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    4696koala

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    社会人で番になるパターン

    オメガバのアオオモネタ② 12/21学生時代で番にならなかった世界線。
    理由として、オモダカさんΩだけど、訳あって欠陥ありの人。フェロモンが微弱で全然誰からもΩだとわからない程。発情期も薬飲めば平気なので表向きβで通している。
    なので自分から番に探して貰うための方法手段がないのでもう番の件を諦めている。
    見つけられるはずがない、そして自分は誰かに惹かれるような感覚さえも覚えない。
    よって、つくづくなぜ自分がΩなのだろうと思っている。
    学生時代からアオキさんの事は好き。でも友人レベル以上の想い人未満。
    要は無自覚恋一号。

    アオキさんは自分間違いなくβだと思っていたら、何故かαだった人。なんだかんだオモダカさんと一緒に同じ職場に就職。
    本人の口では、いや番と言われても仕事で手一杯なのですが…とか言いながら仕事のタスク全部やりこなすから何このやる気ない顔して優秀な人…やっぱαじゃん…っていうのが周りの印象。生まれてこの方、運命の番と出会えていない現実から元々からいないのでは?という境地まで至りかけている。オモダカさんをずっとβだと思っていた。
    こっちも学生時代からの腐れ縁程度にオモダカさんとは付き合いはあり、昔から何故か《気になってはいた》。でも好きとかそういう感覚ではなく、むしろずっとβだけど綺麗だから見ていたいの意識。でもその正体もまた無自覚恋二号であった。
    という長々とした前提。


    ある日、委員長室に資料持っていった時、微かに部屋から甘い匂いがして、え?え?となるアオキさん。
    この部屋にΩがいる…?いやでもこれ、なんだ?いやでもΩってもっと、強いフェロモンを出すはず…?弱いからわかりにくい、気のせい…?
    なんて思っていると、部屋の向こうから勢いよく窓を開ける音がして匂いが一気になくなっていく。
    「誰か、いるのですか?」
    とオモダカさんの声にアオキさんはようやく
    「すみません…、少しぼーっとしてました…資料持って来ました…」
    と言って部屋を入る。
    「では、机の上に置いておいて下さい」
    指示で机の上に置いておこうとすると、ゴミ箱にΩ用の発情期を抑える抑制剤の箱を見つけてしまう。
    そこでアオキさんはもしやこの人、実は隠しているけれどΩ?と思うが、下手に言うと隠しているΩだってこの世にいくらでもいるのでその場はあえて静かに去ることに。
    その後も穏やかに過ごすけど、同じαのチリちゃんが飲み会で酔った勢いでオモダカさんに抱きついた時に
    「あれ、トップ?βやんな?ちょっといい匂いすんねんけど」
    と言い出す。それにあ…、と思うアオキさん。
    けど、オモダカさんは平然と
    「あら、バレてしまいましたか。表向きβと言ってますが、本当はΩなんですよ?」
    と最後だけ小声で言うものだからチリちゃんが大声上げるしアオキさんはやっぱり…と納得してしまう。
    「待って待って!トップ!相手おんの!?」
    「いませんし、そもそも私は昔からそういうのがわからない体質みたいです」
    「へ?なんで?普通わかるもんちゃう?」
    「先天性の失陥らしいです。なのでフェロモンもあまり出ませんし、ヒートも薬で抑えられる程に軽いんです。なので、自分から相手探す事も出来ませんし探して貰う手段もないのでもう自分はβだと思っています」
    「うわー!なんかそう言うとこトップらしいー!」
    そう言う会話を横目に聞きながらアオキさんはボソリと
    「では、もしいきなり見知らぬ誰かに運命の番だと言われても貴方は平気そうですね」
    と言うと
    「多分、そうですかと言いそうですね。むしろ追い払ってしまうかもです」
    なんてリアルに想像出来る感じに思わず
    「恐ろしい人です…」
    とアオキさんは言う。ここでアオキさんはこの人も難儀な人なのかと思いながら、一生番の相手がいない事もありえるのかと思うも、かく言う自分も人の事言えないのでまぁ気にしないようにしようとなる。
    でもわかってしまった日から、職場にいるαがオモダカさんに近づいたりして大変な事にならないかと変に余計な心配をするようになる。
    なんだかんだ放っておけない、人が良いアオキさんだけど、オモダカさんも強いので誰が近づこうが堂々としているから見ててやはり余計だったかとなる。
    だけど、ある日職場の違う部署の人が荷物抱えて前が見えない状態でオモダカとぶつかった拍子に微かなフェロモンに気付いて、「あ、あの、トップ! もしかしてΩなんですか!」ってなって詰め寄る状況に遭遇。
    アオキさんも流石にまずいのでは?となるが、
    「はいそうです。ですが、ちゃんと前を見て歩いて下さい。でなければまた私以外の人とぶつかりますよ?」
    と言って平然と対応しており、相手も頭上に???となっている。見ていたアオキさんまで???ってなる。
    やっぱトップはすごいなとなるけれど、アオキさんの中でなんで気になるのかがすらわからなくなる。上司だけではない感じがして、もはや気が付けば見ている感覚。
    恋とも違うような気もするが、確証もない感覚なので最近変だなと片付ける事にする。
    てな感じでなかなか距離埋まらないんですが、むしろ詰まる瞬間がまさかのヒートがまた来た時。
    今回も薬を飲んで対処しようと思ったんだけど、まさかの飲んでも効かないという今までなかった体験に戸惑ってしまうオモダカさん。自衛の為に委員長室に鍵を閉めて閉じこもるんだけど、苦しくて、頭が働かず、しかも体が疼いておかしくなりそうになっていく。いつも薬で逃げていた自分の体の本能がこんなにもぐちゃぐちゃになる程に酷いものだったのかと浅ましく思うも、薬が効かない以上どうにかして安全な場所に逃げないとってなる。でも体が動かない。
    そうこうしているうちにドアの向こうからバンバンと誰かがここにΩがいる、とかあれこれ言う声が聞こえてきて、どうしよう、誰か、誰か……アオキ……って思っていたら、開いていた窓の方から
    「やっと、見つけました……」
    って本当にアオキさんが自分のポケモン使って窓から入ってくる。
    「ア、オキ、ですか……」
    「トップ……、迎えに来ました……」
    「貴方は、平気なのですか……」
    「これでも、堪えている方です……。ドアの向こうにいる同僚と同様、私も貴方のフェロモンでおかしくなりそうです……。ですが、乱暴にはしたくないのです……。ずっと、気が付かずすみませんでした……」
    と床に倒れて苦しむオモダカさんに寄り添って
    「貴方が私の番だったんですね」
    抱き締める。
    「ア、アオキ…」
    この時にやっとオモダカさんも安心感を覚え、自分がさっき心の中で呼んでいた事からもきっとこの人が間違いなく自分の番だったと理解する。
    「お互い、番がいないのではなく、もう近くにいたんですね……」
    「そうですね……」
    という流れで晴れて番になりましたとさ!!!







    めっちゃ長く前置きもあれこれ書いたけれど、雰囲気とか流れで読んで下さると大変助かると言いますか、もはや勢いの妄想なのでまじでちゃんと構想練っていないから我ながら何とも言えない!
    だけど、これでオメガバネタメモ出来たのでもう満足です…
    次から真面目にアオオモの小説書こうと思います(*´▽`*)
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