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    2023・10/15の全空で無料配布しました本に収録されております、ベリファーSS。
    ある日ハローランドに飛ばされてしまったベリファー+天司達のお話。ギャグです。とても短くてくだらないオチがない。

    ##ベリファー

    ハロヲランド「……フン、くだらん」
    「まあ、そう言わずにさ? たまには息抜きも必要だろう? しっぽり……ね」
    「サンダルフォン、無理に付き合わせてしまってすまないね」
    「いえ、ルシフェル様のお供が出来て嬉しいです! 温泉とは、一体どんな所なのでしょう」
     星の民研究所、慰安旅行。
     慰労と職員同士の親睦を深めるために行われているその行事は、毎年この季節に開催されている。今年の行き先は、温泉と呼ばれる不思議なお湯が沸く島。通称レヴィオンと呼ばれている国のある島だ。
    「浴衣ヴィラ、と言う装束があるそうでね」
    「ほう?」
    「こう、長いローブみたいな布を羽織り、腰の辺りを紐で結ぶそうだ。フフ……湯上がりの火照った肌に映える色は、どんな色だろう?」
    「タンパク質が茹だらぬ程度の熱水泉が自然発生する仕組みか……興味深い。ベリアル、現地に着いたら地中を調査してこい」
    「キミへ潜る前にマグマへ潜れって? ハハッ!相変わらずだねぇ、キミは。温泉へ到着する前に躰が熱くなっちまう」
    「鉱泉分析をするにあたる指針が必要だな……いや、ラジウムを含む熱水泉も存在する事を考慮して……」
    「ルシフェル様。レヴィオンには温泉まんじゅうなる名物があるらしいですよ」
    「温泉、まんじゅう?」
    「はい。このパンフレットにイラストがあるのですけど……」
     その時だった。
     サンダルフォンが手にしているパンフレットを覗き込もうと、ルシフェルが動く。一瞬足元がおろそかになってしまったのだろう。ルシフェルの長い足が、前を歩くルシファーのローブを踏んでしまい、ステーンと見事に倒れてしまったのだ。
    「ファーさん」
    「友よ、すまない。温泉まんじゅうに気を取ら、れ……」

     ぐにゃりと、世界が歪む。
     ルシファーを中心にぐるぐると世界が回り始め、研究所ご一行様と書かれた横断幕も、ルシフェルもサンダルフォンも、ベリアルの姿も。全てが混ざり合い、やがて暗闇に飲み込まれてしまったのだ。


    「……ぅ……ん……?」
     青い空、白い雲。眼前に広がっているのは、何処にでもある見慣れた光景。だが、何故だろう。いつもとは何処か違う。目を覚ましたルシファーの前には、そんな光景が広がっていた。
    「……此処は?」
     研究所の庭、だろうか。それにしては雲の形状が違う。この空域における気流の流れや今の気象条件では、あの雲は生まれない筈だ。
     それに意識を失う寸前に見た、あの大きな時空の歪みは。
    「……一体、何が……?」
     軋む躰を起こそうとするとチャリ、と指先に何かが当たる感覚がした。
    硝子の破片らしきそれを摘まみ上げてみると、徐々に記憶が蘇ってきたのだ。それと同時に、軽い足音がルシファーの元へと駆け寄って来る。
    「おいおい、ファーさん。こんな所にいたのかい?」
    「……ベリアル、か?」
    「フフ、流石だね。もうバレちまった」
    「…………」
     短い手足、愛らしいフォルム。不遜なその表情には確かに見覚えがある。だが、綿の塊であるその物体からは、狡知を司る天司だとはあまり想像がつかない。
    「貴様、巫山戯ているのか?」
    「オレかい? オレはいつでも、ファーさんに対しては真摯な男だぜ?」
    「そのくだらん反応、腹立たしい物言い……ちんちくりんだが、確かにベリアルだな」
    「おいおい、ちんちくりんとは酷いねぇ。愛らしいマスコット姿だと言ってくれよ」
    「お前が愛らしかった事など一度もない。死ね」
     ふみゅ、とマスコット姿のベリアルを踏みつけてみたが、流石は綿だ。足の下でジタバタと藻掻くだけで、ダメージが通らない。
    「ああ、友もベリアルも無事か。良かった」
    「ルシフェル? ……貴様もか」
     ジタバタ藻掻くベリアルを摘まみ上げていると、ちょこちょことまた二人マスコット姿の天司が集まってきた。ルシフェルとサンダルフォンだ。
    「貴様らなんだその姿は? 何が起こった」
    「私にも良く分からないが、気が付いたらこの姿になっていた。この地を覆う大気の影響だろうか?」
    「大気?」
    「ああ、ファーさん。少し息苦しいとは思わないか?」
    「息苦しいだと……?」
     そう言われていれば、確かに。じわじわと首を絞められている感覚と言おうか。徐々にダメージが蓄積し、緩やかな死へ向かっている感覚がする。
    「チッ……この地の空気に毒が含まれているらしいな」
    「ああ、そうだ。かなりの猛毒さ」
    「私とサンダルフォンには影響が無い様だが……」
    「ふふ、じゃあオレとファーさんだけって事か」
    「……腑に落ちんな。ベリアル、ここは何処だ?」
    「もちろん調査済みだぜ? ほら」
     おいでよ! ハローランド。
     ベリアルの丸い手が差し出したパンフレットには、そうポップな文字と、可愛らしいキャラクター達が描かれている。ルシファーはそれを受け取り、怪訝な表情でパラパラと眺めた。
    「ハロヲ……ラン、ド……? 初耳だな」
    「どうやら空の民が作った娯楽施設らしいぜ? 夢の国ってヤツ」
    「夢の国? ハッ……馬鹿馬鹿しい」
     長居は無用だ。さっさと元の世界へ戻って、温泉とやらで饅頭を食った方が有意義である。ルシファーはそう考えていたが、問題はこの愛らしい姿になってしまった被造物達だ。
     姿が小さいのを良い事に、ローブの中へ潜り込もうとしていたベリアルの頭を鷲掴みにして、容赦無く目の前へぶら下げて握り潰す。
    「おい、その姿は気に入らん。さっさと元に戻れ」
    「オレもそうしたいのは山々なんだけどさ。戻れないんだよねぇ」
    「何だと?」
    「どうやら、この娯楽施設は特殊な空間らしい。その影響で、私達も姿が保てないようだ」
     彼等の話を聞き、天才ルシファーの脳内ではとても難しい理論や計算式がチキチキチーンと展開された。そうしてはじき出された結果は、これだ。
    「……成る程な。次元移動術か」
    「次元移動?」
    「ああ、原因は恐らくこれだ」
    「コレ、って……ファーさん。これは温泉に持って行っちゃダメだって、オレ言ったよね?」
    「煩い。俺は自分の自由意思を譲らん」
     ルシファーが見せた硝子の破片らしき物体。それは、星晶獣のコアになる予定の物だ。時空や時間を操る力が籠もっているそれの研究へ、最近のルシファーは没頭していた。
    「ファーさんソレの研究にお熱すぎてさ、魔物も逃げ出すくらい汚くなってたし」
    「ハ、ある程度汚れた所で何だ? 得る結果は変わらん」
    「ある程度どころじゃなかったんだよなぁ~」
    「友よ、ベリアルの言う通りだ。根の詰めすぎは良くない」
    「……フン。これはただの仮説に過ぎないが、恐らく何かしらの要因でこのコアが暴走したのだろうな」
    「暴走?」
     時間や時空を操るその力が暴走し、この訳の分からない空間へ飛ばされたのだろう。
    「此処がどこかしらの空域である事は確かだ。だが、時代が分からん」
    「ファーさんが分からないんじゃあ、お手上げだな」
    「フン、だから貴様は無能なんだ。原因が判明したのならば、解決方法も存在する。だが……」
    「だが?」
     チラリと、ルシファーが視線を向けた先にはパステルカラーの風船に囲まれた夢可愛い空間があった。そこには可愛らしくデコレーションされたピンク色の椅子やテーブルが置かれており、良い香りが漂ってきている。
    「せっかくだ。現地調査をするぞ」
    「えっ? マジかよファーさん。それってただお腹が空いているだ……痛ッ!」
     綿のベリアルを容赦無く蹴り飛ばし、ルシファーは夢可愛い空間へと向かった。

     カレー、ラーメン、ハンバーガー。映えスイーツに、ファンシーなドリンク。夢可愛いそこはレストランになっており、販売されているフードにはマスコットキャラ達が上手く飾られている。
    「ファーさん、パンケーキも買って来たぜ」
    「なかなか興味深いな。パンケーキにもキャラクターが印刷されているのか」
     えっさほいさと綿姿の天司達がフードのトレーを運ぶ姿は、女性や子供達からすると可愛らしく見えるらしい。先ほどから何やら小型の機械を持った人々に、写真とやらを何度も頼まれていた。
    「ファーさん、味はどう? お代わりいる?」
    「煩い。さっさと次を寄越せ」
    「フフ……顔立ちだけなら夢可愛いもイケるのに、百獣の王みたいにハンバーガーへ食らいつくキミが好きだよ。お味はどうだい?」
    「味は悪く無い。が、量が少ないのが難点だな……チッ」
     すると、サンダルフォンと一緒にラテアートを覗き込んでいたルシフェルが、何かに気が付いたらしい。ヨチヨチと歩み寄ってきて、短い綿の手を伸ばした。
    「ベリアル、少し失礼する」
    「ん? どうした、ルシフェル」
     ぺっ、といつの間にかベリアルの頭に付いていた毒のバッジを外す。
    「どうやらあまり距離が離れると、私の守護から外れてしまうらしい。すまない」
    「……へー……そりゃ、ドーモ。有り難いねぇ」
    「君と私の仲だ。礼など必要ない」
    「そんな仲になった覚えはないんだけどなぁ……ファーさん。ドリンクのお代わりはどうだい?」
    「…………」
    「ファーさん?」
     最後の一皿を食べ終えたルシファーは、ファンシーなグラスに注がれたジュースを飲み干しつつ何かを考え込んでいた。
    「何か気になるコトでも?」
    「……敷物に架空の小動物が印刷されているな」
    「敷物? ああ、コースターの事かい?」
     ジュースのおまけに付いてきたコースターには、ハローランドのキャラクター達が印刷されていた。周辺のテーブルでは女性達が何やら複数枚のコースターを手にしており、絵柄の交換会が行われているようだ。
    「アレは何だ?」
    「どうやら推しの絵柄を求めて、交換相手を探しているらしいね」
    「推し?」
    「とある作品や組織の中において、自分が特別に思い入れを感じる相手のコトさ。フフ、オレにとってのファーさんみたいなものだね」
    「フン……成る程な。推し、成る程。貴様の執着はその程度のものか」
    「……えっ」
     唐突なルシファー様夢小説ムーブに思考が追いつけず、綿のベリアルは凍り付いた様に動きを止めてしまった。ベリアルの頭に付いてしまった魅了マークを、ルシフェルがもう一度ペリッと剥がしている。
    「ククク……そうか、その手があったか」
    「何か良い作戦が? 友よ」
    「ああ、思い付いた。以前、お前達の簡略化された図を印刷した中華饅頭を販売しただろう?」
    「天司まんかい? アレは良く売れたねぇ」
     ルシファーは莫大な研究費用を捻出する為に、あの手この手で金策に奔走していた。株式、詐欺、強盗、泣き落としに枕営業。まあ、その殆どは狡知を司るベリアルの役目、特技でもあるのだが。
    「ああ、売れた。アレの資金で研究所も拡大出来たしな。そこでだ、」
    「……ファーさん、まさか……」
    「そのまさか、だ。このコォスタァとやらに貴様らのデフォルメ姿を印刷し、販売する」
    「ドリンクに付けるってコトかい?」
    「ふん、飲み物など薄めた物を出しておけば良い。提供する場や人件費、仕入れにも金が掛かる。コストカットだ」
    「ええ……? じゃあまさか、もしかしてコースターに印刷するのも……」
    「研究所へ戻ったら寝ずにやれ。三日で終わらせるぞ」
    「まーたオレが体を張るのかい? 中華まんの時も寝ずに作業したんだぜ?」
    「文句があるのか?」
    「ないケドさぁ……」
     中華まんに眼鏡。ワインにスイーツと。資金調達でベリアルが奔走したケースは数え切れない。
    「安心しろ。今回は一発で莫大な稼ぎを生む方法を考えてある」
    「方法? なんだい、それは。ぜひご教授願いたいね」
    「ランダム商法、及び品薄商法だ。更にシークレットとしてレアな柄、俺の柄も混ぜる」
    「えっ それはオレが無限回収するから、世には流通しなくなるぜ?」
    「それならそれで価値が高騰するだけだ。構わん。愚かな者どもから徹底的に絞り取る」
    「友よ。それは反感を買い、醜い争いを生んでしまうだけでは……」
    「煩い。食い終わったら偵察に行くぞ」
     食べ終えた皿を積み上げ、ルシファーは腰を上げた。綿三人もフワフワと浮きながら、慌てて後を追う。
     広場ではパレードが行われているのだろう。可愛らしいマスコットキャラ達が陽気な音楽に合わせて踊るのを、人々は楽しげな声を上げつつ眺めている。
    「う~ん……これはなかなか……陽の気に満ちあふれているねぇ」
    「不愉快だ。さっさとこの場を離れるぞ」
    「フフ、オーケイ。先を急ごう。ファーさん、オレの手に掴まって」
    「その短い綿の手にか?」
     邪悪なシナ……ロール擬人化。フワフワと周囲に浮かぶ綿三人を連れたルシファーは、周囲の人々にそう噂されていたのを知らない。
     ドシドシと大股で歩いていたルシファーは、とある遊戯機械の前で足を止めた。
    「……回転木馬、か。よし、これにするぞ」
    「これはこれは……随分ロマンチックな乗り物だねぇ」
    「馬……と馬車? 友よ、これは……」
    「回転木馬、と言うらしい。馬と馬車を模した遊具だ。力学的な観点から言えば、回転する際にかかるうんたらかんたら……」
     以下略。
     ルシファーお得意の相手へ全く理解させる気の無い解説が展開され、綿三人はうんうんと話半分に頷く。
    「なーるほどね。要するに、メリーゴーランドに乗っていれば元の世界へ戻れるワケだ?」
    「凡人にも理解可能な表現で言えば、そうだ」
    「……おっと。どうやら馬車一台につき、定員は二人までらしいぜ?」
    「今の貴様らは綿の姿だが?」
    「規則はちゃんと守らないとね? ルシフェル。キミはサンディとあちらの馬車へ乗ってくれ」
    「それは構わないが……」
    「本当に残念だよ。フフ……では、また後で」
     綿のベリアルに強引に押され、ユニコーンが引く馬車へと乗り込む。不思議な事に、ルシファーとベリアルが乗り込んだ方のユニコーンは突如漆黒に染まり、角が二本に増えていたのだ。純潔を保てなかったのだろう。
     ビーッと出発を告げる音に続き、気が狂いそうなほど楽しげなメロディーが流れ始める。ガタンゴトンと、メリーゴーランドはゆっくりと回り始めた。
    心底つまらないと言った表情で馬車へ乗るルシファーの姿は、遠くから見ればお伽噺に出てくるプリンセスにも見えるだろう。馬車を引いている馬は、バイコーンだが。
    「これで暫くすると、元の世界へ戻れるのかい?」
    「ああ、そうだ」
    「フフ、じゃあ暫しのデートを満喫したい所なんだが……この姿だとどうもね」
     フワフワと、愛らしい綿の姿のままベリアルはルシファーの周囲を漂い続ける。それをジロリと睨み付け、ルシファーは小さく鼻を鳴らした。
    「では、貴様が馬にでも姿を変えれば良いだろうが。狡知」
    「アハハハ! それはとんでもないご褒美だ。戻ったらぜひそのプレイをお願いしたいね」
    「貴様の遊びに付き合うつもりはない」
     くるくる、ぐるぐる。景色が回る。
     ルシファーが手にしていたコアがポウッと熱を持ち始め、淡く輝きだした。時空を操る力が反応し始めているのだろう。
    「なかなか美しい光景だねぇ。これが本当にキミとのデートだったら、最高のシチュエーションだ」
    「フン……くだらん。良いから早く元の姿へ戻れ」
    「それが、まだ戻れないんだよね。元の世界へ帰らないとダメなのか、何かトリガーがあるのか……」
    「戻れないのならば、その姿のまま労働させるぞ」
    「フフッ! そりゃなかなか骨が折れるなぁ」
     パンケーキの上に乗せたバターのように、周囲の景色がドロドロと溶け出し、パステルカラーがマーブル模様を描き始める。徐々に次元の扉が開き始め、ルシファー達の姿がマーブル模様へと飲み込まれて行く。まるで、麻薬中毒者が見る夢の中みたいだ。
    「なあ、ファーさん」
    「何だ?」
    「もし、もしもさ。次元の狭間に迷い込んだら、オレとキミしかいない世界へ辿り着けるのかね?」
    「……は?」
    「いや、それも悪く無いなと思い付いてね。フフッ! 冗談だよ、冗談」
     タチが悪い冗談だ。ルシファーは小さく舌打ちを零し、ガシッと綿が歪むのも構わずにベリアルの頭を鷲掴みにする。そのまま口元へ小さな躰を寄せ、熱烈なキスを施してやった。
    「……これで満足か?」
    「…………」
    「デートと言えばキスだろう。貴様の望みは叶えてやった。だから、今度は貴様の番だ」
    「……ぁ、……ファー……さ、ん」
    「何が何でも俺を元の世界へ導け。貴様の四肢が引き裂かれようとも、だ。異論は認めん」
    「……う、ん……」
     すると、綿の躰がビクンと大きく反応し、背中からは元の黒い羽根が生まれ始めた。ハローランドとやらの呪縛から解放されたのだろう。

     そうして、ルシファー達は無事元の世界へと辿り着いた。温泉とやらにも後から乗り込み、星の世界にも温泉がある筈だとベリアルが温泉掘削へ向かわせられるのは、また別のお話。
     めでたしめでたし──かと、思われたのだが。

    「へー、バブさんって言うの~? アタイはクロミ。よろしくね!」
    「ええい! 畜生共が気易く余の名を呼ぶでないわ!」
    「ぼくの名前は畜生じゃないよ。プリンだよ」
    「ぬ……甘味と同一の名を持つ獣……ハッ。ええい! 寄るな!囲むな!」
     ルシファー達に巻き込まれ、ハローランドに置き去りにされてしまった星の民が一人。
     彼はしばらくハローランドの人気者となっていたが、持ち前の根性と努力で元の世界へ戻ったのだと言う。


    【おわり】
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