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    かほる(輝海)

    @kahoru1010

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    (えろメインの)字書きです。
    絵はアイコンレベル。
    小説画像メイン。
    時々趣味のアイロンビーズやハンクラ作品を投稿。
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    シティーハンター(獠香)
    逆転裁判(ナルマヨ)

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    かほる(輝海)

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    シティーハンター
    冴羽獠×槇村香
    原作以上の関係

    ワードパレット
    20.海王星
    貝がら/いつもの/面影

    #シティーハンター
    cityHunter
    #cityhunter
    #冴羽獠
    saeha
    #槇村香
    makiMurakami
    #小説
    novel
    #掌編
    conte
    ##CH
    ##ワードパレット2

    「じゃじゃーん!」
     獠がそんな変な掛け声とともに取り出したのは、小さな水着だった。それも面積の小さな水着じゃない。
    「なによそれ」
    「見たことあんだろぉ? 貝がらビキニだよ」
     そうね。グラビア写真か何かで、見たことはあるわ。帆立貝みたいな大きな貝がらで両胸と下腹部を隠してあるやつよね。それはわかるわ。でも、あんたが手にしているその水着は、そんなレベルじゃない。その貝がら、普通の帆立貝どころかベビー帆立ぐらいのサイズよね?
    「そうかそうか。言葉も出ないぐらい嬉しいか!」
     呆れているあたしを余所にして、獠は水着を握り締め感動の涙を流していた。
     あたしは、右手を握り締めた。いつの間にか、使い慣れた相棒が召喚されている。
    「こんな水着、誰が着るかぁぁぁあ!」
     あたしは全力でハンマーを振り下ろし、奴と水着を一緒くたに叩き潰した。いつもの面影も無いぐらいに潰された獠は、紐だけになったビキニを見て、今度は悔し涙を流していた。

       了
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    かほる(輝海)

    DONEシティーハンター
    冴羽獠×槇村香
    原作以上の関係

    新聞でとある記事を読んだら、急に滾ってきた(*´ω`*)

    いくつになっても手をつなげる人がいるってのは幸せだよね。
    冬の足音が聞こえ始めた、新宿の街。街路樹の銀杏も黄色く色づき始め、冬支度を始めていた。
     朝もめっきりと寒くなり、いつもは早起きの相棒も、俺の懐へ潜り込んでは束の間の二度寝を楽しむようになっていた。うっかりそのまま香が寝入っていたら、遠慮なく俺が「朝の運動」へ誘っていたのだが、最近は少し学習したらしい。ウトウトした後に慌てて飛び起き、慌ただしくベッドから逃げ出していくことがほとんどだった。
     午前中はダラダラと過ごし、午後の伝言板チェックへ出かけた香から少し遅れて、俺は家を出た。吹き付ける北風は、頬を切るような冷たさだ。つい俺も、両手をポケットへ入れたまま、背を丸めて歩いちまう。顔を上げようにも、街を行くもっこりちゃんは、あからさまに露出度も下がり、ちっとも目の保養にならねぇ。ここは温かな飲み物でも飲みながら、ついでに冷えた身体を温め合うのが一番いい。……となれば、まずは相手を探さなければ!
     俺はもっこりが立ち上がるかの如く顔を上げ、辺りの女を物色し始めた。
    『あっ! りょぉーっ!』
     遠くから名前を呼ばれたような気がするが、あえて聞こえないフリをする。早くもっこりちゃんを見つけて、 2364