カピオロ親子の夫婦に100の質問(前半)(健全)1 あなたの名前を教えてください
「通名はカピターノ。本名はスラーインだ」
「オロルンだ。僕は彼のことをカピターノと呼んでいる」
2 年齢は?
「不死の呪いを背負う俺に意味のある質問だろうか……。単純計算で530歳は過ぎている」
「20歳を過ぎたあたりだ。年数だけなら55年は生きていることになる」
「ああ、そうか。子供たちといる時間があるから俺は565……大体570歳ぐらいだ」
「老舗みたいだな」
3 性別は?
「男。パパをしている」
「男でママだ」
4 貴方の性格は?
「……冗談が通じない」
「頑固者の変人……と思っている」
「自覚があるようで安心した」
「含みがある言い方だな」
「割と苦労している」
「なんだと……?」
5 相手の性格は?
「よく気が回るが自分の意見は曲げない。子供たちに真剣に向き合っている」
「優しくておおらかだけど、見た目よりずっと焦りやすいし子供にはタジタジしている」
「次男に一生懐かれないんだ……」
「何があんなに怖いんだろうな?」
「分からない……」
6 二人の出会いはいつ?どこで?
「ナタの戦争中だ」
「カピターノが僕の家の畑に来たんだ」
7 相手の第一印象は?
「…………」
「怪しい人が近付いてきたなぁって。君は?」
「……すまない。一目惚れだった」
「その話を詳しく聞かせてくれ!」
「嫌だ」
「いつも君は話してくれないな!そんなに照れることか!?」
8 相手のどんなところが好き?
「何事にも真剣に取り組むところ」
「いつでも落ち着いていて頼りになるところだ」
「オロルンは興味を持ったものを極めるつもりで学ぶ。なかなかできることではない」
「畑もそれで始めたからな。今はみんなでやれるから夏場の草むしりがかなり楽になった」
「長女がよく手伝ってくれるが、あれは本当に大変だな」
9 相手のどんなところが嫌い?
「人が言いたくないことを根掘り葉掘り聞いてくる」
「君が個人的なことを話さないからだろ。そういうところが好きじゃない。改善してくれ」
「善処する」
「このスピードで返事をするときは絶対改善しないんだ彼は」
10 貴方と相手の相性はいいと思う?
「オロルンはどう思う?」
「僕たち以上に仲の良い夫婦はいないと自負している」
「そうか」
「嬉しそうだな」
11 相手のことを何で呼んでる?
「オロルン」
「カピターノ」
12 相手に何て呼ばれたい?
「今のままでいい」
「うーん、僕も今のままでいいな」
13 相手を動物に例えたら何?
「コウモリ以外ないだろう」
「でっかい猫。すごくでっかい猫だ」
14 相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる?
「何が欲しい?」
「何が欲しいか当ててみてくれ」
「……………………」
「熟考させてしまった。僕はどうしようかな。髪を束ねるクリップが壊れたと言っていたからそれかな」
「…………思いつかない;;」
「答えは枕でした」
「枕」
「最近ぺしゃんこになってきたんだ」
15 プレゼントをもらうとしたら何がほしい?
「特に欲しいものはない」
「んー……最新式のオーブンレンジかな……」
「買えばいいだろう」
「買ったら次の新しい機能を載せたものが出そうなんだ。電機メーカーと読み合いをしている」
「変わった趣味だな……」
16 相手に対して不満はある?それはどんなこと?
「不満はない」
「たまに帰りが遅いんだ。心配になるから連絡くらい入れてほしい」
「すまない。部下との飲み会を上手く抜け出せないときがある」
17 貴方の癖って何?
「考え事をしていると眉間に皺が寄る」
「機嫌が良いと鼻歌を歌っているらしい」
「あれは何の歌なんだ?」
「分からない」
「ちょっと歌ってみてくれ」
「♪〜」
「……カーンルイアの国歌じゃないか……?」
「まさか」
18 相手の癖って何?
「寝ているときに俺にめり込んでくる」
「そんなことはしていない」
「しているだろう」
「せめて抱きついてくるとか可愛い言い方があるはずだ」
「めり込んでくる」
「か、変えないな……」
「俺は?」
「僕の耳をモフモフしてくる」
「ああ……それは……自覚があるな……」
「すごく眠くなるんだ。テクニシャンだな」
19 相手のすること(癖など)でされて嫌なことは?
「寝ているときに布団を全剥ぎすること」
「やったことないけど」
「お前は知らないだろうが、寝相で掛け布団をひっくり返して床に落としているんだ」
「……迷惑をかけてごめん……」
「今は慣れたが最初は驚いた」
「まあ君だって夏に冷たいところを探して床に落ちてたりするけどな」
「……嘘だろう」
「事実だ。長男にも聞いたらいい。持ち上げてベッドに戻すのは本当に大変だったんだぞ」
20 貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何?
「朝が弱くて準備が遅いと怒られる」
「朝ごはんの時間があるからな。僕はなんだろう。……君って僕に対して怒ったことあるか?」
「喧嘩は多々するだろう」
「カピターノの指摘が的確すぎて、怒っているというより指導されている気分だ」
「反省してないなこいつ……」
21 二人はどこまでの関係?
「結婚している」
「最後まで、という回答でいいんだろうか」
22 二人の初デートはどこ?
「ナタのマーケットだな」
「デートという名目ではなかったけど今思い返せばデートだった」
23 その時の二人の雰囲気は?
「……どうだった?」
「楽しかった!屋台で肉串を買って一緒に食べたんだ」
「まあ、悪くなかったということだろう」
24 その時どこまで進んだ?
「買い出しだからそれだけだ」
「僕はすごく手を繋ぎたかったんだけど我慢した」
「繋げばよかっただろう」
「当時の僕にそんな勇気なかったんだ」
25 よく行くデートスポットは?
「フォンテーヌの劇場」
「僕はモンドのシードル湖も好きだ」
「今度また連れて行く」
「サンドイッチを持っていこう」
26 相手の誕生日。どう演出する?
「任務を入れないようにして一緒に過ごす」
「腕によりをかけてご飯を作る」
「あれが食べたい。はちみつの……ハニー……」
「ハニーセビチェ?」
「それだ」
27 告白はどちらから?
「オロルンからだ」
「戦争の真っ只中だったのに自分勝手だったな」
「いや、俺が出遅れたんだ」
28 相手のことを、どれくらい好き?
「物量での表現が必要なのか?」
「すっごく好きだ」
29 では、愛してる?
「「当然、愛している」」
30 言われると弱い相手の一言は?
「『一生のお願い』」
「『お前にしか頼めない』」
「オロルンの一生は何回あるんだろうな」
「僕が欲しいだけある」
「暴君……」
「お前にしか頼めないと言ってプリンアラモードを作らせたことを言いふらしてもいいんだぞ」
「やめろ」
31 相手に浮気の疑惑が! どうする?
「問い詰める……というか、浮気する想像ができない。事実確認をする」
「同じだ」
32 浮気を許せる?
「許せるわけないだろう」
「他の人を好きになってしまったなら、きちんと人間関係を整頓してからにするべきだ」
「……そういう予定があるのか……?」
「ないない!」
33 相手がデートに1時間遅れた! どうする?
「連絡がつくなら待つが、そうでないなら迎えに行く。トラブルに巻き込まれている可能性もあるからな」
「何時間でも待つぞ」
34 相手の身体の一部で一番好きなのはどこ?
「耳」
「よくモフりに来るもんな。僕はカピターノの口元が好きだ」
「初めて聞いた」
「仮面のときから見ていたから愛着がある」
「愛着……?」
35 相手の色っぽい仕種ってどんなの?
「色っぽさとは無縁だ」
「失礼だな。探してくれ」
「男らしさの方が勝っている」
「そうか?」
「人をベッドに誘うときに『君が欲しい』と言ってくるやつのどこが色っぽいんだ」
「うーん、反論の余地がない」
「俺は?」
「君は何をしていても色気しかないぞ」
「そんなわけないだろう」
「自分では分からないものなんだな」
36 二人でいてドキッとするのはどんな時?
「デート中にご機嫌で走っていったオロルンが崖から落ちそうになったとき」
「そういうのじゃないだろこの質問は!」
「ドキッとした」
「違う違う。不意に手が触れたとか振り返ったら思ったより近くに居て顔が目の前だったとかそういうのだ」
「なるほど。では、微笑まれたときだ」
「……君って結構ピュアだよな……」
37 相手に嘘をつける? 嘘はうまい?
「俺は生きてきた年数が違うからな。オロルンはそんなに上手くない」
「カピターノが上手すぎるんだ。玉座では何も教えてくれなかったしな」
「言ってどうなるとも思えなかった」
「そのときには長男がいたんだぞ。挨拶ぐらいするべきだった」
「そうだな……」
38 何をしている時が一番幸せ?
「日向ぼっこ」
「イチャイチャしてるときとか言えないのか?」
「イチャイチャしながら日向ぼっこをしているときだ」
「合体させるんじゃない」
「ふっ」
「あははっ」
「……まあ、こんな感じで話しているときが一番幸せだ」
「うんうん」
39 ケンカをしたことがある?
「人並みには」
「結構するぞ」
40 どんなケンカをするの?
「どんな……」
「覚えてるか?」
「全く覚えていない」
「何だったかな、忘れた」
41 どうやって仲直りするの?
「どう、とは……。普通に……?」
「ごめんなさいするぞ」
「ああ、互いに謝ったら終わりだ」
「長男が間に入ることも多いな」
「2歳の頃から喧嘩の止め方が変わらない」
「そうそう、それぞれをぎゅーって抱き締めて『ダメだよ』って諭してくるんだ。可愛いだろ」
「喧嘩がどうでもよくなる」
「だから内容覚えてないんだろうな」
42 生まれ変わっても恋人になりたい?
「もちろん」
「絶対に君を探すからな」
「今度はオロルンから会いに来るといい」
「じゃあ畑仕事しててくれよ」
「む。今のうちに教えてもらおう」
「いいぞ」
43 「愛されているなぁ」と感じるのはどんな時?
「オロルンが寄ってきたとき」
「そんなのでいいのか?」
「居心地が良いと思ってもらえるのは嬉しい」
「なるほど。僕は寝しなに撫でられてるときだ」
「いつも頑張っているからな。労いの意味もある」
「ありがとう」
44 「もしかして愛されていないんじゃ……」と感じるのはどんな時?
「……?? ない」
「ないな。忙しくて会えないときはあるけど愛されていないとは思わない」
45 貴方の愛の表現方法はどんなの?
「一般的なものだ」
「キスとハグ。言葉。行動。想像されるもの全てだ」
46 もし死ぬなら相手より先がいい? 後がいい?
「…………」
「僕達って死ぬのか?」
「……死なないかもしれないな……」
「というわけでこの質問には答えられない」
47 二人の間に隠し事はある?
「何かあるか?」
「次の結婚記念日にサプライズでパーティを……あっ!?」
「今、隠し事が無くなった」
「言っちゃった……」
48 貴方のコンプレックスは何?
「顔の傷と言いたいが、最近は化粧を覚えたから気にしていない」
「魂が欠けていることだったけど、最近はカピターノの不死の呪いと混ざって安定しているんだ」
49 二人の仲は周りの人に公認?極秘?
「公認だ」
「さすがに戦争が終わってからだけど、結婚式もやったぞ!長男がリングボーイをしたんだ!」
「二次会は派手なライブだったな」
「マーヴィカ様が張り切っていた。楽しかったな!」
50 二人の愛は永遠だと思う?
「死なないからな」
「文字通りの永遠だ」