Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    かほる(輝海)

    @kahoru1010

    テキストは個人的に作られた非公式のものです。
    原作者様・出版社様・版権元様とは一切関係ありません。
    無断転載・複製・複写・インターネット上への掲載(SNS・ネットオークション・フリマアプリ含む)は禁止します。

    (えろメインの)字書きです。
    絵はアイコンレベル。
    小説画像メイン。
    時々趣味のアイロンビーズやハンクラ作品を投稿。
    18歳未満はフォロー非推奨。

    シティーハンター(獠香)
    逆転裁判(ナルマヨ)

    いつもリアクションありがとうございます(*´ω`*) 
    単純な人間なので、反応があると嬉しくて、また次の作品を書く励みになります。

    ここの使い方→https://poipiku.com/76184/1140783.html
    まとめとか→https://www.pixiv.net/member.php?id=24705905
    ここでは投稿できない長さの話→https://galleria.emotionflow.com/79737/
    通頒とか→https://zr-7blue.booth.pm/

    ☆quiet follow Yell with Emoji 🍌 🍑 🍮 ❤
    POIPOI 399

    かほる(輝海)

    ☆quiet follow

    シティーハンター
    冴羽獠×槇村香
    原作以上の関係

    それでも添い寝はしていると思うの😂

    5 純潔下心
    誘ってる/都合よく解釈/ごめん+ネオン

    #シティーハンター
    cityHunter
    #cityhunter
    #冴羽獠
    saeha
    #槇村香
    makiMurakami
    #小説
    novel
    #掌編
    conte
    ##CH
    ##ワードパレット3

     依頼が無事に片付いた、とある週末。「たまには香さんも息抜きしましょうよ!」と、美樹ちゃんが飲みに誘ってきた。香は尻込みしていたが、せっかく誘ってくれたんだから行ってこいと、背中を押してやった。こんな仕事をしているせいで、香の人間関係は自然と裏の人間が多くなっちまう。当然、身を守るため、無闇矢鱈に飲み歩いたりはしない。それでもこんな風に誘ってくれる友人がいるのは、ありがたいことだ。

     美樹ちゃんがついていてくれるため、そんなに遅くならんだろうと踏んでいたが、香は日付が変わろうとする頃になっても帰ってこなかった。当然、連絡はない。探しに行くかと支度を始めた矢先、ちょうど美樹ちゃんから連絡が入った。ゴールデン街のとある店にいるが、香が酔い潰れてしまったため、迎えに来てほしいとのことだった。俺はすぐに店へ向かった。
     香は、カウンターに突っ伏して伸びてやがった。
    「りょ……。ごめ……」
    「……ったく。楽しかったのはわかるが、加減しろよな!」
     足元が覚束ない香を背負って、俺は店を後にした。営業時間中のゴールデン街は、まだ煌々と店のネオンサインが灯っている。香の具合からすると、遠回りはしない方が良さそうだ。俺は家への最短距離を歩むべく、進みだした。
     ほどなくして、だらりと垂れ下がっていた香の腕が、俺の首へぎゅっと強く巻き付いてきた。
    「りょおの背中、あったかくてきもちいい……」
     香の身体が密着すると同時に、その柔らかな胸が押し当てられる。否応なく、俺の素直な下半身に、じわじわと熱が集まりだした。
    「おまぁ、誘ってんのか……?」
     香は、そんなつもりは毛頭もないのだろう。だが、俺に都合よく解釈すると、どうしてもそうなっちまう。香からの明確な返事はなかった。背中にかかる体重が、少し重く感じる。どうやら香は寝ちまったようだ。
    「おいおい……」
     俺は大げさに、溜息をついた。この状況で寝るとか、ありえねぇし。それでも、首筋にかかる規則正しい寝息を感じていると、心のどこかでこの眠りを妨げてはいけないような気がしちまった。――そういや初めてこいつを背負った時にも、同じように思ったっけな。随分昔のことだ。
    「いつまで経っても、手のかかるシュガーボーイだな……」
     俺は軽く膝を伸ばし、香の身体を背負い直した。香はこのまま、本格的に寝ちまいそうだった。家に帰ったとして、前後不覚になった香と無理やりヤルのは、興醒めしちまう。反応のない香とのもっこりなど、つまらないに決まっている。どうやら俺は、このまま寝る羽目になりそうだ。お目覚めしたもっこりを宥め透かすには時間が掛かりそうだが、おまぁが目を覚ましたら、とことん付き合ってもらうとしよう。

       了
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    ❤❤❤❤❤❤❤❤❤💖💖😍😍💖💖💖💖💖💖💖💖💖🇻💖💖💖💘💖❤❤😍💖☺😍👏😍💞😻😍👏👍💓💘🙏💖💖💖💖💖💖💖💖💖💖☺💖💖💖💖
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    zeppei27

    DONEなんとなく続いている主福のお話で、単品でも読めます。七夕を楽しむ二人と、夏の風物詩たちを詰め込んだお話です。神頼みができない人にも人事を超えた願いがあるのは良いですね。
    >前作:昔の話
    https://poipiku.com/271957/11735878.html
    まとめ
    https://formicam.ciao.jp/novel/ror.html
    星渡 折からの長雨は梅雨を経て、尚も止まぬようであった。蒸し暑さが冷えて一安心、と思ったが、いよいよ寒いと慌てて質屋に冬布団を取り戻そうと人が押しかけたほどである。さては今年は凶作になりはすまいか、と一部が心配したのも無理からぬことだろう。てるてる坊主をいくつも吊るして、さながら大獄後のようだと背筋が凍るような狂歌が高札に掲げられたのは人心の荒廃を憂えずにはいられない。
     しかし夏至を越え、流石に日が伸びた後はいくらか空も笑顔を見せるようになった。夜が必ず明けるように、悩み苦しみというのはいつしか晴れるものだ。人の心はうつろいやすく、お役御免となったてるてる坊主を片付け、軒先に笹飾りを並べるなどする。揺らめく色とりどりの短冊に目を引かれ、福沢諭吉はついこの前までは同じ場所に菖蒲を飾っていたことを思い出した。つくづく時間が経つ早さは増水時の川の流れとは比べるまでもなく早い。寧ろ、歳を重ねるごとに勢いを増しているかのように感じられる。
    3654