鈴いくら挑戦しても勝てない。余裕な顔で親友だと言って酒を呑み交わそうと強引に座らされ呑まされた。
悔しがる俺にまた相手してやると鈴をくれた。こんな鈴なくても気配で分かるのに。
それでもどこか嬉しい俺がいてますます不愉快になった。

だが人間に負けて首を取られた。信じられなかった。いなくなったら勝てないじゃないか！取り返して、今度こそ勝つんだ！！

だが取り返すのに腕一本を失った。それでも取り返したのだから軽いものだ。

やっと生き返らせた。
さあ、また戦おうぞ！！いつものように鬼の頂点にかけて滾る戦いを！！！

しかし第一声は冷たく誰だと言われた。これだけで今までにない痛みが走った。この痛みは何だ？傷が無いのに血が出ていないのに、どこかでズタボロされて血を流している。

突然の現パロ(人間×鬼)突然に出会う。
｢し、酒呑童子･･･？｣
｢い、茨木童子･･･？｣
｢友よ！生まれ変わったのか！転生輪廻は本当だったのだな！！｣
｢そうみてえだな。お前はまだ鬼なのか｣
｢なかなか生まれ変われなくてな･･･｣
｢そうか先に生まれ変わってすまねえな｣
｢とんでもない！友が幸せなら言うこと無いぞ！｣
｢･･････おい、お前｣
｢何だ？｣
｢好きだ｣
｢！？！？！？！？！？｣
｢記憶を失って傷付けて悪かった｣
｢！？！？！？！？！？｣
｢まだ俺が好きなら付き合ってくれ。今度こそ幸せにしてやる｣
｢え、いや…待て･･･いろいろと･･･｣
｢いろいろは後だ。今だ｣
｢･･････今も、す、好きだ･･･｣
キスする。

─事後─
｢嬉しいが、人間と鬼は･･･｣

ちょろくないがちょろい！茨木童子はチョロくないんだけど酒呑童子だけ緩くなっちゃうんですよ･･･。酒呑童子以外は隙など見せないんですってば！
酒呑童子に茨木童子は圧されようが睨まれようが殴られようが暴言はかれようが、ニコニコして犬のように尻尾をブンブンしてるから。ドＭでもないけど酒呑童子だけそうなっちゃうから！！！！！

と、言いたかったです。

現パロ書いたけど挫折したずっと現代の酒茨を練ってた。
記憶あり×記憶なしのシリアスで辛いネタもあるが、最後はハピエン。

だってさ、鬼って死んで妖怪になったわけではないから、死というのあると思うんだ…。首跳ねられた酒呑童子を生き返らせた茨木童子は凄くね…？？

ともかく、記憶が戻らないまま輪廻転生した話。

なんか、酒呑童子って人間でもベンチプレス200キロ持てそう…(/ω＼*)会社員ですけどね！記憶のせいで鍛え続けてるから･･･。いや無くても鍛えそう･･･。茨木童子は記憶ないけど鍛えてるじゃん！会社員ですよ！筋肉フェチにしちゃったけど！ww
中学生３年生の鬼切も居ます。
オリジナルの人がちょい出る。

って作ったんだけど途中で挫折しました！！！！！

ウィキからの酒呑童子と茨木童子酒呑童子は人から産まれたと書いてないけど、女からモテて手紙をいっぱい貰ったが燃やした。女の恨みが煙なって怨念で鬼に変えさせられたという。

(女も勝手すぎない？おかげで平安時代が荒れたというわけだ)

どっちも勝手だなあと。どっちもかわいそうけど。さりげなくイケメンなんだな。

─────────────────

茨木童子も調べたら人思いだったんだなとときめました。
越後説は暴れまわったら母が使ってた産着(茨木童子の)を持ってきて、それを見たら｢この地を荒らさない｣と故郷を去ったという。
摂津説では両親に捨てられたが育て親の床屋で働いたけれど鬼なってしまったから去る。

人から産まれたのに鬼となってしまって自ら離れるの切ない…。

赤黒い混沌へ頼光や鬼切が酒呑童子の首を斬り落として問うた。
｢茨木童子はどこだ？｣

苦痛が無いのか嘲笑った。
｢さあ、知らねぇな｣

(茨木童子･･･
見つかるなよ。
ここに来んな。
殺されるじゃねぇぞ──･･･)

だんだん混沌へ落ちていく。

平安奇譚見ストーリー平安奇譚を見てると茨木童子は苦労人だなあと思った。
酒呑童子を元に戻そうと奮闘したり、女(紅葉)に行かせないよう監視したり、鬼切を助けに行ったり暴走を止めようとしたりなど板挟みだよ･･･！

でも茨木童子は限度を超えたら晴明に頼るあたり賢い！
鬼の中で一番、対応力あるのは茨木童子だと思う。(この時はまだ星熊童子は登場してない。でも混乱させてくるけど←)


あと、酒呑童子が｢鈴の音が聞こえる･･･全てを失った･･･｣と言うシーンが切ない･･･！！！

秋茨木童子は秋が一番大好きで大嫌いだろうな。(個人的な思いです)

―＊―

最後の秋を眺める茨木童子。

─秋になると酒呑童子のように赤く燃えるような景色になるから。

しかし、酒呑童子を堕落させた紅葉という名前から秋の名前だから─

今年も矛盾に苦しみながら秋を眺めている。

―＊―

赤い山が薄れていく。
友の色が消えていく。

茨木｢秋が終わるのか･･･｣
鬼切｢辛そうだな｣
茨木｢それもあるが、嬉しくにもあるぞ。紅葉(こうよう)が散るのだからな｣
鬼切｢？｣

友を貶めた紅葉(鬼女)が地に落ちる。

茨木｢だが、友は消えぬ｣
鬼切｢･･････｣

どんな季節でも赤く燃えているのだ。

あなや｢あなや！｣

美女がビックリしていた。
相手もビックリした。

｢お前は･･･茨木童子か･･･？｣
｢しまった･･･｣
｢こんなことできるのか｣
｢あ、ああ･･･｣
｢･･･綺麗だな｣
｢っ///｣(真っ赤になる)

───────────────────────
豆知識
｢あなや｣とは古語で平安時代ごろに使われた。
現代に直すと｢あーれー｣、｢うわっ｣、｢あぁ｣など酷く驚いた時に発する言葉です。
悲鳴、断末魔のような感じです。
なんか、女の悲鳴しか使われてないみたいです。

突然に使いたくなってww
平安時代だし、女装した茨木童子に言わせたいなあとww

平安時代の言葉を調べてみた。

美人、美女は傾国(けいこく)
清らかな女性は清し女(すがしめ)