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    4696koala

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    FGOパロでビースト化したけもオ嬢設定のメモ 愛してる、愛してる、愛してた。
     許さない、許せない、許されない。
     ワタクシは執着するが故に愛に溺れ、執着するが故に憎悪に身を落とし、執着するが故に獣に成り果てた……
     はぁ、ワタクシは一体誰に《執着》していたのでしょう?

     其れは哀れにも愛憎に身を焦がし、忘却に身を委ねた《執着の獣》。
     愛していた人は誰で、憎んでいた人は誰か。
     もはや今となっては慈母の微笑みで流星雨と共に現れるパルデアの新たな大厄災なり……
    「さぁ、皆様。才能は活かしてこそです、燦々と降り注ぐ星のように光り輝く姿をどうぞこのワタクシにお見せ下さい」






    以降、設定のネタバレ
    勘の良い方はお分かりかと思いますがこの愛憎の執着の対象はアオキさん。
    哀しい事にオモダカさんは人が良過ぎて秘めていた恋慕の情も、上司という立場と旧知の仲という公私混同出来ない状況から誰にも悟られるわけにもいかず、かと言ってその感情は月日を経るごとに押し殺され続けてついには行き場を失ってしまう。
    引鉄となったのは、アオキさんに女性関係が浮上したという噂とそれを決定づけるような状況を見てしまったから。
    幸せになるのならいいではないか、諦めがつくではないか、しかしそれでいいのか、今までの事を思えばこのまま終わらせていいのか、許せないのではないか、許せるのか、恨んでいないのか、憎らしく思わないのか、どっち、今の自分はどっちなのか……?
    愛している想い、見向きもしてくれない憎しみ、オモダカさんがその狭間で苦しむところへ偶然にもヒスイゾロアークの死霊を引き付けてしまい、取り憑かれてしまった結果、蓋をしていた感情が一気に溢れ出してしまい、愛したいのか、憎しみたいのかすらわからないビーストへと変貌。
    ヒスイゾロアもゾロアークも怨嗟、恨みを晴らそうとする子たちなのでこういう設定にしてる。
    しかし、オモダカさんは自我を保つ為にせめてもの抵抗としてアオキさんに関する記憶を全て忘れる選択をする。
    衣装は光コヤちゃんかキアラさんみたいにえちち衣装だと私が嬉しいです…
    青い焔を纏う黒狐な感じでえちちだと思うんですが…

    以降からは《執着の獣》としてパルデアに対して試練という名の愛と、思い通りにならない憎しみとどっちとも言えない執着を見せ、あらゆる厄災を招いていく。
    愛しているのに、憎んでしまう。愛したいのに、許せない。
    矛盾の愛憎、しかし執着があってこそのに愛憎。
    本来の執着の対象を忘れてもなお、感情は止まる事を知らず、昇華が出来ないままに暴走していく。
    でもやはりパルデアは有事になると一致団結出来るようで、やがて戦いが終盤に差し掛かり、追い詰めたところで今のオモダカさんの状態を知る一同。
    それは例えヒスイゾロアークの霊からオモダカさんを解放しても待っているのは、忘却だという事だった。
    何故なら押し殺し続けた感情の末路、それが今のオモダカさんだから。感情の発露の元凶であったヒスイゾロアークの霊を引き剥がす事は霊を引き寄せていたその感情すら引き剥がす事であり、オモダカさんは自我が保てないから対象を忘却する事で保っていたというのに、これにまた激しくも狂おしい愛憎の感情も失えばもうオモダカの中でアオキさんという存在は完全に消える事を意味している。
    それを、何も知らない他人がして良いのか?
    愛していたのに、憎んでいたのに。それでも長い付き合いだった旧知の仲だからこそ続いた何かもあったはずなのに、その経緯を知るや否や哀憫にまみれている《執着の獣》が見るに耐えず誰も殺せなかった。
    だけど、今のオモダカさんは本来の執着の対象を忘れているが故に次に自分の中で上位に上がっていた対象であるパルデアに攻撃を続けている。
    それでも個人と全体を選ぶなら当然、全体です……と静かに語るアオキさん。そこからゆっくりとオモダカさんに近づき、
    「もう、終わりにしましょう。オモダカ。パルデアの崩壊は本来の貴方が望む事ではないはずです……」
    と語りかけた。
    「煩い!煩い!何も知らない貴方にワタクシの何がわかると言うのですか!これこそがワタクシの愛なのです!パルデアをより輝かせるには、誰かが動かなければ何も生まれません!」
    「……知っています。誰よりも貴方の側にいましたから。ですが、その激情を向けるべきはパルデアではないはずです」
    「黙りなさい!黙りなさい!御託は聞きません!」
    「貴方はどうして自分を忘れようとしたのですか……?」
    「知らない!貴方なんて知りません!」
    アオキさんの言葉にオモダカさんが動揺していき、忘れていたのは何かをやがてトドメを刺すように獣の哀れな姿と化したオモダカさんを抱き締めて、
    「どうして、その感情を自分に向けてくれなかったのですか……?オモダカ……、自分は貴方になら喜んで受け入れたのに……」
    そう言って小さな小箱を懐から取り出して見せた。
    「な、なんですか……。それは……」
    「貴方に贈ろうと用意していたものです……」
    とそれが何であるかを理解してしまった瞬間に、オモダカさんの中で色んな感情がまた狂っていきまして、まぁfgoあるあるで言うもっとちゃんと会話が出来ていればこんな事にはならなかったでしょうねってオチです。
    そして、アオキさんは最後に
    「貴方が自分を愛してくれたように、今度は自分が貴方の分まで愛します。貴方が自分を忘れても、自分が覚えています。またやり直せばいいんです……そして、自分はもう二度と貴方を許さない(離さない)」
    「ほんと……?貴方はそれでいいの……?」
    「貴方となら地獄の果てでも着いていきますよ……」
    「はぁ、どうしてワタクシは貴方を愛してしまったのでしょうね……?」
    そこでオモダカさんからゾロアークの霊を引き剥がれて難はそこで終わるけど、まぁ目に見えている展開です。
    語らざる罪、報われない悲劇、積み重なる懺悔、元には戻らない後悔、無に帰した大切な何か。
    「貴方は、誰ですか……?」
    次にオモダカさんが目覚めた時には、もうそこには自分の想いすら失い、記憶も失ったオモダカさんがいて。
    知っているはずなのに。ついさっきまで想いが通じていたのに。そこにいるオモダカさんはまるで憑き物が落ちたかのように、状況が読めないと自分を抱き締めるアオキさんを奇妙な人だと目が訴えていまして。
    「はぁ……」
    アオキさんは何も言わずに堪えるように深く溜め息を吐くわけですよ。跡形も無くオモダカが自分に向けていた心が本当に亡くなったんだと実感して。
    でも許さないし、離さないと約束した。もう一度、やり直そうと願った。贖罪がそれで雪がれるなら、受け入れよう、と。
    だから、アオキさんは言うんですよ。
    「未来の夫に対して、酷くありませんか……?」
    そんな二人の薬指にはいつの間か指輪が嵌められていた、と……



     ねぇ!!こういうメリバってめっちゃ良くないーー!!??
     という私の長々とした妄想でした!
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