そんなものを使わないと誰にも振り向いてもらえないほどの不細工というわけでは無さそうだが。
サクラバは使い魔である虫を###につけ、目の前の薄いミルクティーを飲み干した。
*
「ゾンビマン! お待たせ」
「おう。今来たところ………? ###、疲れてるのか?」
「え? ううん、元気だよ?」
「いや……なんか疲れて見えてな」
虫を通じて会話を聞いていたサクラバは、喉の奥でクツクツと笑った。
魅了魔法が解けた女に魅力を感じないことを”疲れている”と表現してやるゾンビマンのなんと心優しいこと。
「やあ、ゾンビマン」
「サクラバ! 偶然だな。こいつは最近ヒーローになった###だ」
「よろしく」
###はサクラバの登場に目を丸くして、次に鋭く睨みつけた。まるで負け犬の抵抗のようだ。
サクラバに体を向けて、自分には目もくれないゾンビマンに、###は誰にも聞こえないように小さく舌打ちしてどこかへ行った。
あちらは確か、金属バットの学校の方向だ。
サクラバはゾンビマンと喫茶店で喫煙を楽しんでから追いかけることにした。
*
校門で待つ###の横を平然と通り抜け、昇降口へ向かうサクラバに、###は思わず声を上げた。
「ちょっと! 勝手に入るのはダメでしょ!」
勝ち誇ったような顔をしながらスマホで録画をする###に、サクラバは首にかけたストラップを摘んでフリフリと見せつけた。
学校への入場許可証である。
「な、なんでそんなの…!?」
「ここの校長とは顔見知りでね」
昇降口まで降りてきた金属バットは、サクラバを見てパッと顔を明るくした。
「姉さん! なんでここに!」
「たまたまさ。そんなに嬉しいか?」
「嬉しいに決まってんだろ!」
「愛いな」
「へへっ」
金属バットはサクラバによく懐いていた。
恋愛的な意味ではなく、不良で言うところの”姉御”的な意味で。
「お? …あー…。###、次からは来なくていいぜ。用がある時は俺から連絡するから」
「え、なんで…? なんか今日、変かな、私…」
「変…うーん、なんつーか…今までが変だったかも…?」
その通りだ金属バット。
人間の中にも鋭い感性を持つ者はいるのだと、サクラバは心の中でうんうんと頷いた。
*
「また貴様か。先生の弟子は俺一人で十分だ」
ジェノスは何も心配なかった。
彼はどこまでもサイタマが一番で、魅了魔法なんて一ミリも効かないようだ。
「虐めてやるな、可哀想だろう」
「はっ! サクラバさん! いえ、虐めてなどいません」
「そうだな、サイタマの教育が良いからそんなことしないよな。私が悪かった」
「…ッ!! サクラバさんが悪いことはありません!」
サイタマの教育が良いと褒められたことを喜ぶべきか、サクラバが悪いという発言を否定すべきか迷った末、ジェノスは後者を選んだが、その顔はほくほくと嬉しそうに微笑んでいる。
「…あなた、サクラバ? だっけ? 私のストーカー?」
「そうとも言えるな」
「あんたなんかしたんでしょ? あんたも同じ…」
「同じ?」
「…チッ」
今度の舌打ちはよく聞こえた。
「貴様今サクラバさんに舌打ちしたのか…?」
「えっ!? あっ、ち、違うよ! してない!」
「してないそうだ。そういうことにしておいてやろうじゃないか。サイタマなら気にせんからな」
「そうですね!」
明らかにサクラバに懐いている様子のジェノスから目を逸らし、###は歯を食いしばりながら走り去っていった。
*
災難だ。
行く先々で煩わしい女がいる。
女の名はサクラバ。
いつからこの世界にいるか、正確なことは分からない。しかし、###にとって邪魔な存在だということだけはハッキリとわかった。
全てのキャラが、自分を見なくなった。
魔法使いが付けてくれた魅了も、サクラバが現れてから全く効果がない。
数日経っても状況は良くならなかった。
「全部あんたのせいよ!!」
「ん?」
###はブルーファイアと話していたサクラバに突っかかった。
「あんたが何かしたんでしょ!」
「サクラバ先生に何の用だ」
「先生…!? キャラに先生って呼ばせてんの!?」
「好きで呼んでるのになぜそんなことを言われなければならないんだ?」
というかキャラとは一体何なんだ。
ブルーファイアの額に青筋が浮び上がる。
何を主張しているのか理解できないが、憧れの超能力を教えてくれる師を悪く言っているのはよく分かった。
「愚かな」
「やめろブルーファイア。新人狩りは悪いイメージがつく。美味しいケーキでも食べに行こうじゃないか」
「…そうですね、先生」
眉間のシワが平らになったブルーファイアを見るサクラバの目は、慈愛に満ちた母親のように優しかった。
###はそれが非常に気に食わない。
A級なんて所詮モブなのになんで関わってんの、理解できない、ムカつく。
要するに、キャラをそこにいる一人の人間として、立場関係なく平等に接しているのが、器の違いを見せつけられているようで何より腹立たしかったのだ。
それに加えてあの美貌。
トリップ特典をいくつ貰ってるんだ、不平等だ、ずるい。
そんな気持ちが###の心を蝕んでいった。
「あの女…」
絶対にキャラクターを誑かしている。
自分が夢主なのだから、あれは間違いなく悪女だ。
悪女の洗脳からみんなを助けてあげなきゃ!
*
「この悪女! みんなを誑かして何が狙いなの!?」
###はA級ヒーローとサクラバの飲み会に乱入し、ビールを飲んでいたサクラバの胸ぐらを掴み暴言を吐いた。
しかしすぐ近くにいたスマイルマンが###の腕を掴み、サクラバを庇うように割り込んだため、すぐに引き剥がされることになった。
「何がそんなに気に入らないの?」
「だって! その位置にいるのは私のはず…!」
「あなたは呼んでないですよ。協調性ないですし」
バネヒゲが辛辣な言葉を吐く。
A級ヒーロー以下には挨拶もせず、S級ヒーローに媚びを売って誰にも相手にされていない同僚など、飲みの席に呼ぶわけが無い。
もちろん、###の代わりにサクラバを呼んだ訳でもない。
補足だが、###のいう”その位置”というのは、この一撃世界における逆ハー夢主ポジションのことだ。
「ああ、ボタンが」
「え?」
言い争いなど全く気にした様子もなく、サクラバはシワになった胸元をさすっていた。
「……」
ヒーローたちの目線がサクラバの胸元へ向く。
豊満な胸の谷間が顕になっており、それはそれはたまらない状況になっていた。
A級ヒーローといえど、所詮ただの男である。
「……帰ってくれますか?」
「なっ…!? この…!」
「少し黙っててもらおう」
しー、と人差し指を立てて、サクラバはその指を###の唇の前に近付け、次に『あっち向いてホイ』のように手首を横に曲げて出口を指した。
「…ッ!? ……!」
「バイバイ」
###が大人しく店を出て行き、数秒の沈黙。
「さ、皆さん。気にせず飲み直しましょう」
バネヒゲが手を叩いて場をリセットしてくれたおかげで飲み会は再開し、サクラバの隣のスマイルマンはほっと胸を撫で下ろした。
「結構絡まれてるんでしょ?」
「ああ」
「サクラバがS級と絡んでるから嫉妬してるんだよね」
「嫉妬…と、憎悪だな。どうにかして私を排除したいらしい」
「あいつヤバいな。協会に報告しておくよ」
「ありがとう」
後日、ヒーロー協会からの警告通知書を渡された###が荒れたのは言うまでもない。
*
ゴーストタウンにて。
「サクラバ」
「どうした、サイタマ」
「ちょっとは相手してやれよ」
サイタマの目線の先には、一生懸命薙刀を振り回してサクラバを攻撃している###がいた。
「!! ! …! ……!!」
「なんか言ってるぞ」
「ミュート中だ」
「容赦ねえな」
バリアと消音のせいで###の行動は全て無意味。
サクラバに付きまとい、何やら喚き散らしてひたすら斬りかかっているが、全く効いていない。
「最近ずっと付きまとわれてんな」
ジェノスからも、サクラバがやけに絡まれる話は聞いていた。一方的な逆恨みという認識で間違いないらしい。
「私も煽ったからな。仕方がないさ」
「どんな煽り方したんだよ」
「狙っている男と仲良さげな姿を見せつけただけさ」
「……ふーん」
「なんだ、妬いたのか」
腰を抱き寄せ、顎を肩に乗せるサイタマに、サクラバは身を預けて目を伏せる。
###はいつの間にか居なくなっており、二人は顔を見合せて姿を消した。
*
ゴーストタウンのラブホテル。
裸になった二人がベッドの上でピロートークをしていた。
「こんだけ出してんのに、できねえの?」
下腹部をさするサイタマに、サクラバは微笑む。
「いずれな、考えてやろう」
「あ、やっぱ魔法? 今回こそはと思ったんだけどな」
「…子などいなくても、私はいなくならないよ」
「……」
最強であること以外、この男はどこまでも普通の人間だな。
束縛などしなくとも、そばにいてやるのに。
黙って抱きしめてくるサイタマに身を預け、そっと目を閉じた。
*
「今日こそ正体を暴いてみんなの目を覚まさせるんだから!!」
街のど真ん中で宣言した###は、今まさに夢小説のヒロインとして輝いている自分に酔いしれていた。
これから悪女を倒して逆ハールートを進むのだと、希望に溢れた瞳を輝かせて。
「ちょっ、やめろ! マジでヤバいから!」
「馬鹿なのか!?」
スティンガーと雷光ゲンジは目を丸くして###を止めようとするが、ヒーローとして活動しているだけあってそう簡単には止められない。
サクラバの強さを知っている二人は内心ヒヤヒヤして仕方ないものの、###は二人を押し退けて目の前にいるサクラバに掴みかかる。バリアもミュートもない。ようやく触れた相手に薙刀を振りかざした。
ガキィン…!
「…は?」
折れた刃が宙で回転する。
コンクリートに落ちた刃を、デスガトリングが拾って呆れた顔をした。
「一般市民に向けるな、こんなもの」
「…!?」
一般市民、だって?
そんなわけない! 力いっぱい剣を振り下ろしたにも関わらず傷一つつかない女を、一般市民と呼ぶデスガトリングを信じられない。
「こいつは一般市民なんかじゃない! バケモノ!」
「…確かに俺たちの何倍も強いから納得出来ないだろうが、立場は一応普通の市民だ。守るべき…いや、守る必要はないが、少なくとも攻撃する対象ではない。ヒーローが何をやっているんだ」
「…ッ! うるさいな! 雑魚モブのくせに」
「!」
雑魚モブと言われたデスガトリングは、一瞬目を見開く。
S級ヒーローにコンプレックスを抱く彼には刺さる言葉だ。口を開きかけて、閉じ、目をそらす。
その様子に###は満足気に鼻で笑った。性格が悪いと、スティンガーと雷光ゲンジは引き気味に眺める。俺たちより下のお前が言うなと、言い返してやりたい。ただこの様子だとまた訳の分からない発言をされてしまうのは目に見えているため、堪えるしかない。
「頭を下げて謝罪しろ」
「はあ? なんで」
一言も発さずに静観していたサクラバが、その美しい顔に少しだけ怒気を含ませ、###に放った。
「その暴言は私が許さん」
「! サクラバ…」
「雑魚モブでしょA級ヒーローなんて! 負けてばっかりで地味で人気もないんだから。そのくせ私に楯突いて」
「えっ、俺たち結構人気あると思うんだけど」
「何様のつもりなんだ…」
A級ヒーロー三人はドン引きした。
要するに『アテクシの気に入らないやつはみんなdisってもいい』ということか。
いやどういうこと?
サクラバが気に食わないから、その周りの俺達も敵ということで合ってる?
「あまり深く考えるな。これはそもそも思考回路が珍しい部類の人間だ」
「これ!? 今私の事これって言った!?」
「言った言った」
途端、###の顔は凄まじいほどに歪んだ。
そしてその瞬間を、駆けつけたゾンビマンが見てしまった。
「うわっ」
「……ゾンビマン!? あっ、えっと…この人に酷いこと言われてぇ」
酷い言動をしたのは###の方である。
今更ぶりっ子しても遅いのが、本人はまだイけると思っているようで、歪んだ顔に引いているゾンビマンに上目遣いをした。
「…サクラバに絡むのはやめとけ。な?」
「守ってくれるの? やっぱり私のこと……ううん、なんでもない」
ダメだこいつ。
『好意に気付いてるけどあえてスルーするムーブ』をした###に、その場にいたサクラバ以外の誰もがそう思った。
余談だが容姿は悪くないため、相手を選べば実らないこともない。性格をどうにかすればの話であるが。
「ところで、デスガトリングに言った雑魚モブという酷い言葉についての謝罪はまだか?」
「そんなこと言ってないのに…信じてくれる?」
「###、ちゃんと謝っとけ」
「ッ」
なんでみんなこの女に甘いの!?
###は誰か味方にできそうな者はいないかと辺りを見渡し、ギョッとした。
市民たちが皆同じ無表情で自分を見つめているではないか。
「…ひっ」
市民たちは一斉に同じように右腕を前に出し、人差し指を###へ向けた。
「嘘つき」
「嘘つき」
「嘘つき」
老若男女の声が無数に重なり、###の鼓膜にこびり付いていく。たった数秒、か弱い市民たちに指を刺されて嘘つき呼ばわりされているだけなのに、心が乱れてどうしようもなく苦しくて、呼吸が荒くなって普通に立てなくて、耳を塞いで思わず叫んだ。
「やめて!!」
「嘘つき」
「違うの!!」
「嘘つき」
「この女が悪いの!! 私が夢主なのに!! 私の好きなキャラ取るから!!」
「あばずれ」
「!?」
「あばずれ」
「あばずれ」
「あばずれ」
どうしてそんなことを他人に言われなくてはいけないのだろう。
そうだ、私は今、ヒーローだ。一般市民より強い存在だ。
私を悪く言うやつは全員殺してやる。
###は薙刀を握った。根元に残った刃でも十分だ。
振りかぶって、そして。
ドンッ…
「……えっ?」
膝を撃ち抜かれ、###はその場に倒れた。
目を後ろに向けると、銃を下ろしたゾンビマン。
「なん…で?」
「市民に実害が出るからだ」
「…ッ先に、あいつらが…っ!?」
あいつら、と呼ばれた市民たちは、もう指を刺しておらず、こちらを見もせず、いつも通りにただ歩いていた。
「…ッ…いたいよぉ…」
わけがわからない。なぜ自分が、自分だけがこんな目に会わなくてはならないのか。
手配された護送車が到着し、被害者面をしてボロボロと涙を流す###を乗せて走り去って行った。
やっと訪れた平穏。彼女はもう、表に出てこないだろう。
「あっ! ヒーローだ!」
子供の無邪気な声が聞こえる。
スティンガーは笑顔を作り、手を振る子供に手を振り返した。
「一体、いつから?」
デスガトリングはサクラバに問う。
「どうでもいいじゃないか、そんなこと。それより君への謝罪がなかったな。さすがの私も、無いものは引き出せん」
「…上辺だけなら、できるんだな」
「んー、そうだな。結構育ったから」
一週間後には突き破って出てくるぞ。
…ああ、『お気に入り』でよかった。
*
強化ガラスの向こう側、無数の虫にまみれて死んでいる###の肉塊があった。
「開けてもらおう」
「は、はい」
虫だらけの部屋に臆することなく入り、サクラバは自身の胸骨の上部から臍までを指でなぞる。なぞった場所が左右に開き、奥が見えない闇が覗いた。
闇に虫が吸い込まれていく。いや、元いた巣へ帰るように、自分から入っていく。
あれが『虫籠』か。おぞましい光景なのに、目が離せない。
数秒で肉塊も虫の群れも、綺麗さっぱり居なくなってしまった。
「このあとタツマキとアフターヌーンティーなんだ」
「そ、そうですか、お気をつけて」
怯える協会職員に背を向け、サクラバは外に出て耳に指を当てた。
「やあ、モニカ」
『あら、先生。お元気そうでなによりです』
モニカと呼ばれた女は、優しげな声色をワントーン上げて、心の底から嬉しそうに応じた。
「魅了魔法、随分緩かったな」
『支払いを渋られました。それに、性格もよろしくなくて。餌にしかなりませんよね』
「栄養価はそれなりだったよ」
『一応転生者でしたから。本当は八咫烏さんに流しても良かったのだけれど』
「活きがいいのはそうしてやってくれ」
『はい、先生。たまには帰ってきて下さいね』
「そうだな、来週には帰ろう」
『楽しみにしてますね』
たまにはああいうのも、悪くない。
世界を跨いだ通話を切り、ティーハウスへと向かった。
【解説】
・最初につけた使い魔は寄生虫
→理性の低下や凶暴化を誘発するため大胆な行動をした。
###の行動が筒抜けだったのはそのせい。
・魅了魔法
→前の世界の弟子であるモニカが小銭稼ぎでかけたものだと最初からわかっていた。
・市民の嘘つきコール
→寄生虫の能力。ゾンビマンが###を撃った後、護送車が到着し###を回収して少し経つまで誰も反応しなかったのはサクラバの仕込み。解除したため市民の反応が正常に戻った。
「一体、いつから(寄生虫を市民に仕込んだ)?」
「(本人が思っても)無いものは引き出せん」
「上辺だけなら、(謝罪させることが)できるんだな」
「んー、そうだな(→肯定)。(###に寄生させた使い魔が)結構育ったから、一週間後には突き破って出てくるぞ」
「(サクラバの)お気に入りでよかった(→危害を加えられないから)」
最終的に寄生虫に骨まで食われ、サクラバの糧となった哀れな夢主でした。
【サクラバの技】
・虫籠開放、鳥籠開放、水槽開放、その他開放
→体内の異空間に使い魔を収納しており、必要な時に出している。基本的に虫ばっかり使う。
・魔法
→それっぽいことは大体できるが、何故かサイタマのハゲは治せない。回復魔法は苦手(怪我しないから)。
・ブルーファイア
→この世界での弟子。サイタマの真似をして19歳のブルーファイアを弟子にとった。ちゃんと可愛がっている。