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    のん*(はとorテン*)

    @poppolier

    右ラハです('ω') 
    自キャラ(お花)との絡みが今のトコと多い気がします!

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💗 🐈 🐰 🐻
    POIPOI 11

    光公
    光→自機 お花=セレブ
    水晶公
    舞台 クリスタリウム

    漆黒のネタバレがあります。
    設定とずれてる解釈もあるのでゆるく読んでください。
    自分様なので読みにくい文章です。

    げんきでいてね
    (少しだけ・・休んでいこう)


    人の通りがない事を確認して、1本のりんごの木の袂に腰をかける。

    クリスタリウムの街で、店に酒場に宿と揃うこの広場は普段は一番にぎわう場所。
    つい先刻の夜明け前までは酒場にはまだ幾人か閉めた店で余韻を楽しんで居たようだが、
    さすがに日が昇れば其々の場所に帰り床に就く。
    あと数刻もすれば、商人達が店の開店の準備に集まりだすだろう。
    それをきっかけに街に今日も人が行きかい、この街の朝が始まる。

    おやすみとおはようの間のほんの少しのひと時というのだろうか。
    静かに朝を迎えたクリスタリウムに自分だけが起きている少しばかり心躍る時間だ。
    そんな小さな休息を、最近はこの場所で人気が無ければこうしてたまに過ごしている。

    自分がこの街を作りずっと見て来た景色の一部。
    何気なく気にすることもなかった一本のりんごの木。

    『昼間にね 行き交う人たちをここから眺めるのがお気に入りなんだ』

    彼はそう教えてくれた場所だ。

    闇の戦士だ、英雄だと呼ばれる彼に、大変な事を託してしまった自分が言えることではないのだが・・
    自分が作ったこの街に今、彼の少しでも穏やかな時を過ごす場所を与えられて嬉しいと想うのだ。
    それから自身にとっても此処は特別な場所になっていた。

    少し暖かい朝の光がキラキラと降りそそぎ、しんと澄んだ空気の流れが林檎の木をさわさわとなびかせた。
    遠くの彼方ので小鳥の鳴き声が聞こえる。
    賑わう街ではきっとかき消されてしまうだろう。
    深くかぶっていたフードを下し、赤毛のピンとした耳を傾けてこの時間を楽しむ。

    彼の見ている景色とは同じものは見れないだろう。

    昼間行き交う場所に自分がこうしていても街の皆は受け入れてくれるだろう。
    けれども私の存在は皆に少しばかり気を使わせてしまうだろうな。

    けども彼は最初こそは気遣われるのだがくったくの無い笑顔や話術で、周りを巻き込んで皆に馴染んでゆくのだ。
    そういった姿を幾度も見て来た。

    その景色を同じように並んで見れたら・・・
    なんて思うけれども立場的にも、やはり同じ景色は到底及ばないだろう。

    でもそれでも。
    私ににとっては、今も同じくらい素敵な場所なのだと想っている。

    「・・・きっと一緒にみたら、もっと特別なのだろうな」

    彼が何か素敵な場所や出来事を一番に教えてくれる嬉しさを知っている。
    言ったら彼は喜んで出来る限り一緒に行こうといってくれるだろう。
    きっと朝が弱いのに無理をして付き合ってくれるだろう。

    その光景を想像しただけで愛おしさで笑ってしまう。

    見てみたい。

    けども一度だけコルシア島で語った様には今、私は言えなかった。
    彼はこちらに来てからかなり無理をさせてしまっている。

    私が託し願い、この世界を救った彼らが大きな事をなしとげて数日。
    その日々からしたら今は少しは穏やかだけども、少しでもこの世界での僅かであろう日々を負担なく過ごして欲しいのだ。
    不思議な事だ。

    無いと想ってた自分の未来に彼の傍にいる。
    ただもう、その時間も僅かだろうとしてもお互いの未来があると、私のこの時間を過ごせたらという小さな願いより、
    今はまだほんの少しでも長く彼が穏やかな眠りについててほしいのだ。
    数百年・・彼を呼びこうして会えた事を目標にして変な事だが。

    それが、とても幸福な私にとっての宝物のような奇跡をもらったのだから

    「これ以上の我儘になってしまうね」

    さわさわと風に揺れてりんごの木が返事をしているようだで笑ってしまう。

    「私の都合の良い解釈だが君のような話相手が出来たのも嬉しいよ。
     さてそろそろ人もくるし私も戻ろうかな」

    立ち上がるついでに支えにもなってくれたり・・なんて。
    自分が支えただけの事をばかげた考えになるのも英雄のお気に入りのリンゴの木だからか?
    何処となく彼を重ねて考えてしまう。

    彼が帰った後にクリスタリウムの街の中、きっと私の支えになるだろうな・・
    まるで宝物だ。
    貴方はどれほどの宝物をこの世界に、私に散りばめてくれるのだろうか。

    彼にはそんな気は微塵もないだろうけど、それを見つけるたびに愛おしくてたまらなくなる。

    「ありがとうな」

    そう呟いてりんごの木をなでる。



    「まるで・・キスでもするのかとおもって驚いちゃった」

    その声に思わず見上げたる。
    りんごの木だ。

    なのに・・幻聴にしてははっきりと居ないはずの彼の声が返事をしたのだ。

    「は・・?・・え?・・いや・・そんなに疲れては無いとおもうけど・・りんごの木が話すわけないしな」

    疲れてるのだろうか・・
    ふと地面に視線を落として驚いた。
    日の光が映しだす見覚えのある長い耳のついた影が木の陰に重なっていた。

    「あー・・ごめん・ね?」

    固まり影から目を離せない頭の上から、少し嬉しさが含むような気まずい声。
    見覚えのある靴が目の前で止まった。
    少しばかり驚きが解け、正体を確認するようにゆっくりと視線を上げた。

    「おはよう! グ・ラハ」

    影に映しだされたヴィエラ族の特徴である長い耳は、いつもピンと立っているのに少しばかり下がった様に見える。
    そして声と変わらぬ表情の彼が挨拶した。

    「あ・・あ おはよう」

    挨拶とともに、自身はそうとう面食らって見てしまったかもしれない表情を笑顔にかえて挨拶
    ・・できてるだろうか?
    彼の表情はいつも向けてくる穏やかな笑顔になったのを見ると、きっと大丈夫だろう。

    いつから居たのだろうか・・?

    そんなこと聞いく勇気もなく気まずさをスルーすべき方向に思考がすごい勢いで動いてる気がする。

    「珍しいね 朝が特に弱い貴方が起きてるなんて・・お腹が減ったのだろうか?まだ店が開くのも少し先だろうかし、何かこしらえてもって行こうか?」
    「いや さっき部屋にあった果物食べたから大丈夫だよ。グ・ラハの作ったごはんもすごく食べたいんだけど・・」

    彼の大きな手が頬に触れ瞼をを優しくなぞる。

    心配そうな表情は、まるで「疲れてるだろ?」と言わてるみたいだ。
    この街に居れば、そこまで疲労感は出る事はないのだが。
    彼は最近は特に気遣ってくれてるのが身に染みる。

    そのまま優しく頬を包まれれば、彼から目を離せない。

    「そうか・・なら良いけど、遠慮なくいつもでいってくれ。大したものはできないけど・・」
    「グ・ラハもね?」

    その言葉に思わず視線が落ちてしまう。
    まるで彼にたいする少しの遠慮さえ見透かされているようで。

    「邪魔・・したくなかっんだけどさ」
    「邪魔?」
    「ちょっと嫉妬しちゃって」

    へにゃりと笑う彼の手が頬から離れて、下していたフードを深くかぶせる。
    同時に唇が重なる感覚にギュッと目を閉じた。

    「?・・ん」

    まだ少しなれないけど、彼を受け入れたくて少しだけ唇を緩めるとふいに熱いもの流れ込んでくる。
    エーテルだ。

    コルシア島で少し弱った姿を見せてしまってからキスをする度に彼はエーテルを交えるようになった。
    ただ自身の体は、もう人の様なものではないので無意味なものだと言ってからも「元気になるおまじない」だとあしらわた。
    最初こそも「もったいない」と想ったけども、彼の愛情が形となって満たされる感覚が心地よく欲する様になってしまった。
    それが彼に伝わっているのだろうな・・

    「ラハ・・かわいい」

    事が終わるたびにそう囁かれるのには慣れず気恥ずかしい。
    だけど彼のその顏もすごく満足げな愛し気で・・
    その顏を表情をみるのが大好きだ。
    それが自身に向けられてるのがとてもとても嬉しい。

    「・・ん」

    けど恥ずかしくて返事は短くなる。
    彼に少し引き寄せられて胸の中に納められる。
    ふわりとした花の香りと彼の少し早い鼓動が心地よく耳に届いた。

    「そ・・そろそろ人が来ると」
    「だーいじょーぶ!人の気配はないし、フードかぶせてるからグ・ラハの分かりやすいの見えなければ何とかなるよ」

    自分たちの関係は周囲には恋人とは思われてない。
    隠すつもりはないけど、いつかの終わりの日の為に言わないでいようと互いに決めたことだった。
    こちらに迎えた暁のメンバーも多分気づいてはいるけど・・口にしないので真相はわからない。
    けども彼曰く一人だけ知っている者がいるそうだ。

    「分かりやすい?」

    彼は少し腕を緩めてまじまじと見る

    「うん・・結構」

    自分ではポーカフェースは得意だとおもっていたのだけども・・
    そういえば以前に彼が私の事を民に聞いた時も、民からそのような意見があったと聞いたことがあった。
    もし・・自身の行動から不意に知れ渡り彼に迷惑をかけるのだけは嫌だ。

    「すまない 気を付けよう・・」

    少しばかり突き放すように離れようとするのだが、彼は逆に力強く引き寄せて抱きしめる。

    「う・・わぁ!?」
    「別に人に見られてもいいけどさ!嫌なのはさ グ・ハラのそういう可愛い所をひとりじめしたいだけだから・・ごめんね?」

    抱えられた頭をフードの上からポンポンと撫でられる。
    彼の表情はみれないけど思い浮かべると胸がキュっとして自分も彼を抱きしめた。

    「謝る事じゃない・・」
    その言葉に彼はふふっと笑い「グ・ラハもね」と呟いた。

    「ただ、まぁ偶にはバレてもいいともう」
    「え?」

    抱きしめられた手が緩み、彼はりんごの木にもたれかかり辺りの景色をゆくっりと見渡した。

    「ある情報屋から聞いたんだ。ここのお偉いさんが珍しく書斎じゃなくて、ここに居るってね
     それもめちゃくちゃ早朝だっていうからさ」

    少しばかしむくれた表情を向けられて思わず笑ってしまう。
    彼の話す情報屋のはとても信頼がおける人だろう。

    「この塔の端末でもある私が気が付かなかったなんて、そんな凄腕の情報屋ならバレてもしかたないな!」

    とはいうけど察しはついているので不安はなく冗談をいえる。
    その情報屋から聞き出した彼はもっとすごいのかもしれないが・・。

    「そうか・・グ・ラハのお気に入りの場所なんだなぁ」
    「元々は貴方のお気に入りの場所だったんだけどね」

    苦笑いを浮かべる。

    「貴方が特別だという場所が私も特別になってしまったんだ。
     同じ景色は見るのはなかなか難しいのだけどね。この時間も悪くないだろう?」

    「いいね!」

    彼は嬉しそうに笑うと私も嬉しくなる。
    私の気に入った場所を伝えることは誰にも話してないのに・・計らずともかなえられた願いが、また宝物になる。
    とりあえず後で情報屋事、サンクレッドにお礼になにか差し入れようか。

    「それに貴方と一緒にこうして過ごしてみたかったら嬉しいんだ」
    「あーー・・・・」

    顏にふさわしくない様な間の抜けたて彼は一瞬顔をそむけた。
    少しの沈黙が続く。

    もしかして・・やはり。

    「・・すまない・・すこし我儘をいってしまったね」
    「あ・・じゃなくて!」

    彼の手が握られた私の手を包む。
    振り返った彼の頬はすこし赤くなっている。

    「その!・・グ・ラハがね そうやって自分と何かしたいって想ったことを今かなえられたなって想ったら何かね!
     とても とても 嬉しくて胸がいっぱいで・・!」

    その言葉がとても分かる。
    貴方が、いつも私にくれるから。
    私が伝えた言葉に彼も同じように嬉しくなってくれているのがたくさん伝わってきて
    こちらが何故か嬉しくて泣きそうになる。

    「っ・・伝えてよかった」
    「うん!グ・ラハ。教えてほしい!我儘なんかじゃないから君のしたい事や僕が出来る事を、僕が知りたいし、してあげたいんだ。」
    「ありがとう・・ただ本当に無理はしないでほしい・・貴方は私に優しすぎるから」
    「それは好きだからね・・ふふ。けどもさ無理って思った事はないんだ・・というかグ・ラハからお願いなさすぎて無理とか分からないかも?」
    「いや・・無茶はいっているよ。貴方はこの世界を救ってくれたじゃないか」

    彼は少し呆れたような表情を浮かべた。

    「・・このりんごの木に話した様に言ってくれたら嬉しいんだけどね」
    「う・・」

    やはり聞かれてたんだ。
    先程の気まずさがよみがえる。

    「そしたら僕は今後、この木を見るたびに嫉妬しなくていいんだろうな」
    彼が意地悪そうに呟く。

    「木に嫉妬しても意味はないかと?」
    「だってこの木は僕が欲しいグ・ラハを貰って、ひとりじめして、なでなでしてもらって・・」

    容姿やしぐさからいつも人から英雄様やら王子様だの騒がれている彼は、こんな感情を抱くのかという驚く。
    気のせいかだんだんと彼の言葉に周辺の空気が冷たく感じる。

    「わ・・私は木じゃなくて、アンタにしてほしい事を言ってるだけで!!」

    こぼれた言葉に恥ずかしくなって口元をふさぐ。
    彼は瞬間びっくりしたように固まったが、少し意地悪く笑みを浮かべる。

    「へえ」

    口元を抑えた手は彼によってあっけなく解かれ、唇が軽く触れたかとおもえばすぐに離れる。

    「ねぇ・・グ・ラハ」
    「・・?」
    「おまじない・・ほしくない?」
    「・・ぅ」

    彼はもう一度軽いキスを落した。
    欲しいといえば彼は私にエーテルを与え、私は満ちるだろう
    それはとても とても 望んでいるのに、のど元に出掛かっている言葉が詰まってなかなか出てこない。
    欲望を口にするは、これほどまでに恥ずかしいのは彼だから余計だろう。

    「仕方ないな・・」
    大きな手が頬を包み込むと彼の桃色の瞳に吸い込まれる。

    「僕がね 限界なんだ」
    「え・・?貴方が?」
    「うん・・グ・ラハ僕が朝弱いの知ってるよね?」
    「ん・・んん?・・え?ああ」

    なんだか・・雰囲気を壊されて思わずたじろいでしまう。

    「話を聞いてからね・・実は・・ないんだ」
    「え?・・すまない。最後聞き取れなくて」
    こんなに近いのに、彼がもごもごと声が小さくなってゆくので言葉が聞き取れない。

    「寝てないんです!」

    ぶっきらぼうな丁寧語を使う彼は、私に気まずい事をいうときに良く使う方法だ。
    先程までまっすぐ向けられてた視線はわずかにそらされた。

    彼が寝てないといえば・・私は方法はどうあれ寝かせるだろう。
    けどエーテルを自身に注ぐ意味がわからない。
    思うに彼が私にエーテルを注ぐのは栄養剤?のようなものだと思っていた。
    寝てないなら彼に当てた部屋はすぐそこの宿屋だし帰ればいいだけだなのに

    ・・その体力もない?

    よくよく見ると小奇麗な彼の目の下にはうっすらと隈が浮き出ていた。
    おそるおそるそれを指でなぞる。

    「聞きたいのだが..何日寝てないんだろうか?」

    ビクリと一瞬、肩が飛び跳ねる。

    「怒らないから」

    そいういうと彼の視線がゆっくりと戻ってくるが半信半疑に「本当ですか?」と聞いてくるので頷いた。
    今も怒りというか心配なのだ。

    「・・5日くらい・・か・・なぁ」
    「5!?・・あんた・・莫迦か」

    つい本音が口をつく。

    彼は多分、3台欲求の中で一番睡眠欲に弱いと想うくらい早寝遅起きなのだ。
    そうじゃなくても5日も寝てなければさすがに参るだろう。
    今こうして普通に会話してるのも不思議なくらで・・
    彼の精神力はどうなってるんだろう?
    しかもその理由がこの場所に自分が来るのを待っていたというだけのこと。
    嬉しいけど・・さすがに呆れるし・・
    それが先程から伝えている「無理」なんだ。
    でも・・彼はきっと無理と想ってないから分からないんだろうな。
    まぁ・・自分も本を読んでそうなることがあるので、今更ながらライナの気持ちが痛いほど身に染みる。


    深いため息が出る。

    「やっぱ・・怒るじゃないか」
    彼はふくれたように言う。

    「怒るというか・・呆れたんだ。それにそんなに気になるなら直接聞けばいいじゃないか」
    「こういうのは、グ・ラハから聞きたかったんだ・・もん」
    「・・・もん・・って」

    まぁなんであれ原因が自分にあると分かると彼に申し訳なる。
    反面、何かしてあげたいと優先にくるのはやっぱ好きだからだろうか。
    エーテルを注ぐくらいならいくらでも。

    「ん?・・なんで私からエーテルが欲しいと催促するように仕向けたんだのだろうか?」
    「それは・・グ・ラハに」
    「私に?」
    「・・・もっとおねだりされたかったからです」

    彼の手は少し小刻みに震えいつもより熱を持ち、指先は真っ赤に染まるほど照れていた。
    ああ・・なるほど、これが彼がいつも自分にいう・・

    「可愛い・・」

    思わず言葉がこぼれる。

    いつも彼がいう言葉なのに言われるのは慣れてない様で目をそらされる。
    彼の名前をつぶやきながらそらされた顔をゆっくりと向ける。
    多分初めてみる表情が嬉しく心踊らされる。

    「グ・・ラハ・・」

    名前を呼ぶ彼の口を塞ぎエーテルを彼に注いだ。
    そしていつも彼が私に言うおまじないを私が唱えるのだ。

    「元気になるおまじないだよ 英雄殿」




    違う意味で動けなくなってしまった彼は深いため息をついた。

    「グ・ラハにはやっぱ敵わないなぁ・・まぁ僕が教えたのだけどさ」

    まんざらでもないなみたいな笑顔を向けてくる。
    それはこっちも同じだと・・同じように笑顔でかえす。

    さて・・そろそろ人が行き交う時間だろう。
    その前に、彼を部屋におくらねば・・・
    子より大きな彼をどう運ぶか。

    自身の腕を眺め気合をいれた。
    彼は何かを悟った様に「今・・元気貰ったから宿まで立てるから!立てるから!」と一生懸命訴える。



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