神会議という名の飲み会
わいわいと賑やかな声が飛び交うヤチヨの居酒屋。
湯気の立つ料理と、香り豊かな酒。杯を交わす中で、ふとマツリが口を開いた。
「ねえ、今更だけどさー。鬼の素顔ってどんなの?面外してみてよー!」
「お前……ほんと唐突だな」
面越しに呆れたような声を返すカイ。
「だってさ〜この間スバルがポロッと言ってたの。“カイの素顔、見た目と反してたからバグかと思った”って!」
「……スバル。誰にも言わないって、約束しただろ」
「ご、ごめんなさい……酔ってて、つい……」
頭をぺこりと下げるスバルに、カイはため息をついた。
「ったく。見たところで面白ぇもんじゃねえよ」
「ズルいじゃん!スバルだけとかズルじゃん!もしかして目がさ〜33とかで、鼻がビヨーンってなってるかもしんないじゃん!興味ある〜〜!」
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