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    ON6969

    @ON6969

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    しの@うる★

    SPUR ME2022/12/6更新。
    ず〜っとちまちま書いてる話(ちょっとしたきっかけから竜ちゃんが渚への恋を自覚する話with専属アドバイザーサクラさん)年内に終わらせたかったけど終わるかなぁ、と思い始めたので尻叩き用に冒頭だけ。
    でも年内に終わらないと思いますね!😎私がもう3人くらいいないと無理。
    1.こんなに好きなのにまさか自分がこんな早くに死んじゃって幽霊になるなんて、思ってもみなかった。
    でも幽霊になれてよかった。
    ずっと会いたかったあなたにようやく会うことができたから。
    そりゃあね、生きてる姿で会えたらもっと言うことなかったんだけども。しょうがないわ、死んじゃったもの。
    神様って、すごく意地悪なのね。



    死んでからの一年間、あの小さな島でずっと同じことの繰り返し、そりゃあお腹も空かないし眠くもならないけど、あーあ幽霊ってこんなつまらないんだわあって思ってた。テレビもラジオもないし、元々人里から離れた小さな島だから人間は誰も寄り付かないし。
    夜の海は真っ暗闇だし、退屈でたまらなかった。
    あたしもお父さまも何も変わらないのに、時間だけは毎日過ぎていって夜空に浮かぶ月の形も星の場所も少しずつ変わっていくのを眺めてたわ。
    1201

    キツキトウ

    DONE2023/8/18
    山の中で笑う。誰にも見られたくないから。

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    お題ガチャ:https://odaibako.net/gacha/8955?id=20b52a0a6442401a96b515b882a609b2
    息抜き書きもの2。
    8/13が怪談の日だったの忘れてて、その日に何か投げれば良かったなと(少し前に呟怖絵また描こうかなと思ってはいた)。季節もの何時も遅刻する人です
    終煙怪奇譚:「山笑」――自分は森や木々の中を歩くのが好きで、ふとした時に山を登り歩く事が多かったのです。
    まぁ、本格的に登る人達のように、そう高い山を登る事は無いのですが。所謂ハイキングに近いのでしょうか。
    基本的には低すぎず、それでいて高すぎない山へ向かい、森の中の空気を楽しむんです。

    その日も知人と共に生きたい場所へ目星をつけ、森の中を進んでは景色を楽しんでいました。
    ただ登りも半分を過ぎ、森深い中を知人から少し離れては進み、疲労を産み始めた身体を感じてはそろそろ沢が見えてくる筈なので、そこで休息を取ろうかと考えていたんです。

    ふと辺りを見回しました。
    淡い色の何かが木々に絡まっているのが見えたんです。
    「何だろうか、自分の知らない植物でも絡んでいるのか」「ああ、絡まっているという事は蔦か何かなのだろうか?」と思いながらも後で知人とそれについて話したり、帰りがけにでもまた確認しながら行けばいいかと一先ず目的の場所まで向かう事にしました。
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