俺が食べてる側なのになんで・・・?「なぁ、重いんだけど」
「そうか」
「話聞いて・・・?」
用事も特になく久方ぶりに家でのんびりと過ごしうたた寝して起きたら旬に拘束されていた
いやどうゆう事だこれ・・・
俺を抱き枕の如く膝に乗せ抱きかかえ、全体重を遠慮なく掛けてくる旬から抜け出そうともがくが脚の間にいる旬の体が邪魔で中々身動きが取りにくい
それでなくともガタイの良い旬に対面から拘束されてて若干息苦しい
「あの・・・旬?」
モゾモゾと怪しい動きをする旬の手に冷や汗が流れる
「お前、その・・仕事は?」
「全部任せてきたから大丈夫だ」
「いやダメだろそれ・・・諸菱君にもう少し優しくしてやれよ」
「・・・・」
「いっ、痛い痛い・・!」
少しでも怪しい雰囲気を払拭しようと別の話を振ったがどうやらお気に召さなかったらしく、ミチミチと結構な力で締め上げられる
旬的には可愛く抗議しているのかもしれないが、俺が鯖折りになるから切実にやめてくれ・・・
痛がる俺を気にせず、旬は肩口に頭を擦り寄せ時折べろりと舐められる感覚にゾワゾワと背中が泡立つ
「あの・・・旬さん・・?」
「明後日まで母さんと葵もいないだろ」
「え、、あぁ・・・旅行行って、ますね」
「シュンも仕事ないだろ・・俺も仕事がなくなった」
「たんまっタンマッ!!ちょっと落ち着こう・・・な?」
本格的に身の危険を感じてワタワタと旬から抜け出そうとするが旬に太ももをガッツリ拘束されてて逃げられない
後ろに逃げようにも、背後が壁で退路がない
「本当待て!やめろお前!!」
先ほどよりも大胆に動き始める旬に焦る。せっかくの休日に無駄な体力は使いたくない
「逃げてたシュンが悪い」
「ひっ!!?」
べろりと耳を舐められ体が跳ねる
旬の的確な責めに熱を持ってしまい、前屈みになってしまう
「シュンはそのままでいいぞ、ちゃんと全部食ってやるから」
「明日しごとッ」
「代わりに俺が行ってやるから問題ないな」
沢山愛してくれるよな・・・シュン?
優雅に笑う旬に俺はただひきつった顔しかできなかった