はちみつの日はちみつの日か〜って事で少し妄想をしてみた。

朝からシザちゃんが焼いたハニートーストを頬張るョセくん。そういえばはちみつって、0歳の赤ちゃんは食べられないって知ってたか？というシザちゃんに、知らないと答える。
一番下の妹の面倒を見ていた時に母さんに教えてもらったんだ、お前も将来の自分の子の為にも覚えておいた方が良いぜ？なんて言ってくるもんだから、俺はCーザーとずっと一緒に居たいのに、って人知れずショックを受けるョセくん。
甘いはちみつがしょっぱく感じてきたと思ったらいつの間にか涙が出ていて、急に泣き出したョセくんにシザちゃんはパニック。血相を変えて心配するシザちゃんに、ョセくんは胸の内を語る。
俺はどっかの女と一緒になるつもりなんてない、Cーザーが好き、大好き。やだな。こんなタイミングで言うつもりなんてなかったのに…。

トリックだったら、良かった　カボチャにコウモリに、吸血鬼。果てにはゾンビやフランケンシュタイン、かと思えば愛らしいネコミミを付けて。
　あちこちでイベントが企画され、飲食店でも特別なメニューを提供する。
　そう、これは最早祭りだ。
　公務で関係のあるイベントにいくつか顔を出して、どこを見ても仮装だらけの浮き足立った空気に、愛之介は車に戻ったとたん深いため息を吐いた。
「本日の予定は、以上です」
「ああ」
「事務所へ寄りますか」
「いや、今日は直帰する」
「かしこまりました」
　いくつか事務所に寄って確認しておきたい事もあったが、それよりもこの空気に辟易していた。早く帰宅して、こういった空気を断ち切りたい。
　確認は、明日で問題ないだろう。
　そんな愛之介の空気を察したのか、忠は無言でアクセルを踏んだ。