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    A0_Cher1e

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    A0_Cher1e

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    死期を悟って姿をくらませたらその先でばったり会っちゃったところから始まるある種の隠居高銀(触りだけ)
    ※病気は捏造

    #高銀
    highSilver

    「坂田さん、単刀直入に申し上げます。余命一年です。」
    「はい?」

    何となく糖尿の検診に来て、気が付けば馴染みの顔である医者でなく妙に真面目そうで仕事できますオーラを放つ医者と対面していて、気が付けばあと一年で死ぬと宣告を受けていて。そんな呆然とした銀時の様子を突然の死の宣告に受け止められないものと解釈したのだろう、その医者は同情の色を浮かべた。

    「お気持ちはわかります、しかしこれは嘘でもドッキリでもなく事実なんです。」
    「はぁ。」
    「カルテを見ましたがこれまで多くの怪我をなさってきたようですね。もしかしてこの病院にいらっしゃる前にももっと怪我をなさっていましたか?もしくは劣悪な環境に身を置いていた、とか。」
    「一応、戦場にいたことはありますけど。」
    「なるほど…。」

    医者はそう言うとふぅと息をついた。なんなのだろうか。こちらはまだいまいち余命の話をしっかり理解できていないのに。

    「坂田さんの体内から天人製のウイルスが見つかりました。感染力はなく潜伏期間が長い、代わりに発症すると致死率は非常に高い驚異的なものです。戦場というのは口ぶりからして攘夷戦争ですよね、そこでこのウイルスを貰ってしまったと私は勝手ながら考えています。こんなことを言うのは心が痛むのですがこのウイルスは製作者の天人さえも解毒法を確立できていない難解な構造を持っています。だから発症したら致死率が高いのですが。」
    「なるほど…?」
    「そして、その症状が坂田さんにも見られます。ウイルスを持つ人も発症する人も少ないためこれは統計的な信用がそこまで強く認められないのですが、今のところは坂田さんのその状態だった他の患者さんは皆一年ほどで亡くなっています。身辺の整理を始めてください。お若いので受け入れ難いとは思いますが、家族の方にもしっかりお話してください。残される方もお辛いですから。」
    「…は、い。」

    万一解毒法が発見されたらすぐにお知らせしますから、と当てにならない言葉を最後にもらって銀時は病院を後にした。
    余命一年。万事屋への道すがら、銀時の脳内を占めるのはその言葉だけである。幼いころからの生き方を鑑みて自分はろくな死に方をしないとは思っていたがまさか病気でこんなにも早死にするとは…。どうせならもっと早くに発症していてほしかったなどと無駄なことを考える。だがその嘆きも仕方ないだろう、最近になって新八と神楽という二人のまっすぐな子供と共に過ごすようになったのだから。はじめは追い出そうとしていたのに気が付けば今日の晩御飯は神楽の好きなこれにしよう、偶には身の回りの雑用を受け持ってくれている新八にご褒美でも用意してやろう、などと自身の日常の一部に認めてしまっていたのだから。

    「あ、すんません。」
    「ああ、って万事屋かよ。チッ。」

    物思いにふけっていると人にぶつかってしまった。反射的に謝る。こういうのは一部の面倒くさいのを除いて先に謝ったもの勝ちだ。そうして意識を目の前に向けると黒の隊服に身を包んだV字前髪のお役人がいた。前述した一部の面倒くさいのの一人、土方くんである。

    「ごめんって、土方くん。じゃあね。お仕事頑張ってくださーい。」
    「え、…おい!」

    顔を合わせてすぐに舌打ちとは嫌われているなぁと痛みもしない心を痛めた振りをしながらへらりと笑う。毎度騒がしく喧嘩をおっぱじめることもなかろうと今日は挨拶も早々にその場を去る。あちらはストレス発散の為にでも喧嘩を始めようとしているのか声をかけてきていたがそんなものは無視しておしまいである。

    再び思考に耽る。子供たちに病気のことを伝えたらどうなるかなんて容易に想像がつく。優しい子たちだ、悲しみ、でもすぐにいつもの表情を必死に取り繕って平時でさえまともな生活ができないんだから最期まで自分たちが世話をしてあげる、最後の贅沢をさせてあげるために二人で沢山万事屋の仕事もこなしてあげる、しょうがないから、といった旨を伝えてくるのだろう。嗚呼、手放すのが惜しい。でもそこまで子供たちの手にかかるわけにはいかない。衰弱した様子を見せながらだらだらと共に過ごし別れを引き延ばすよりは早くすっぱりとした方がいい。自分から離れよう。子供たちも一時の不思議なバイトという思い出にすぐに昇華していつかは記憶の奥底に眠るだろう。引きずるのは死にゆく亡霊である自分だけでいい。…尤もらしい理由を付けているが死にゆく姿を見られたくないだけだ。死にゆく姿といえば自分はどういう風に衰弱していくのだろうか、医者は肝心なところを言ってくれなかったな、とため息をつく。
    子供たちに何も言わずに消えれば探そうとするのは明らかだ。口裏合わせのためにも病気のことを誰に伝えようか。正直病名も正確に覚えていない。まぁどうせ死ぬのだ。病名なんてさして関係ない、死ぬことだけ、そう暫くしないうちに自分が消えることさえ伝えられれば。やはりお登勢が良いだろう。これまでの貯金すべてを渡せば自分が消えて子供たちが万事屋を去るまでの家賃にも困ることはないだろう。死を前にしてようやく主に金銭面に関して身軽になるとは皮肉なものだ。
    気が付けば家にたどり着いていた。丁度良くお登勢が開店のため暖簾を掛けに外に出ていた。

    「おや、辛気臭い顔をしてどうしたんだい。確か検診に行ったんだったね、糖尿の進行でも酷かったのかい。」
    「丁度良かった。話がある。」
    「…とりあえず入りな。」

    途中まで掛かっていた暖簾を外し、お登勢と銀時は中へ入った。

    「…へぇ、アンタ死ぬのかい。」
    「どうやらそうらしい。」
    「フゥ、あたしに関わる男はあたしより死ぬ定めなのかねぇ。」
    「…すまねぇな。けど、金も渡すし子供たちのことも頼んだ。」
    「死人の願いくらい叶えてやらなきゃ祟りがきそうで怖いし任せな。」
    「…まだ死んでねぇよ。」

    自分があと一年で死ぬこと、一週間もしないうちに依頼と称してここを出ていくこと、その後の子供たちのことを頼む旨を話した。お登勢は哀愁を映したが次の瞬きにはその様子も消えいつもの調子を取り戻していた。やはりこの女には自分で悲しみを受け止め抱えながらも押し潰されない強さがある。その強さを頼みにしながらも申し訳なさを感じる。気の迷いを打ち払うようにお登勢のからかいに突っ込む。

    「ただいまヨー!」
    「ただいま戻りました。あれ、銀さんまだ帰ってないの?」
    「どうせパチンコに飲み屋ネ。放っておくアル。」
    「アン!」

    上が騒がしくなる。どうやら子供たちが帰ってきたようだ。晩御飯を作らねば。再度お登勢に頼む、と告げた後、銀時は店を出て階段を上って行った。

    「素直に伝えておやりよ、天邪鬼が…。」

    お登勢の持つタバコの煙が同調するようにくらりと揺れた。



    「オイ!万事屋はいるか!?」

    銀さんが馴染みの客から遠出の必要な依頼が来た、何時までかは分からないがしばらくここを開ける、と言って出かけてから三日ほどが経った。お登勢さんも依頼主を聞いてしっかり働いてきな、と釘を刺していたからお登勢さんとも馴染みのある人なんだろう、話が上がった時新八と神楽は何となくそう感じ、自分も知らない銀時の交友関係に子供宜しく少し嫉妬したものだ。
    銀時はいないがお登勢さんに臨時の万事屋のオーナーになってもらい、新八と神楽はお登勢からゴーサインをもらった依頼のみをこなす形で万事屋を開業している。今日は依頼がこればいいなと思いながら新八は万事屋の掃除をし、神楽はぐうたらとソファの上で鼻をほじっていると、ノックもなしに土方が万事屋に飛び込んできた。顔は青くひどく狼狽しているようだった。

    「土方さん!どうしたんですかこんな朝から。」
    「銀ちゃんなら居ないネ。もしかして依頼アルか!?私たちだけでも出来るから言ってみるヨロシ!」
    「いねぇのか…。いや、依頼じゃねぇんだ…。」

    新八と神楽はいつも通りに接するがやはり土方の様子が尋常じゃない。ここまで煮え切らずまごまごとした口ぶりとは短い交流の中でもこの男にしてはおかしいと察せられる。どうやら銀時に用があったらしい土方は目的の銀時がいないと判明しても万事屋から出ていこうとしない。何かを二人に聞こうとして、しかし躊躇っているような。そんな様子に早々と我慢ならなくなった神楽はなんだヨ、用があるならキッパリシャキッと言うヨロシ!と声を上げた。神楽の様子に観念したのか、土方はやはり躊躇しながら口を開いた。

    「お前ら、…万事屋の病気を知ってっか?」

    万事屋の病気。つまり、銀時の病気。土方の言葉の意味を理解するにつれ二人の目がどんどん見開かれていく。青天の霹靂を顔で表すとしたらきっとこうなのだろう。やはり子供たちに言わないのか、と土方は静かに納得する。

    「なんでそんなこと赤の他人のアンタが知ってるんだい。」

    静寂としていたその場にいつの間に来ていたのか、お登勢の声が響いた。なんでここに、と二人の視線が尋ねていたのを察したのだろう、こんな朝っぱらからカンカンと騒がしく階段を上る音が聞こえたもんだから面倒な客が来たんじゃないかと心配してきてやったのさ、と口にした。それで、とお登勢は土方に心なしか冷たい視線を送り、もう一度尋ねた。

    「もう一度聞くよ、なんで銀時の病気のことをアンタが知ってんだい。」

    その視線に土方は一瞬たじろぐも懐からカサ、と一枚の紙を取り出してお登勢に渡した。
    それは、銀時のあの日医者からもらった診断書だった。

    「へぇ、アイツの病気はこんな名前だったのかい。一文字も掠っていやしないじゃないか。」
    「アンタは、このこと知ってたのか。」
    「一応、本人に聞いていたからね。どこでこれを手に入れたんだい。」
    「少し前にぼーっとしてたアイツにぶつかられて、そのはずみにアイツが落としていった。あの時は取り込んでいたからそのまま持ち帰ってしまったんだが、…その思い出した頃にこれを見たら病名が目に入ってな。悪気はなかったんだが。」
    「これってそんなに有名な病気だったのかい?」
    「天人の技術を利用して攘夷活動する浪士もいる。そいつらの手口に時々このウイルスを用いる奴らがいるんだ。中にはその毒牙に罹って死んじまった隊士もいる。」
    「へぇ。なんだかそこいらの医者より症状に詳しそうだね。」
    「ああ、その自覚はある。だが、まさか万事屋が罹っているとは。…まさか今いないのは死に際を見られたくないから自分から消えたってわけじゃねぇだろうな。」
    「勘が良いね。その通りだよ、あの馬鹿は。」
    「本当に馬鹿野郎じゃねぇか…!!餓鬼共もいるってのに!」
    「だから、アタシがここにいるって訳さね…。」
    「ちょ、ちょっと待ってください!!」
    「どういうことアルか?銀ちゃんが…病気…??死ぬ…??」

    子供たちの前で容赦なく続けられる寝耳に水な事態。思わずといった風に新八と神楽は声を荒げる。そんな二人に同情の眼差しを向け、お登勢は持っていた銀時の診断書を二人に渡した。
    二人は診断書を見るが見慣れない病名でいまいち理解ができない。その様子を見かねてお登勢はこれは今日届いたモンだよ、と病院かららしい書類を渡してきた。中を開くと、銀時の検診をした医者らしき人からのものであることが分かった。坂田さん、すみません。この前の病気についてどんな症状が現れるか詳しくお伝えしていませんでした。という文から始まって、これから銀時にどんな症状が現れ、どのように死にゆくのかを事細かに記してあった。読み終わった二人は顔を下げているため表情はわからないが肩は目に見えて震えていた。

    「銀さんは、なんで一言も言ってくれないんですか…!!」

    本人はもういないのに本人にしか答えられない問いを口にする。

    「さぁね、あの大馬鹿の考えることなんてアタシたちにゃわかりゃしないよ。ああ、けどね、言付されてたんだった。すまなかったな、けどこれが潮時だ。俺の事なんざさっさと忘れて今度はホワイトな職場に雇ってもらうんだな。新八は見込みがあるから真選組にでも、神楽は可愛いからアイドルなんかやったらどうだ。短い間だったが退屈しなかったぜ。せいぜい元気でやれよ。だってさ。」
    「何がアイドルアルか…!全然ホワイトじゃないネ、腹の中ブラックヨ…!!」
    「何が真選組ですか…!ストーカーゴリラにニコチンマヨ中毒、ドSのいる職場のどこがホワイトなんですか…!!」
    「おい、それはさすがに聞き捨てならねぇな。」
    「土方さんは黙ってください!!」
    「…。」
    「なんか喋れヨ、マヨぉ…。」
    「はぁ、どっちだよ…。」

    ぽた、と我慢しきれなかったのだろう、二人の瞳から雫が零れる。ポン、と二人の頭の上にしわのある年季の入った手が置かれる。その手はそのまま形の良い二人のまろい頭の上を何往復かする。その手の優しさに二人はとうとうワッと声を上げて泣くのだった。



    二人が落ち着いて泣き止んだ頃を見計らって、何故かまだいた土方が二人に問いかける。

    「それで、お前らはこれからどうするんだ。」
    「なんだ、マヨまだいたのかヨ。レディーの泣き顔見るとか失礼にもほどがあるネ。」
    「ぐっ。」

    泣き止んで早々に失礼な口をきく神楽にこめかみを隆起させながらも土方は必死に平常心を取り戻す。そんな土方の様子をどこか感謝するような眼差しを送り、次いで二人は顔を合わせてうん、と決心の籠った顔をして頷く。

    「銀ちゃんの病気を治す方法を探すネ!」
    「伊達にたくさんの人と関わる万事屋家業を受け持ってきたわけじゃありません。今までの人脈をフル活用して意地でも見つけてやります。」
    「病気治す方法見つけて、銀ちゃんも見つけて、それで言ってやるネ。ざまあみろ!私たちはそんな簡単に忘れてやらないヨって!!」
    「万事屋のブラックっぷりに慣れて真選組だのアイドルだのそんじょそこらのブラックな仕事じゃ僕たちは満足できませんって言ってやるんです!」

    先ほどまでの悲しみはどこへ行ったのか今では強く美しい光を瞳に灯す子供たちに呆気にとられた土方はしかし、こちらもすぐにニヤッと人を食うような笑みを浮かべた。

    「そいつァ良いな、あの野郎の惚け面が見られそうだ。」
    「ダロ!」
    「俺も協力してやるよ。」
    「え、土方さんが?」
    「あの野郎の面だけじゃねぇ、病気を治す方法が見つかったら俺たち真選組にとっても利益になる。…それに、アイツへの不本意ながらの借りも返せるしな。」

    そう言い放った土方の耳は少し赤くなっており、子供たちはニヤニヤとした表情を浮かべる。そんな二人に土方はいよいよ何見てんだよ、と噛み付くのであった。
    一部始終を見守っていたお登勢はやはり大馬鹿モンだよ、銀時、と心の中で呟き、しばらくの間は家賃をチャラにしてやろうと、アイツが帰ってきたらふんだくってやろうと決めたのだった。





    「ッ!?なんだ?妙な悪寒が…。」

    大して寒いとも暑いとも言えない気温の中で突如として銀時は悪寒にブルリと震え、続いてくしゅん、と一回くしゃみが出た。一回のくしゃみは良い噂だっけか、でも悪寒はどう考えても悪いことだよな、とあべこべな体に疑問を抱く。そういえば、子供たちは元気でやっているだろうか。すぐにさっぱり忘れられることを望んでいるとはいえその通りになるとへこむなぁ、自分で自己中に突き放しておきながら何を宣っているのか、と独り心の中で悶々としながら歩を進める。すると、ある門が見えてきた。門といっても燃えて黒くなり、所々崩れ落ちている元は木製のものであるが。その奥にも当時のまま残っていれば日本風の建物の様相をしていたものが燃えてほとんど灰になった姿で見うけられる。門から先が元は木製で、和風で、今は燃えた残骸であるとどうして銀時が分かるのか。

    「久しぶりだな…。」

    思わず銀時の口から懐かしむ音が零れ落ちる。詳細を知っているのは、そこが銀時の故郷であったからに他ならない。
    昔は江戸に来るまでにあんなにも苦労して時間がかかったというのに天人の技術のおかげで今は数日あれば軽く萩まで行くことができる。戦に出ると決めてから二度と戻ってくることのなかった松下村塾。正確には、塾の焼け跡。銀時が人間として初めて生活した、かけがえのない思い出の詰まった場所。
    人間として始まった場所で、人生の終わりを迎えたい。
    そう遠くない死の宣告を受けた銀時はそう思って遠路はるばるここまでやってきた。塾は燃やされた当時のままの姿で残っていた。人の手を付けられた形跡はなく、ただやはり風化してあの頃より心もとない見た目になっている。
    萩の人々は昔より圧倒的に銀時に差別的な感情を抱くことはなくなっていると少し近隣の村を歩いて気づいた。銀時はどんな場所でも寝ることに苦労することはないので問題は衣食だったが、あの人々の様子だとうまくコミュニケーションを取られれば問題ないだろうと感じた。木炭にまみれて眠るつもりは毛頭ないがどこかよさげな寝床はないかと辺りを見回しながら塾の中へ入っていく。
    すると、血の匂いがした。獣か?と思ったが自然豊かではあったが野生動物が棲みつけるほどの環境ではなかったはずだと思い起こす。必要ないだろうと思いながらもほんの少し警戒心を抱きながら血の匂いが強まる方へ進んでいく。植物が茂った先へ躊躇いなく掻き分けながら進むと少し開けた場所へ出た。

    「…っぐ……ぅ…。」
    「た…か、すぎ……?」

    果たして、そこには血まみれで大きな腹の切り傷を抑えながら、苦悶の表情を浮かべて両目を閉じる高杉がいた。
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