酒呑童子と幼い茨木童子暗い暗い夜。
廃れた貴族の部屋に大人と子供が居た。
大人は赤い髪の毛をまとい酒を呑んでいる。子供は白い髪の毛をまとい、大人のあぐらの上で戯れていた。
「なあ、ガキ」
「ガキは名前じゃない」
ぷぅと頬を膨れる子供は額に小さい角がチラチラと見える。
「鬼というのは人間から妖怪になってしまうことだ」
「知っているが」
そうだなと笑う。(俺もお前も人間から鬼になったからな。)
「まあ聞けよ。普通は妖怪になったら姿はあまり変わらん」
「じゃあ、そのままなのか?」
「普通はな。だが、強くなれば人間のように成長して変わっていくさ。ガキが強くなったら大きくなるぞ」
「人間のように・・・じゃあ、あんたはもっともっと強くなったらジジイになるのか?」
その言葉にそうかもなと笑う。
「それはやだ!かっこいい酒呑童子を倒したいんだ!!俺はあんたを倒すために強くなってやる!!」
この言葉で豪快に笑う。
「はははは!!早く強くなれよ。俺は待たねえからな」
「すぐに追い付いてやる!誰にも渡さない!!俺のものだからだ!」
と、酒呑童子に抱きつく。
「困ったな。面食い野郎め」
「面食い?何だそれ?」
「さあな」
「教えろー!」
ギャンギャンと喚く子供を無視して瓢箪から永遠に出る神酒を優雅に呑む。
───
あれから数年後───・・・
「酒呑童子ーー!!!倒しに来たぞ!!」
子供が強くなって大人になった。
「まったく、待たせるなよ」
あの日から変わっていない酒呑童子。
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これ・・・まさか幼い茨木童子が21年のイベントで公式にサブストーリーで容姿が見れるとは思いませんでした!!!!!
この時の酒呑童子は坊主設定らしいが何故か容姿を黒くぼかしたけどwww(あのスキンかな?)