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    kawaiipomechan2

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    今日中にいけるとおもったけどいけなかった…

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    krtrmurow

    MAIKINGレオラギで本を書こうと思ったけどなんとなく進まずに放置しているもの。
    ポイピクお試し投稿。
    どういったきっかけで幼いレオナ・キングスカラーがユニーク魔法を発現させたのかは、彼自身与り知らぬ所だった。既に物心ついたときには小間使いの者達からは畏怖を込めた目を向けられていて、それが何故かと理解したのも、その頃だった。
     
     触れた花が、枯れた。
     
     覚えている。今もはっきりと、記憶に焼き付いて離れない。
     指先に触れたストレリチアが花弁のふちから萎れ始め、砂となって崩れていく。窓からの光を受けて、慎ましやかに光る花瓶に活けられていたオレンジの花がみるみるうちに形を失ってついにはその足下に小さな山を作ったのを緑の目でじっと、見つめていた。たまたた通りがかった小間使いの女が小さく悲鳴を上げるのをどこか遠い事だと感じながら、幼いレオナは無表情で花だったものを見下ろす。
     すぐに片付けます。女が震える声で箒やらを持ってこようとぱたぱたと走り去るのにも応えずに、ただただじっと、何が起きたのか自分でも理解出来ないというような顔で立ち竦んでいた。
     それが最初の自覚だった。女が戻ってくるのを待たずにふらふらと自室に戻って今起きた事を考えて、ああだからなのかと納得して、それからレオナは今にも泣 3945

    KNever2tyo

    MAIKINGビスケットの妖精と白狼
    🧚ガララギや🐺ジャクがが出てくるお話。おおむね気分転換に書いたやつ。
    ジャラっぽさはないけど、ジャラと言い張る何かです。
    ビスケットの妖精と白狼

     最近、狼をよく見る。
     獣の王と形容したくなるほど大きな身体をした白い狼で、尻尾と耳の先だけが黒い。
     その狼には不思議な風格があった。群れることを良しとせず、いつも一匹でいる癖にか弱い草食獣や幼い子どもの動物を襲うことはなかったし、森を害そうとする人間に立ち向かうことすらあった。
     事実、森に住む動物たちは彼を『王』と定めたらしく、やんちゃなキツネもイタズラ好きなウサギも狼を目にすると、たちまち頭を垂れて大人しくなるのだ。
     その上、彼はひどく利口な性質らしく、森を無闇矢鱈と荒らしたり、ラギーたち妖精が住む集落を襲ったりもしなかった。
     することと言えば、満月を思わせる冷たい金色の瞳で妖精の集落を見つめること、それから、ラギーが仲間と離れてひとり森を歩いているとどこからともなく現れて見守ること。それぐらいだ。
     仲間の妖精たちは『何を考えているかわからない』『どうせ本性は残酷なのよ』と悪しざまに語っていたが、ラギーはそうは思わなかった。

     というのも、狼はラギーを助けてくれたことがあったのだ。

     陽気の良い春のある日、仲間と離れてひとり森でベリーを摘ん 6976