Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    @ay8mk5dg

    🔥❄️ ⛓️🌧️ 成人済
    Twitter
    https://twitter.com/ay8mk5dg

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 36

    @ay8mk5dg

    ☆quiet follow

    兎ディルガイバニーネタ進歩 2
    己を顧みない❄️に怒る🔥がした行動は……
    見てくれる方がいらっしゃることに驚いて続きを上げました。(反応あるともっと捗ります)

    #ディルガイ
    luckae
    #bunny
    #バニー
    bunny
    #バニーボーイ
    bunnyBoy

    兎ディルガイバニーネタ進歩2「しかしいざ実際着ると流石に慣れないな……」
    「おい新入り!カクテルを奥の部屋に持っていけ!すぐにだ!」

     バックヤードに隠れていればサボりは許さないとばかりに指示が飛んでくる。すぐにボーイの元へ向かうと大物が来ているからか強張った顔が数人分のカクテルを差し出していた。

    「奥の部屋?大事なお客様が来てるから新人は入るなって言われたんだが?」
    「そのお客様が新人を所望してるんだよ。動けるのはお前くらいしかいない」

     他のキャストは客とキスやら奉仕やら……つまり手が空いている素人はお前くらいしかいないのだから働いてこいということだろう。入ったばっかりだというのに随分扱いが酷い職場である。

    「粗相のないようにな」

    ……つまりはそういうこと。たっぷりと客の相手をしてこいということだろう。男だろうと拙僧がない客だが好機とばかりにガイアは奥で接待が開かれているだろう部屋に向かった。




    「……」

    やられた。意外と簡単に潜入できるかもしれない、ラッキーだなと思って部屋に入って挨拶をした瞬間目の前が真っ暗になり、これである。何が案外簡単にいけそう、だ。自分自身に呆れ果ててしまう。


    「……あのなぁ。いくらなんでもこれはやりすぎだ……おまけに俺一人で潜入してたんだぞ。どうするんだ」
    「君ならどうとでも誤魔化しがつくだろう」
    「闇夜の英雄殿はお気楽でいいな。俺は明日の机の上を考えると頭が痛い」
    「僕はもう騎士団じゃないからな」

     流石に不味いと背中がヒヤリとした瞬間炎が飛び込んできたと言った方が正しかった。視線だけで人が殺せそうな闇夜の英雄が扉ごと大剣でぶった斬って部屋に突入して来た時は何事かとも思ったがあれよあれよとチンピラ達を一掃し、バニーのガイアを俵のように担ぐと置き土産のように店に炎を放って爆発させて逃げて来たという訳だ。今は森の猟師小屋にて身を潜めているという訳である。

    「しかし本当に何だその姿は。騎士団はいつからそんな見苦しい一団になった」
    「一緒にするな。俺の独断だよ」

     眉間に皺を寄せながらもしげしげと眺める闇夜の英雄もといディルック。ディルックが指摘するくらいにはガイアは際どい格好をしていたのだから冷や汗を掻きつつ、ガイアはディルックに懇願し、冒頭の言葉に戻るのである。


    「……そろそろこの姿をどうにかしたいんだが」

     いつまでもディルックに足を出して縛られている姿を晒したくない……というよりも縄で縛られた手を解かずに俵巻きにして持ち帰った時点で若干嫌な予感はしているのだがこれ以上醜態を晒さないとばかりに解いてくれた暗に言う。そろそろ寒いのだからと文句を言えば義兄は更にムッとした顔をする。

    「君は自分が何をしたかわかっているのか?」
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    ❤💕🐇🐇🐇💙💖💖
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    @ay8mk5dg

    PROGRESS兎割烹ディルガイ 南国出張帰り進捗

    出張帰りの旦那様を迎えてくれる女将と赤毛兎のお話し進捗
    兎割烹ディルガイ 南国出張帰り進捗「おかえりディルック‼︎今回はどこに行ってきたんだ?」
    「今回は南国の方なんだけど……正直本土の方が涼しい気がするよ……」

     はい、お土産、とばかりに紫芋のクッキーとミミガーと豚の角煮の真空パックに島豆腐のセットを渡してくるディルックに美味しそう‼︎ありがとう‼︎とにこやかに慣れた様子で受け取る女将。側の赤毛の兎は最早また貢物をしている……最早下手な兎よりもお気に入りの雌に貢いでいるのではないか。と呆れつつも、この男がくる日はガイアがさっさと本日閉店の看板を下げて、酒を取り出し、ディルックだけの定食を作りだすのだから全く……こちらも兎よりもわかりやすいと聞き耳を立てて、今日このタイミングで訪問する可哀想な客がいないか玄関の方を見張っているしかできないのである。外食ばかりだったという男に、栄養バランスのあるものがいいな‼︎何がいいかなと冷蔵庫を見てウキウキしているガイアが幸せそうならいいのだろうかと呆れ返り、自分は美味しい夏野菜でももらわないと割りに合わないとばかりにお野菜‼︎とY字の鼻をフンスフンス‼︎とガイアの足元にくっつけるのである。
    1192

    @ay8mk5dg

    PROGRESSメイドの日ディルガイ。主にワイナリーメイド長のエピソードからわかる幼少期の二人のお話(イベストネタバレ有り注意)
    メイドの日ディルガイ進捗「ふふっ、ガイア、僕に隠れて何してるの?」
    「義兄さん……!」

     アカツキワイナリーが見える小高い丘の上で子どもが一人楽譜を眺めているかと思えばそれは小さな頭がもう一つ増えた。青い触覚は慌てて赤に目線を合わせたつもりだったが、背中から覗き込もうとしていた赤い毛玉は気にすることなくぴょこ!と義弟であるガイアの隣に座るのだ。

    「はい、お水とサンドイッチ。多分ここだろうと思ったからね。適度にお休み入れないと疲れちゃうよ」
    「ええと僕……」
    「ガイア、最近僕から離れて一人でいること多いんだもの。なにしてるか気になるでしょ?」

     晴れた日に小高い丘の上で小さな子供が紙と睨めっこをしながら一人でいる姿など、最近のラグヴィンド家の様子を知っている者ならば何をしているか一目瞭然なのだが、この活発な跡取りは中々納得がいかずに本人に突撃してくるのだから、性格がは対称的と言われる所以である。それでも大人たちに何か言われたのか子供でも持てるサイズのバスケットを持参してきたのだから、出会った頃あたり構わず連れ回していた頃よりは成長したのだろう。メイド特製のレモネードをコクコクと飲みながらガイアは練習疲れを癒すため。ディルックは冷えたままがいいだろうとばかりに走ってきたので熱冷ましに。結果2人とも喉が渇いていたので一気にコクコクと飲み干してしまったのだ。
    1424

    related works

    recommended works