両者どっちも譲らないアオオモ 1/27まずオモダカさんのクエスパトラがタマゴ産んでそう。朝起きたらオモダカの家でタマゴがコロンとあって
「あら、クエスパトラ。貴方のタマゴですか?誰との子ですか?」
尋ねるもクエスパトラがそっぽを向いて教えてくれないので全くもって想像が出来ない。
でもオモダカさんも生まれてくるのはきっと可愛いヒラヒナちゃんなのはわかるので
「大事に育てないといけないですね」
とバスケットにブランケットとタマゴを入れて職場までいくとポピーちゃんに
「タマゴなのですー!」
と言われる。
「今朝、家で見つかったので今クエスパトラが大事に温めているところです」
「誰との子ですのー?」
「わかりません。私のクエスパトラはプライドが高い子なのでよほどの相手だったのでしょうね」
そんな会話をしていると、ぞくぞくと四天王たちがクエスパトラが温めているタマゴに興味津々。
でも、相手の親がわからない。そんな時、アオキさんのムクホークがクエスパトラに近づいて何やらすりすり仲良くしているように見える。
「ムクホーク、いつからクエスパトラと仲良くなったのですか?」
というアオキさんの無意識の一言で、現場が騒然。
「え、嘘やろ、まじ?」
「成る程、同じ飛行グループなのでありえなくはないですよ!」
「トップのお友達と、アオキのおじちゃんのお友達が仲良しなんですね! とっても素敵ですのー!」
……は?
自分で言っておいて今更ながら自分のムクホークがよりによって上司のポケモンに手を出していた事実に嫌な予感がしてくるアオキさん。
「アオキ」
唐突に呼ばれて、ますます嫌だという気持ちが増していくも
「はい……」
と振り返るとそこにはにっこりと笑うオモダカさんの姿が……
「不思議ですねぇ、私のクエスパトラはプライドが高いのでなかなかあんな風に可愛いところを見た事がありません」
「そうですか……」
「ポケモンはトレーナーに似ると言いますが、一体どういうところが似たんでしょうね?」
怒鳴りもしなければ圧を掛けてくるような笑顔で詰めていくオモダカさん。
でも、アオキさんも黙っていないので。
「はぁ、でももしかすると向こうから誘ってきた可能性もあるのでは?」
なんて言い出すから更に波紋が…
「私のクエスパトラに限ってそんな事はないと思いますよ?」
「いや自分のムクホークも無いと思うのですが」
なんでよりによってこの人の手持ちとなんだろう……と思う二人。
結局、お互いにお前の手持ちから誘ってきたのではないかと心の内では思いつつ、疑念は晴れぬまま、手持ち同士の仲を裂くわけにもいかないので生まれたヒラヒナちゃんの為にも時々は顔合わせてあげるという展開になると思います^^
距離があるってこんな感じではないでしょうか??