ふと目が覚めて、重い瞼を持ち上げる。
カーテンの隙間からはまだ朝日が差し込む様子はない。
まだ起きる時間じゃないな、と掛け布団を引き上げたところで、いつもの感触と違っていることに気づいた。
眠気が纏わりつく頭でぼんやりと考え、数秒かけて、昨日は庶民の舞踏会のあと、エドモンドの部屋に泊まったことを思い出した。
そして次に、隣で眠っていたはずのベッドの主がいないことに気づく。目を擦りながら起き上がると、部屋の隅で卓上の小さな明かりを頼りに身支度をしているエドモンドがこちらに気がついた。
「すまない、起こしてしまったか？」
いつもの騎士の服装に身を包み、髪を括っていたエドモンドがベッドに近づいてくる。
「いや。……まだずいぶん早いけど、もう出るのか？」

《那才是他的聖夜星光》熙攘的人潮塞滿不到10度的冬夜街道，泛著暖色光芒的燈飾串起成排路樹。
光線穿透寬大的玻璃窗，沾染上分屬於各間店鋪的不同色彩又回到大街上，流竄在人群當中，為城市刷上聖夜前夕獨有的夢幻氣息。


「…得、伊得？」沉穩而清透的男聲喚回青年飄遠的意識。轉頭回來，發現已經來到與主題聖誕燈飾合照的隊伍最前端。

「身體不舒服嗎？不要拍照先去休息吧？」好不容易劃到這晚休假的警官擔憂地皺眉著青年的臉色。

「抱歉抱歉，」伊得乾笑兩聲，握住對方的手就往拍照區走去，「只是在想事情想到出神了。」


從活動工作人員手中接回手機，兩人湊在一起挑挑選選了一會，才並肩走出拍照區。

「剛剛在想什麼？」看來艾德蒙特並不是很信任伊得方才的回答——畢竟伊得前兩三個禮拜才剛搞出因為著涼燒了三天的大前科。