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    💙が💜にある事を教えてあげる話です。
    (他のメンバーは出てきてませんがシェア🏠してます)

    #Ikeshu

    教えてよ 今日の配信が終わり、喉が渇いたなとリビングに向かえばスマホの画面を真面目な表情で見詰めるシュウがいた。マグカップに紅茶を注いでシュウの隣に座った。
    「シュウ、どうしたの。そんな真剣な表情して」
    「ん?キスマークの付け方検索してんの」
    「は!?誰につけんの!?」
     シュウの返答にぎょっとしてマグカップを落としそうになる。危ないよ、とシュウがマグカップをおさえてくれたお陰で、僕と床が濡れることを防いだ。ごめんと謝りながらマグカップを持ち直し、動揺しているのを落ちつかせるために、紅茶を口に含んでカラカラになった喉を潤す。息を吐いて視線をシュウに戻せば、次は変な汗が出てくる。それもそうだ。僕はシュウの事が好きだから。好きな人に好きな人がいて、その人に付けたいから勉強しているなんて言われたら、今すぐにでもここから飛び出したい気分だ。
    「え、誰にもつける予定ないけど…?」
    「じゃあなんで検索かけてんのさ」
    「この間、アイクが配信でキスマークの話してたでしょ?急にそれ思い出してさ、気になっちゃって」
     どうやら僕が心配していたことではなかったらしい。それはよかったんだけど、僕の配信聞いてたんだ…。僕が自分にキスマークをつけた話も聞いてたってことだよね…?どこか気まずい気持ちになって目を逸らす。
    「そ、そうなんだ。えーと…検索してわかったの?」
    「んーん、わかんないや。文字で書かれていても実際やってみないとわかんないし」
     あ!っと声を上げるシュウ、いいこと思いついたと表情が物語っている。携帯をサイドテーブルに置いて僕の方に身体を向ける。
    「アイク!教えてよ!つけれるんでしょ?」

    🐈

    「…こうやって、吸い付いて」
     僕は今、シュウに頼まれてキスマークの付け方を教えている。どうして好きな人にこんな虚しいことをしなければいけないのか。今はつける相手がいなくても、今後そう言う相手ができた時に、簡単にキスマークをつけれるなんて嫌だ。悶々としながら僕はちゅぅ、と音を立てて己の手の甲に吸い付く。唇を離せば先程まで唇を当てていた箇所に赤い痕が付いている。どう?というように手の甲をシュウに見せればシュウは頷き、見よう見まねで自分の手の甲に吸い付いた。
     しかし、結果は虚しく手の甲には何も付かなかった。どうしてだと言いたげな表情を浮かべたシュウは、もう一度チャレンジして同じ箇所に唇を当てて吸い付いた。が、結果は同じ。
    「えー、何でつかないの」
    「付きにくい体質なのかな?」
    「そうなのかな〜…」
     むっと唇尖らせながら、腕を前に出して手をマジマジと見詰める。太陽の光を知らないと言っても過言ではない程白い手には、勿論痕など残っていない。はぁっと大きく溜息をついて腕を下ろす。
    「やっぱさ、実際にしてもらわないとダメなのかも」
    「ん?」
    「アイク」
     嫌な予感がする。逃げなければ、と身体を後ろに引けば、糸でもついているのかと同じようにぐっと身体を前にしたシュウがキラキラと瞳を輝かせて見詰める。
    「キスマーク、アイクがつけてよ」

    🐈

    「え、ここ?手の甲じゃなくて??」
    「うん、手の甲より首とかの方が付きやすいんでしょ?アイクが見えないのは残念だけど、ちゃんと付くんだって思いたいし」
     でも、ちょっとだけ怖いから手を繋いでほしい。そんなこと言われたら繋がないわけにはいかない。正直いうと、こんなに美味しい状況を逃したくない。シュウの手に触れると照れたのか頬を染めて少し顔をそむける。今からすることの方が恥ずかしいと思うけど、手が触れ合っただけで赤くするシュウが可愛くて仕方がない。
    「じゃあ、いくよ?」
    「うん…」
     シュウの手をしっかりと握って身体を寄せる。これだけ距離が近いと僕の心臓の音が聞こえないか心配になる。首筋に顔を埋めて、一度痕を残す場所に口付ける。その箇所を濡らすため、舌を出して軽くなぞるとシュウがあからさまに身体を震わせる。大丈夫だよ、落ち着いて、シュウの手に指を絡めて空いている手を背中に回して、とんとんと一定間隔で撫でる。強張っていた身体が解れてきたのを確認すれば、音を立てて首筋に吸い付いた。ゆっくりと唇を離しては、首筋についた痕を確認してもう一度だけそこに口付ける。自身の携帯を取り出してインカメラにすればシュウに見えるように写す。
    「…ついてる」
    「ついてるよ」
    「ありがとう、アイク」
    「…どういたしまして。…あ、僕、その、用事思いだしたからいくね?じゃあまた!」
     シュウの首元に僕が付けたキスマークがある。好きな子の首に所有物の証。そう思うと、先程までの行為は途端に恥ずかしくなってくる。顔に熱が集まってくるのがわかり、それを見られたくなくて慌てて部屋から飛び出した。自分の部屋まで走って戻った途端、力が抜けてその場にへたり込む。シュウからして欲しいと言われたけど僕は何をしているんだ。明日からシュウの顔がまともに見れる気がしない。

    🐈

    「アイクが、僕につけてくれた…」
     鏡の前に立ち、先程付けられた首筋の痕を愛おしむように撫でる。恍惚とした表情を浮かべながら、部屋を出る前のアイクの表情を思い出す。羞恥で頬を染めて、僕の顔が見れないのか目線を泳がせながら慌てて出ていったアイク。あんな姿なかなか見ることができない。メンバーの中で唯一、僕だけが見れる姿だ。アイクが触れてくれた手を撫で、そこに唇を押し付けた。ねぇ、次はどんな表情を見せてくれるのかな。
     唇を離したそこには赤い痕が残っていた。
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