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    lemon_155c

    @lemon_155c

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    lemon_155c

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    何でも許せる方向け。細かい設定は気にしないで雰囲気で!ほぼ山王。語尾はピョンのまま。
    同じ大学に行く深松三を見かけるけど、最初に浮かんだ人は神か??
    しかし、三人揃って活躍するって難しいから、あの代だけのドリームチームみたいなことできないかな?と考え自分なりに考えてみました。新設校というとんでも設定。そんなことあり得ないだろうけど、これは私の妄想だから……みんなが四年の時にちゃんと優勝するよ!

    強くて面白い 厳しい戦いもあったが、全国制覇を果たした深津には悩みがあった。
    「おめぇはボールにでもなるんか?」
     明日提出期限の進路希望用紙、深津は第一希望に「バスケ」とだけ書き込んでいた。
    「そりゃ、お前なら大学からスカウト来るだろうけど。行きたい大学とか希望無いのか?」
     用紙をひらひらと遊ばせる深津に話かけたのは、河田と野辺だった。2人とも夏の大会で、スタメンではないもののベンチ入りを果たした。
    「バスケができればどこでもいいベシ」
    「おめぇは頭じゃ大学選べないからな」
     赤点こそ取らないものの、深津の成績は良くはない。バスケ部、特に2年でユニフォームを得たメンバーの中では順位は低かった。勉強よりもバスケに時間を割いた結果は出してはいるので、深津は1年の時からスタメンで、来年は主将の予定だ。
    「松本は?」
    「俺は東京へ出るつもりだ。バスケでスカウト来たら嬉しいけど、学びたいことがこっちだとあんまりな。いずれ畑やるし、1回は都会経験したい」
     一度バスケ部のメンバーで遊びに行ったことがあるが、松本の実家は農家で、深津は見たことのない大きな農作業車を松本の祖父が運転していたのに驚いた。そんな家庭で育った松本は長男の自分が継ぐものだと思っている。学業も優秀で特に機械工学を学び農業の機械化、効率化に興味があるらしい。
    「地方でスカウト来たらどうすんだ?」
    「うーん、その時考える。河田は県内か?」
    「まぁ、出ても仙台かな。あんまり遠くへはな」
    「俺もだな」
    「じゃ、河田と野辺は大学一緒だったりしてな」
    「東北の大学でバスケ強いってなると限られるからな」
     河田と野辺はハハっと笑った。
     河田と野辺は高校卒業後は一度実家へ戻りたい。母ちゃんの飯が恋しい、と日頃から言っていた。寮母のご飯も山盛り食べているが、それとこれとは話が別だと言う。
    「イチノは?」
    「うーん、バスケは高校でやり切ったと思えれば辞めるつもりだったけど。どうだろな?俺はまだみんなと違ってユニフォーム貰えてないし」
    「イチノを選ばないとか、ゴローはセンス無いベシ」
     深津は進路希望の用紙を紙飛行機にして、飛ばした。近距離で当てられた一之倉はその飛行機を掴むと広げて深津へ戻した。
    「お前、監督になんてこと言うんだよ」
    「チクるぞ」
    「冗談ベシ。でも、イチノのディフェンスはピカイチベシ」
    「へぇ、深津にそう思ってもらえてるなら良かったよ。バスケを続けるにしても、辞めるにしても、俺も東京かな?進学でしか東京行くチャンス無さそうだろ?」
     試合では何度と東京へ行ったことはあるが、自分が都会で暮らすのはどうなんだろうか?深津はぼんやりと窓から空を眺めた。

    「いいよ、いつも通りで。友達と話す感じとはいかないだろうけど、気軽にしてよ」
     ふざけんなよ、そんなんできるわけねーだろ。と、深津は珍しく冷や汗をかきながら、拳を握った。
    「深津、座れ」
     監督に促され、深津は校長室の来客用のソファへ腰掛けた。このソファに生徒が座ることは珍しい。
    「久しぶり、俺のことは覚えてる?」
    「べ……はい」
     深津の前に座るのは、監督の堂本と山王のOBとして何度か練習を観てもらったことがある、大内という人物だった。
     選手時代はどんなプレーからも点を取れるオフェンスの鬼と呼ばれた人物で、合宿の手伝いに来た時、彼の練習メニューが厳しくて深津は逃げ出したのだった。その時は、先輩に見つかり未遂となったが、本人としては苦い思い出だ。
    「実は、横浜にスポーツに力を入れた新しい大学が新設されるんだ。俺はそこの監督をやる予定でね」
     深津は、何の話かわからないが「はい」とだけ返事をした。自分でも何に対する「はい」なのかわからなかったが、聞いているというアピールをしたかったのかもしれない。
    「転入は取らないからから、1年生だけのチームでスタートして、その子たちが4年の時にはインカレで優勝できるチームにしたいと思っている」
     深津はまたわからず「はい」とこたえた。

    「深津くん、君に俺のチーム作りに協力してほしい。俺は君を軸にチームを作りたいと思っている」

     他にもスカウト来ると思うから考えて返事をしてくれ、とその日はそれだけだった。

    「深津は早くもスカウトか、2年のうちからスカウト来るとは」
    「まだ行くって決めた訳じゃないベシ」
     誰よりも早く部活にスカウトが来たことは、瞬く間に噂になった。
    「まぁ、でも、こんな早いうちから声かけるって事はよほど本気なんだろな」
     中学、高校と強豪校でバスケに取り組んできた深津は、ほぼ出来上がった状態のチームでピースを入れ替えるようなバスケではなく、1からのチーム作りに興味があったのは事実だ。しかし、迷いの理由は2つあった。横浜という土地柄と何よりこのメンバーと離れがたい。せめて、1人でも一緒に来てくれれば。
     まず誘うとしたら、河田だ。
    「河田は横浜は興味ないベシ?」
    「横浜?まぁ、1回は行ってみてぇがな」
     河田の返事から3秒ほど間がかってから深津は尋ねた。
    「俺と横浜で暮らすのはどうベシ?」
    「何だソレ?プロポーズか?俺はプロポーズは自分からするって決めてるでね。お断りだ」
    「面倒な男ベシ」
    「俺は行っても仙台までって決めてんだよ。ワリィな」
     放課後、この話を聞いていた沢北が「2人が付き合ってる!」と大騒ぎになった。深津の冗談に慣れている同級生たちが鎮火してくれたが、もう少し考えて行動してほしい、と深津はため息をついて、沢北に外周10周の特別メニューを言い渡すのだった。

     仲間に順位を付けるのはどうかと思うが、深津は次に目を付けたのは松本だった。松本は東京の大学を希望してる。秋田からすれば、横浜は都内と言っても過言ではない。それに、全てのポジションが出来る河田と松本は深津にとってやりやすい相手なのだ。
    「正式に話が来るなら考えるけど、お前とは一緒に暮らさないからな!」
     寮生活で掃除と洗濯はできるが、料理と金銭管理が不安な深津は松本にも同居を含め、同じ大学へ行かないか?と誘ったのだった。
     その誘いに驚いた松本は、声のボリュームは抑えつつもいつもより荒っぽく返した。
    「考えてくれるなら、監督に話してみるベシ」
     正式な誘いがくるなら、という返事を前向きに捉えた深津はニコリと笑い、松本は珍しい深津の笑顔に毒気が抜かれた。
    「ところで、その大学、学部は?スポーツ系だけ?」
    「知らないベシ」
    「は?お前、ほんとにバスケ以外興味ないんだな」
     松本は頭をかきながら、ため息をついたが、表情は優しかった。これは脈アリだ、と深津は思った。

     数日後、深津は再び訪れた大内に、前向きに検討する事を伝えたうえで、自分の作りたいチームに山王のメンバーも必要だと伝え、特に松本を推していることを伝えた。それから、松本からの課題でもあった学部の確認を行った。どうやら、松本が希望している、機械系の学科もあるようだ。深津自身はスポーツ系の学科への進学意志を伝えた。
    「松本くんか、彼もいいプレーヤーだね。山王は層が厚いから、試合に出るまで時間かかったけどポジションどこでも出来るでしょ?」
    「そうベシ。松本がいれば心強いベシ」
     深津の発言に、同席していた堂本も頷いていた。深津も練習以外では大内が優しいことに気付き、すっかりいつも通りの語尾で返した。
    「深津くん、他にはどんな選手がいると面白いチームになると思う?」
     山内は強いチームではなく、面白いチーマと言った。深津もこれは、山王とは違うチームにしようと思った。慣れるまでは、うまくハマらいこともあるだろうが、松本がいればどうにかなるだろう。
    「センターは強さより、上手くて賢い選手がいいベシ。シューティングガードは多少の波はあってもシュートエリアが広くてここぞという時に決める、フォワードは攻守の切り替えが上手くて得点力のあるタイプ。全員とは言いませんが、見せ方が上手い、スター性みたいなものを持ってる選手がいいベシ。スポーツってファンがあってのものですし……ベシ」
     監督の堂本も驚くくらいの勢いで話す深津は、堂本の驚く顔に気付き、少し恥ずかしくなって下を向いた。大内はそんな深津のことをキラキラと少年のような目で見ていた。その様子は鬼と呼ばれていたとは想像もつかない。
    「いいね、面白そうだね。俺の方で探してみるよ」


     それから、季節は巡り、3年になった深津たちは夏のインターハイで苦い思いをした。しばらくは、周りの人から冷たい目で見られることもあったが、ようやく落ち着き出したころだった。
     練習後、大内から電話を受けた深津は驚いて受話器を落としそうになった。
    「君達には苦い相手なのはわかってるけど、湘北の三井くんはどう?前に深津くんが言ってた、シューティングガードの理想に合ってると思うんだ」
     ブランクがありスタミナに課題があるのは事実だが、お手本にしたいような綺麗なシュートフォーム、ここぞという時にハズはない勝負強さ。ドリブル、パス、ディフェンスだって悪くない。何より、彼がシュートを決めると会場の温度が上がるくらいに盛り上がる。深津の求めているスター性を持っている、と思っているからだ。
     深津は例え自分が一度チームとして負けた相手でも、良い選手には興味があった。そもそも湘北は神奈川だし、監督も誘いやすいのだろう。
     しかし、1つ気掛かりがあった。松本だ。彼は三井とマッチアップ後、数日、悪夢にうなされていた。同じコートにいれば、あの日の三井の異常性は深津も感じ取っていたが、直接押さえていた松本にとっては相当だったらしい。友を思うなら、断るのも1つだが。
    「いいと思いますピョン。三井でお願いしますピョン」
     三井の能力と、再会時の松本のリアクション見たさに、深津は首を縦に振ったのだった。

    「また三井の夢見たの?最近、見てなかったのに?」
    「何か、嫌な予感がする。またどこかでアイツに会う気がする……会ってもいいがマッチアップはしたくない。一之倉はアイツが怖くないのか?」
    「前半はそこまでおかしくなかったからな。俺は別に」
     いつもよりご飯の量が少ない松本は夜よく眠れなかったと一之倉に話しいていた。深津はその様子をニコニコしながら聞いていた。
    「お互いバスケ続けてればいずれ会うピョン」
    「そりゃそうだろうけど……」
     松本は唸りながら頭を抱えた。ニコニコする深津を不審に思った、一之倉が深津を睨む。
    「何でもないピョン。ウチは手がかかるエースばかりて主将としてやり甲斐を感じてるピョン」
     沢北がアメリカへ渡り、そのエースの座を引き継いだのは松本だった。松本はしっかりと山王のエースとしての責任を果たしている。しかし、本人は注目されるがあまり好きではないらしい。
    「ポジション的にエースって言われるのはわかるけど、深津や河田のほうがうまいだろ?」
    「上手さの種類によるべ」
     茶碗山盛りのおかわりを持った河田が戻ってきた。
    「俺は派手なプレー好きじゃないしな。沢北みたいに派手なプレースタイルの方がエチームが盛り上がるだろ」
    「松本もダンクできるべ?」
    「できるけどな」
    「ここぞって時はやれよ、エースなんだし」
    「その時はな」
     深津は歯切れの悪い松本を見ながら「やっぱりチームには目立ちたがり屋で、派手好きな感じのやつも入れよう」と思っていた。そういうやつがいた方が、松本の良さが活きる。自分もそうだが、バスケで活躍して注目されれば嬉しいと思うタイプとそうではないタイプもいるのだ。中学時代、自分1人だけ上手い、ワンマンチームを経験した松本は個人プレーよりチームプレーを大切にしている。だから深津は松本とやりやすいと感じている。


     そこから季節は巡り、無事に全員の進路が決まった。中にはバスケを離れるチームメイトもいる。
    「イチノ、ホントにバスケはもう終わりピョン?」
    「あぁ。やり切ったし。東京の大学行くから、向こうでたまにご飯行こうな」
    「俺は神奈川ピョン」
    「かわんないだろ、コッチと比べたら。俺、アパート、横浜寄りだし」
    「知ってるピョン」
     秋田に残るメンバーにはしばらく会えないのか、深津は少し寂しく思った。


     こうして、深津は横浜の新設校へ新チームのキャプテンとして大学生活をスタートさせた。
     深津の生活力を心配した深津の両親が松本に頼み込み、2人は別のアパートだが路線は同じ、行き来しやすい場所に住むことになった。松本には内緒だが、深津は松本の両親から「何かあった時の為に」と合鍵を託されている。「近くに友達がいるなら安心だ」と笑いながら、お米も大量にくれた。

     2人は並んで電車に揺られているが、都会の電車にはまだ慣れないので、荷物はしっかりと握っていた。
    「そういえば、お前はどんなやつがメンバーなのか知ってるんだろ?」
    「半分くらいは知ってるピョン」
    「何で俺に教えてくれないだ?」
    「フェアじゃないピョン」
    「お前はいいのかよ」
    「俺は新設校の初代キャプテンだから特別ピョン」
    「そうかよ」
     松本はそれを言われたら仕方ないとため息をついた。
     この日は入学式前に行われる、バスケ部の顔合わせだ。


    「三井」
    「あー、お前、アレか、翔陽の花形」
     体育館に先に到着していた三井と花形は思わぬ再会を果たした。
    「つーか、お前さ、赤木から聞いたけど、相当頭いいんだろ?もっと大学選べたろ」
    「まぁ、選択肢はあったけど。大学ならバスケ引退してからまた通えばいいし。バスケ続けるなら、ここが一番面白そうと思ったんだ」
    「おぉ、そーかい」
     滑り込みに近い状態で推薦を貰った三井は、花形の余裕の発言に驚き目を丸くした。大学って、何回も行くとこなのか?、と。
    「翔陽って、神奈川の?藤真くんのとこの?」
    「諸星か」
    「げっ」
     2人の会話に入ってきたのは、愛知の星と呼ばれた諸星だ。三井にとっては夏のインターハイでの最後に戦った相手だった。
    「あ、お前、湘北の三井だろ?」
    「おぅ。久しぶりだな。お前もチームメイトかよ」
    「花形だ。よろしく。藤真のことは知ってるのか?」
    「そりゃまぁ、選抜とかで一緒になったし。俺、牧とは仲良いから藤真や翔陽の話も聞かされてたんだ」
     3人が話していると、体育館の扉がガラガラと開いた。

    「お出ましだな、俺達のキャプテンが」

     深津とその半歩後ろの松本が体育館へと
    入った。

    「あっ」
    「げっ!三井!!」

     それは深津にとって待ちに待った瞬間だった。

    「深津は知ってたけど、お前もか。えーっと名前なんだっけ?俺、後半の記憶があんまりねぇんだよ。6番だろ、お前」
     ズカズカと深津と松本に近付く三井に体育館がザワついた。
    「松本だピョン」
     固まって答えない松本に変わり、深津が答えた。

    「感動の再会ピョン」

     これが新しいチームの始まりだった。
     このチームが大学バスケに新しい風を吹かせるのは、まだ少し先の話だ。
     
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    lemon_155c

    DONEこんなリョ彩が見たい!ということで、書き手4人でシチュエーション交換を行いました。
    私が担当したのは「事故ちゅー」です。
    学校行事とかも考えましたが、部活の方が起きる確率高いかな?と思って、部活にしました。

    ※作中、CPとしての描写はありませんが他キャラクターの彼女の有無や交際歴について触れています。
    夕暮れは赤を隠す それはいつもバスケ部にとっていつも通りの光景のはずだった。木暮の何気ない一言が発せられるまでは。
    「え? 木暮さん、彼女いた事あったんですか?」
    「佐々岡、お前彼女いたのか……」

     バスケ部ではお馴染みとなった、桜木と流川の小競り合いを止めに入った佐々岡が桜木に吹っ飛ばされて木暮と接触した。そこまでは、よくあるバスケ部の出来事だが、今日は少し違った。接触した際、佐々岡の唇が木暮の頬に触れてしまったのだ。泣きながら謝る佐々岡に対して、木暮は気にするな、と苦笑いしたが、土下座のスタイルで謝る佐々岡に宮城と三井は思わず笑ってしまった。加えて、原因を作った桜木も指を差して笑っていた。
     そんな佐々岡に木暮が「そんなに気にするなよ、お互い初めてって訳でも無いし」と言ったことで、それまでお腹を抱えて笑っていた3人は動きが止まったのだった。
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    lemon_155c

    DONE個人的にこの絡み見てみたいな〜。という組み合わせのショート詰め合わせで書いてみました。男女の片思いはありますが、カプというほどの表現はありませんが、リョ彩とヤスアンを推してる女が書いてます。
    リョータ達が3年の5月ごろのイメージ。アンナちゃんもマネージャーになった湘北を妄想。あと、桜木軍団とバスケ部も仲良しになっているだろうな〜。という妄想も詰めました。
    ふたりずつⅠ 高宮&桑田
     移動教室の途中、パシッと何か叩くような音が廊下に響いた。
    「おぉ! あれはサッカー部のエースと美人マネージャーのカップルじゃん」
     廊下を振り返り、発生元を確かめるとそこにいたのは校内でも有名なカップル。失礼と知りつつ、俺の目が輝いた。これは、凄いニュースだ!
    「訳ありっぽいから嬉しそうにするのやめなよ」
    「桑ちゃんは優しいな〜。だって、校内でも有名なカップルだし、どっちも狙ってるヤツいるぜ?これは荒れる予感だぜ」
     桑ちゃんことバスケ部の桑田くんと俺は2年で同じクラスになった。花道たちとはみんな違うクラスだし、顔見知りは他にいないので俺から話しかけた。可愛い顔のわりに意外と骨のある男で、流石部活で花道と流川に揉まれているだけのことはある。それに、俺としてもラッキーなのは花道たちといると女子が話しかけてこないのに、桑ちゃんといると女子が普通に話してくれる。そんな訳で、すっかり俺はクラスで桑ちゃんといる時間が増えた。
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