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    緋翠結衣那

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    緋翠結衣那

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    春辺りからぼちぼち書いていたYOI小説。
    紙面での書き込みが終わったので(アナログ!)、ネット内に打ち込み中です。

    冒頭をこちらにアップしてみようという暴挙に走ってみました🤣

    #YOI

    ジャンプとキスとカツ丼「テメーら!イチャつくんなら他でやりやがれ‼︎」
    ユーリの怒鳴り声に、リンクで練習している面々が声のした方に振り返る。
    「ほら、ユリオに怒られた!いい加減にしてよヴィクトル‼︎」
    ユーリの怒鳴り声が聞こえると、次に声を上げるのは、困った様にヴィクトルを嗜める勇利だ。
    「え〜、だって俺、勇利のコーチだよ?側にいたって良いじゃないか」
    そして、悪びれもせず、勇利の叱声に答えるヴィクトル。
    と、いつもの三人のコントの様なやり取りに、他のリンクメイトは、「またか……」と呆れ顔になり各自の練習へと戻って行く。
    昨シーズンのGPF後、ヴィクトルは選手復帰を表明した。しかも、勇利のコーチも続投したままで、だ。
    この事で、世界中が再びヴィクトルの行動に驚かされる事になったのは、記憶に新しい。
    ヴィクトルの愛弟子こと勝生勇利はと言うと、引退を噂され、本人も引退する気でいた筈が、何だかんだで現役を続ける事になった。そして、ホームリンクを何処にするか等、二人で話し合った結果、これまた何だかんだと言いくるめられた感が否めないが、勇利がロシアに拠点を移し、ヴィクトルとユーリと同じチムピオーンのリンクで練習する事になった。
    この事に関しては、ヴィクトルが不在の場合でもヤコフが代わりに勇利をコーチングして貰えるのと同時に、オーバーワークにならない様、監視してもらうと言う思惑もあった。
    そして、今日もいつもの様に勇利は、チムピオーンの面々と共に練習に励んでいる……のだが、如何せん、ヴィクトルのスキンシップが強過ぎて、毎日の様にユーリに怒られる始末である。
    最初は周りからの困惑の目が絶えなかったが、そんな日々を重ねる内に、三人の茶番劇も、此処チムピオーンではお馴染みの光景になりつつあった。
    そうこうしている間に、額に青筋を浮かべたヤコフの怒鳴り声がリンク内に響き渡る。
    「ヴィーチャ!お前もいい加減真面目に練習せんか‼︎」
    ヤコフの怒鳴り声に、ヴィクトルの代わりに律儀に謝罪する勇利に、ユーリが「何でジジィの代わりにカツ丼が謝んだよ……」と、不貞腐れた様に怒られているのに愛弟子に引っ付いたままの皇帝を睨む。
    「ほら、ヤコフコーチにも怒られた。ヴィクトルも現役復帰したんだから、ちゃんと練習しないとダメだよ」
    ベリベリと音がしそうな勢いで勇利がヴィクトルを引き剥がし、その背をリンクへと押しやると、愛しの愛弟子に引き剥がされたヴィクトルは、仕方なくリンクへと戻って行く。
    未だ怒りの収まらないヤコフにヴィクトルは肩を竦め、反省の色も欠片もない謝罪をしながら自分の練習へと戻って行く背を見送りながら、勇利は溜息を吐きながら困った笑みを浮かべユーリに向き直った。
    「ごめんね、ユリオ。ここは長谷津じゃないんだから、今まで通りの馴れ合いじゃ駄目だよね」
    「わかってんなら、気を付けろよブタ!」
    いつもの様な、ぶっきらぼうな言葉を吐き捨てると、何処か腑に落ちない表情でリンクに戻って行くユーリを、勇利は「はて?」と首を傾げながら見送った。
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    緋翠結衣那

    DOODLE取り敢えず知っときゃ、何となく読めんじゃね?
    的な設定↓

    場所は、どっかの会社の部署。

    内藤さん→シリーズ上、皆の上司
    根岸→部下
    ※内藤さんと根岸はデキている。
    (根岸がダーリンで、内藤さんがハニーのBL話)
    根本→威張らない、皆の頼りになるエリートな部下。オイラのシリーズ上、何の物語も生み出してくれない主人公の片割れ。

    以上を踏まえて、ふわっと読んでもらえれば良いと思っている内容。
    人攫い内藤「どうして根本はこの会社に入社してきたんだろう……」
    根岸「どうしたんですか、急に」
    離れたところで仕事をしている根本を眺める二人。
    内藤「あんなに仕事ができて、人の上に立つカリスマを持っているのに、こんな所で燻ってるのが勿体無いと思ってな」
    根岸「あぁ、アイツは此処に、他社体験と人攫いに来てるだけです」
    オレはそれに付き合わされてるんですよ。
    と、事も無げにサラリと言う根岸。
    内藤「……は?」
    持っていたペンを落とし、ポカンと根岸を見る内藤。
    内藤「人…攫い?」
    根岸「アイツも中々面倒くさい立場なので」
    落ちましたよ、と内藤のペンを拾って渡す根岸。
    そこで理解不能に陥っている内藤に気付く。
    根岸「あ、言い方が悪かったですね。所謂ヘッドハンティングですよ」
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