Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    みぞれ

    @mizore_wx

    江澄のモンペ。たぶん曦澄が増えます。

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👏 😍 😇
    POIPOI 14

    みぞれ

    ☆quiet follow

    攻めふぇ
    18歳以上ですか?[Y/N]

    #曦澄
    #現代AU
    modernAu

    Age verification
    Tap to full screen (size:707x1000).Repost is prohibited
    🍌👍☺🍆☺😍🍆💖💖❤💗💘ℹℹ🇪®🅾😍🙏💕🍆🍆🍆🍆🍆🍆🍆🍆🍆🍆👍🍆🍆🍆🍆🍆🍆🍆🍆🍆🍆🙏🙏🙏🙏💜💜💜💙💙💙💖🍆❤🌋🍆💜💙☺
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    takami180

    DOODLE攻め強ガチャより
    「澄を苦しませたい訳ではないけれど、その心に引っ掻き傷を付けて、いついかなる時もじくじくと苛みたいとどこかで願っている曦」

    阿瑶の代わりだと思い詰めている澄
    vs
    いつまで経っても心を開いてくれないから先に体だけ頂いちゃった兄上
    「また」と言って別れたのは、まだ色づく前の、青の濃い葉の下でのこと。
     今や裸になった枝には白い影が積もっている。
     藍曦臣は牀榻に横になると、素肌の肩を抱き寄せた。
     さっきまではたしかに熱かったはずの肌が、もうひやりと冷たい。
    「寒くありませんか」
     掛布を引いて、体を包む。江澄は「熱い」と言いつつ、身をすり寄せてくる。
     藍曦臣は微笑んで、乱れたままの髪に口付けた。
    「ずっと、お会いしたかった」
     今日は寒室の戸を閉めるなり、互いに抱きしめて、唇を重ねて、言葉も交わさず牀榻に倒れ込んだ。
     数えてみると三月ぶりになる。
     藍曦臣はわかりやすく飢えていた。江澄も同じように応えてくれてほっとした。
     つまり、油断していた。
    「私は会いたくなかった」
     藍曦臣は久々の拒絶に瞬いた。
    (そういえばそうでした。あなたは必ずそうおっしゃる)
     どれほど最中に求めてくれても、必ず江澄は藍曦臣に背を向ける。
     今も、腕の中でごそごそと動いて、体の向きを変えてしまった。
    「何故でしょう」
     藍曦臣は耳の後ろに口付けた。
     江澄は逃げていかない。背を向けるだけで逃れようとしないことは知っている。
    1112

    takami180

    PROGRESS長編曦澄13
    兄上、自覚に至る(捏造妖怪を含みます)
     姑蘇の秋は深まるのが早い。
     清談会から半月も経てば、もう色づいた葉が地面に積もる。
     藍曦臣は寒室から灰色の空を見上げた。
     彼の弟が言っていた通り、今年は寒くなるのが早かった。今にも雪が降りだしそうな空模様である。
     藍曦臣の手には文があった。十日も前に送られてきた江澄からの文である。
     まだ、返事を書けていない。
     以前は書きたいことがいくらでもあった。毎日、友に伝えたくなる発見があった。
     それが今や、書きたいことといえばひとつしかない。
     ――会いたい。
     顔が見たい。声が聞きたい。朔月に飛び乗ってしまいたくなる衝動が襲う。
     もしこの欲求をかなえたら、自分は次に何を願うだろう。
     彼が寒室に泊ったときを思い出す。あの朝、たしかに髪に触れたいと思った。そうして前髪に触れたのだ。
     許されるならば、額にも、まぶたにも、頬にも触れてみたい。
     もはや認めざるを得ないところまで来ていた。
     断じて、彼が言っていたような義弟の代わりではない。だが、友でもない。あり得ない。
     ため息が落ちる。
     何故、という疑念が渦を巻く。己の感情さえままならない未熟を、どのようにして他人に押し付け 1845

    takami180

    PROGRESS続長編曦澄9
    嵐来る(羨哥哥が出ます。ホワイサンも名前だけ出ます)
     十日が過ぎた。
     藍曦臣から文はない。自分から文を出そうにも、何を書いたらいいか分からない。
     江澄はひと月は待つつもりでいた。
     そのくらい待てば、藍曦臣からなにかしら連絡があると思っていた。
     ところが、その前に思わぬ客を迎えることになった。
    「元気か、江澄」
     白い酒壺を片手に、門前に立つのは黒い衣の人物である。
    「何をしにきた。とうとう追い出されたか」
    「まさか! 藍湛がいないから遊びに来たんだよ」
    「いらん、帰れ」
    「そう言うなよー、みやげもあるぞ、ほら」
     酒壺が三つ、天子笑とある。
     江澄は魏無羨を客坊へと通した。
    「俺は忙しいんだ。夜になるまで、ここいにいろ。勝手にうろつくなよ。あと、ひとりで酒を全部飲むなよ」
     魏無羨は「はいはい」と返事をして、ごろりと床に寝転がった。相変わらず、図々しいやつだ。
     江澄はそれでも夕刻には政務を切り上げた。
     せっかくの天子笑を全部飲まれてはかなわない。
     家僕につまめるものを持たせて客坊へと向かう。途中、笛の音が聞こえた。
     物悲しい響きの曲だ。
    「お、江澄。待ってたぞ」
     江澄が顔を見せると、彼はすぐに吹奏をやめた。
    「おとなし 2640