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    たまぞう

    @5tamasan2

    小説(時々絵)を載せます。
    🔞パスワードは鍵垢に記載してあります。
    皆さんいつも見てくださってありがとうございます。
    絵文字や温かいメッセージに救われております。
    エアスケブ一時的に停止中。

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    たまぞう

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    龍神と人間のラブラブなお話。
    全年齢で書きたいという願望。
    司類前提のモブ類もあるけど未遂です。
    それらしい描写あります。
    誤字脱字は見逃してほしいです(笑)

    何でもオッケーな方のみどぞ!

    #司類
    TsukasaRui
    #腐ロセカ
    BL prsk
    #モブ類
    mobsters
    #龍神司✕人間類

    龍神司くんと人間類くんのネタ!文と設定を交えながら!
    ころころと場面が変わります。






    「んっ…う…………。……ここ、は…?」

    目を覚ますと真っ暗な闇が広がっていて、ひんやりとした空気が肌をちくりと刺す。僕は黒色に染まった空間で、何もないところにぺたんと座っていた。

    つい先程までショーの演出を考えていたのだけれど、少し眠気が襲ってきて、それから…、それから、あれ、どうしたっけ。

    必死になって記憶を辿る。目を覚ます前の記憶が酷く曖昧で、ここが夢の中なのか、それとも現実なのか、その境界が分からない。
    物音も聞こえないし、何も見えないため、漠然とした不安が襲いかかる。

    その時だった。

    「ーーーっ!!な、なにっ?」

    グイッと何かの力により、両腕が真上に引っ張られて、爪先立ちになる。腕全体に何かが絡みついているようだが、暗くてそれが何かは認識できない。とにかく動けるようにならなければと、自由になるための手掛かりを探して周りを見渡す。
    すると急に視界が真っ白になった。

    「、まぶし、」

    光だと理解した時には、すでに"それ"は目の前にいた。

    「………今年は男か…」
    「え…?」

    金髪の毛先にピンクのグラデーションがかかった、見覚えのある、いや、自分がよく知っている人物が立っていた。
    違うのは髪の毛が長くポニーテールになっており、頭には角のようなものが生えていて、後は昔の人が着ているような和服に身を包んでいる点だった。

    「つかさ…くん…………?」
    「……………ほう…」

    僕が彼の名前を呼んだ瞬間、冷たかった空気がさらに氷点下になり、思わず身体を震わせた。

    ーーー冷たい、痛い。

    司くん…らしき人物は目を細めてにっこりと微笑んでいるが、そこには嫌悪感がしっかりと顕になっていた。

    「どうしてオレの真名を知っている?」
    「う…っ、あ、」
    「答えろ」

    どうやら腕に絡みついているのは、彼の身体の一部である尻尾のようで。そのかたちはまさに龍と呼ぶのに相応しい、立派なものだった。
    みしみしと嫌な音を立てて、完全な宙釣り状態になる。
    骨が折れそうな痛みに呼吸が止まりそうだった。

    あ、このままでは、折れる。

    僕はひたすら許しを請うた。

    「ご、ごめん、なさい…。僕の、知り合いに…っ、似てて、本当に、君の、名前と、同じとは、しらな、んぐうっ!?」
    「嘘をつくな。正直に言え。これが使い物にならなくなってもいいのか?」
    「んんぅ…!ぇ、ぅ…!!」

    彼の指が僕の口に侵入してきて、舌を引っ張り出される。ぽたりと唾液が零れ落ちるが、口を閉じることも言葉を発することもできない。
    『あ』や『う』といった音が紡がれるだけ。
    最悪の事態を想定してしまい、僕はあまりの恐怖に冷や汗が流れた。

    「ぁ、ぁ、っ……ぅ、ぁー…!」
    「………………」

    本当に誰から聞いたわけでもなく、自分の知っている彼にあまりにも似ていたから、その名を呼んだだけだ、と。
    言葉にはならないけど目で訴えた。
    声も見た目も司くんなのに、性格は少し、いやかなり、違うようだ。

    「…………ふむ、そうか…。それはすまなかったな」
    「………………っ…!」

    舌を挟んでいた指が離され、僕は慌てて舌を引っ込める。引きちぎられたらたまったものではないときゅっと口を閉じた。
    どうやら僕の思いが伝わったようだ。
    人外である彼の特殊な能力だろうか?

    「まあ、とにかく。お前にはしばらくの間ここで生活してもらう」
    「………は………なんで…?」
    「何で、ってお前…………それは決まっているだろう。今年の生け贄だからだ」
    「………生け贄…?」

    どうやら面倒なことになっているらしい。




    類くん何らかの力が働いて龍神司くんのいるセカイに来てしまう。
    このセカイに類くんはいない。
    龍神司くんはもともと優しい神で人間を喜ばせることが好きだったけど、色々あって人間不信になってる。
    毎年の生け贄に嫌気がさしてて、その生け贄たちは違う土地に逃してあげてる。優しい。
    でも類くんのことはすごい好きになっちゃって、生け贄だからもらってもいいよな、的な話になって自分の神域にお持ち帰り。
    類くんは元いたセカイに帰りたい。 
    自分の司くんに会いたい。
    けど、龍神司くんが帰してくれない。 

    ちなみに元いたセカイ
    何だこの気持ち>司(→)←類<スキ
    司くんは無自覚、類くんは自覚してる。

    龍神司のいるセカイ
    ニガサナイ^^>司→→→→→→→←類<ヒョェ
    まっすぐ矢印になってるけど、私的には龍神司からのぐちゃぐちゃ矢印の愛が好き。








    「どこへ行くつもりだ」

    お腹にぐるりと巻き付いてきた尻尾に、僕は慌てて後ろを振り向く。そこにはむすっとした顔の司くんが此方を睨んでいた。

    時刻は深夜の2時…ぐらいだろうか?
    ぐっすり眠っていた僕は口渇感で目が覚めて、布団から抜け出そうとしていた。
    しかしそれは一緒に寝ていた司くんによって阻止される。

    「逃げたりしないよ。喉が乾いたからお水を飲みに行きたくてね」
    「ならオレを起こせばいいだろう」
    「やだよ。だって僕を持ち上げて移動しようとするだろう?それに水を飲みに行くだけだし。トイレについてきてほしい子供じゃないんだから」

    絡み付いた尻尾が軽々と僕を持ち上げる。足が地面から浮いてしまって歩くことができない。最近は自分の足で地面を踏むことが減ってきてて、司くんの尻尾で持ち運びされることが多い。
    自分で歩けると、彼の尻尾をとんとんと優しく叩いたが、いっこうに力が弱まる気配はなくて。
    寧ろぎゅっと力が強くなるだけだった。

    「………………駄目だ」
    「本当に大丈夫だから、ね?この屋敷にも慣れてきたし、迷子になることもないだろうから、離してほしいな」
    「はぁぁ…………そういう問題ではない」
    「じゃあどういうこ、っっ!?」

    突然、身体が熱くなる。

    身体の芯から溢れ出る熱がじわじわと全身を駆け巡り、まるでお酒を飲んだかのような浮遊感が生じる。だらんと四肢が弛緩して、舌も動かすことができない。

    「ぁ、あ……や、ら…な………に………ぁ、つ、ぃ……」
    「………昨晩もたくさん注いだからな」
    「ぇ」

    ーー昨晩も…?
    ーーーなんのことだろう…?

    「類の意識はなかった…というか、オレが意図的に仕組んだから覚えていないのも当然だ。まあ教えてやってもいいが……」
    「つか、…く………」

    意識。
    仕組んだ。
    教える。

    熱によって所々しか聞き取れない。
    頭に情報を入れようとして、壊れた人形のように同じ言葉を繰り返す。
    でも情報を整理することができない。
    そもそも自分の身に何が起こっていたのか理解することができない。

    「ーー、…ー、…………。……。」

    全く身体を動かせない僕は、司くんの尻尾によって再び布団に寝かされる。
    彼が何かを喋っているけど、もう聞き取ることはできなくて。

    かろうじて、聞こえた言葉は

    「………、……。…ー……意識、飛ばすなよ」

    それだけだった。






    この後はぼんやりと意識がある中で犯される。でも身体は動かないから、一方的な感じになっちゃう。めちゃくちゃ啼く。

    常に司くんの精液が体内にあるから、言う事を聞かなかったらまたこういうことが起こる。もしくは操られる。実は意識と身体の主導権は司くんにある。

    私が大好きなネタ。

    やだやだって言いながら、あんなことやこんなことされるし、しちゃう。

    でも本心は嫌がってないことを龍神司くんは知ってる。さっきちらっと書いたけど、触れた相手の心が読める(類くん限定ですごい使う)

    (🌟^ヮ^)<やだと言うわりには、もっとシてと言ってるじゃないか
    (🎈>﹏<)<だから心読むのヤメて!









    逃げる、逃げる。
    ひたすら森の中を走る。
    身体のあちこちを木の枝や石で切ったりして血が出ているが、僕は無我夢中で足を動かしていた。

    後ろから何名もの声が聞こえる。捕まったら何をされるか分からない。もしかしたら殺されるかもしれない。

    ただ少しだけ。
    村がどんなところか見てみたかった、ただそれだけなのに。

    『決してここから出るなよ』

    彼の言葉を無視した罰だろうか。どうして彼が忠告したのか、その意味をもっと深く考えるべきだった。

    「あっ!?」

    考え事をしていると、何かに躓いてバランスを崩し、その場に倒れ込む。慌てて立ち上がろうとするけれど、あまりの恐怖で足に力が入らない。

    ああ!はやく屋敷に戻らなければいけないのに。

    「捕まえたぞ!」
    「っ!?」

    足首を掴まれたせいで、僕は地面に伏してしまう。
    周りには数人の男。
    彼らは皆、生気がない目をしていた。同じ人間であるはずなのに、別のモノに見えてしまって畏怖の念を抱く。

    まるで化け物のようだ。

    足首を掴んでいる男の手によって、僕は身体をひっくり返される。

    「お前、龍神の番だろう」
    「ぁ、…僕は………!」
    「ははは!これであの龍神を従わせることができるぞ!」
    「ひっ…!?」

    四方八方から男たちの手が伸ばされ、全身を撫で回す。服の中にも手が侵入してきて、虫が這っているような不快感に肌がぞわぞわする。
    恐怖で抵抗することができない僕は、瞼を閉じて顔をそらした。

    「だから生け贄を捧げても疫病が治まらなかったわけだ!すでに番がいるのだからなあ!だがこいつを人質にとればあの神も逆らえなくなるぞ!」

    知らない情報が入ってくる。
    なるほど。そういうことか。

    どうやら村には疫病が流行っているらしく、それを治めるために毎年生け贄を彼に差し出していたらしい。
    でも彼は今までの生け贄を逃していたと聞く。受け取っていないのだから、その恩恵が村に届くはずがない。そもそも彼は生け贄は必要ないと言っていた。
    ただ…

    『村の人々と、楽しく一緒に過ごしたかった。ただそれだけだったのに、気付けば、もう………』

    そう、悲しそうに話していたのをふと思い出す。

    ーーー…彼は、司くんはきっと、

    「おい!!聞いているのか!!」
    「っっ」

    ぱんっ、と乾いた音が響く。
    遅れてくる痛みに『ああ、頬を叩かれた』と他人事のように思う自分がいた。
    苛立ちを隠さない男達は、僕に怒りをぶつけてくる。でも間違っているのは村の人々の方だ。
    司くんの言葉に、神の言葉に、ちゃんと耳を傾けるべきだ。
    司くんと村の人々には何事もなく平穏に暮らしてほしい。

    「……僕を人質にしても、何も変わりません」
    「はあ?」
    「あなた達はもっと、龍神様のお言葉に耳を傾けるべきです」

    意を決して、そう告げた。

    「勝手なことを言うな!龍神に愛されて裕福な生活をしているお前に俺達の苦しみが分かるはずがない!!」
    「お願い…!聞いてください!龍神様は…!」
    「黙れ!!おい、眠らせろ!!」
    「んんう…っ……」

    鼻と口を怪しい布で覆われ、咄嗟のことに反応できずに、息を吸い込んでしまう。
    そうしてゆっくり。ゆっくりと意識が遠のく。

    次に目覚める時は一体どうなっているのだろうか。
    人質と言っていたから殺されはしないだろうけど。
    次に目を開けたら、もとのセカイに戻ってたらいいのに、と思う自分がいて。
    でも、最後に意識を失う瞬間。
    彼の、司くんの、悲しい表情が脳裏に浮かんだ。

    ーーー…このまま、彼を一人にして、帰れないよね。

    そこで僕の意識はぷつんと切れた。







    村の疫病が流行ってて、解決策で人々が思いついたのは生け贄。毎年かつ数年間差し出していたけど、実は司くんは受け取っていない。
    なんとか次の手を!と考えていた矢先に類くんが登場する。

    人「お前見ない顔だな。どこから来た?」
    🎈「こんにちは!あの山だよ(龍神司くんがいるとこ指さし)」
    人「お前、もしや……!?捕まえろ龍神の番だ!」
    🎈「えっなになに!?」

    の流れ。
    龍神のとこから来たと話したうっかり類くん。
    司くん忠告はしてたけど、まさか本当に行くとは思っていなかった。

    この後、捕まえた類くんをこっちに引き込もうと村の人々から虐められそうになる。
    でも類くんは必死に諭そうとする。
    村の人々には全く届かず。

    人々の好きなようにさせて、それで気が済むのならと、類くんが諦めた時に激おこぷんぷん丸司くん現る。

    (🌟^ヮ^)<我おこだぞ。あと類。お前はもう絶対に屋敷から出さん。離さん。離れたらぶちおかだ。
    (🎈>﹏<)<……あれ…もしかして僕…やばい?これもう自由ない感じかな?

    自由ないですよ類くん。





    色々ネタはあるのですが、ここまでは考えてます。

    最後をこのセカイに残るのか、もとのセカイに帰るのか、どうしたらいいのか迷ってます(笑)

    見たいという人がいれば続き書くかも…です(・・;)

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    DONE先にポイピクに載せます。
    日曜になったら支部に載せます。
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    寧々ちゃんが森の民として出ますが友情出演です。
    最初と最後に出ます。
    何でもいい人向けです。
    将校は参謀と同じ痛みを感じて(物理的)生きたいというよく分からないお話ですね。
    誤字脱字は見逃してください。それではどうぞ。
    将参(友情出演寧々)「ねぇ、その首の傷痕どうしたの?」
    「っ、っっ!?」

    仕事の休憩中に紅茶を飲んでいた時のこと。
    正面の窓から現れた少女に私は驚き、口に含んでいた紅茶を吹き出しそうになった。

    「っ、ごほ…っ、げほっ、ぅ………。来ていたのですか…?」
    「うん。将校に用事があって……というか呼ばれて」
    「将校殿に?」

    森の民である緑髪の少女ーーー寧々は眉を顰めながら、私の首をじっと見つめている。そこには何かに噛み千切られたような痕があった。

    あの日のことを話そうか、少し迷っている自分がいて。
    どうしようかと目線を泳がせていると、寧々が強い力で机を叩く。

    「ほら!話して!」
    「………わっ…!わかり、ました」








    あまりの気迫に押された私はぽつりと語り始めた。
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