俺は、どんなことがあってもお前のことを世界で一番愛してる『私さ、実は病気だったの』
わたしの高校生活は、楽しい高校生活になるはずだったのに、
こんなにも簡単に崩れてしまうだなんて、、
『でも、俺はどんなことがあってもお前のことを世界で一番愛してる』
わたしの高校生活は、あと2年で終わると、、、、
★第一章〜出会い〜★
私、青木歌音(あおきかのん)は今日から高校生になる。
友達の水織(みおり)も同じ高校になったので安心できた。
私が通う学校は、電車で30分くらいのとこにある。
私は小柄のため、満員電車には不安でしかたなかった。。
「いってきま~す!」
私は、いつもよりも元気な声で家を出た。
「気をつけていってらっしゃい!」
「うん!」
駅までは、水織と一緒。でも、駅についたら、水織は彼氏の健太と一緒に行ってしまう。
私は駅についたら、学校まで一人だ。
私が、電車に乗って10分くらい経ったとき、私のスカートの上を誰か触っていたような気がした。少し振り返ると40代くらいの男の人が、私のスカートを触っていた。
初めてのことだ。私は、怖くて仕方なかった。
「お願い、誰か助けて、、」
私は怖くて、怖くて、涙がてた。
「(やめて!!!!!)」
入学初日にこんなことになるとは考えてなかった。
「(どうしよう、、、)」
すると、ある制服姿の男の子が、触っていた男の人の手を振り払い、言った。
「こんな満員電車の中で、何してるんですか?」
「別になんにもしてないけど、急に何?」
「急に何ってじゃあ聞きますけど、なんでその女の子は泣いてるんですかね?その女の子に早く謝ってください」
「すみませんでした。」
すると、男の人は、次の駅で降り違うところに行った。
私は一言も喋らず、うつむいたままだった。
すると、男の子が言った。
「降りよ」
「えっ、」
私は突然男の子に手を握られ、電車を降りた。
「大丈夫か?」
「はい。。。」
「あの!」
「うん」
「助けてくれてありがとうございました」
「ううん。大丈夫だよ。それより、あなたの名前は、、?」
「えっ、あっ私は青木歌音って言います」
「かのんって言うんだ。」
「っっっ!!」
急に呼び捨て!?私は驚きと恥ずかしさで顔をうつむいた。すると、
「顔が真っ赤だけど?笑笑」
「えっ!!いや、なんでもないです!!」
「ふっ笑笑」
「なんで笑うんですか?」
「なんでって、歌音が必死だから。つい、、」
「もう、、、、」
「ねえ!もしかして、〇〇高校?」
「はい」
「俺も一緒なんだけど」
「えっ!そうなんですか!?」
「うん」
まさか、同じ高校だなんて、、、それにしてもものすごく背が高い!!
「同じ1年生だよね?」
「はい!」
「俺の名前は内田蓮(うちだれん)よろしく」
「よろしくおねがいしますっっ!」
かっこいいなまえ、、蓮って言うんだ、、
「とりあえず、学校行こう!男の人に触られたことは後で学校の先生に言おう!」
「はい。すみません。ありがとうございます。」
その後、私たちは一緒に学校に行った。
学校に着いて、クラス名簿を見たとき、内田さんと私は同じクラスだった。
「同じクラスだな」
「ですね。」
「そういえばさ、歌音。敬語やめね?同じ学年だし」
「うん」
「あと、俺のことは蓮って呼んで」
「分かった!」
「じゃあ、決定な!これからよろしく!歌音」
すると、蓮くんは、私の頭にポンポンと手を優しく乗っけた。
「また顔赤くなってるけど笑笑」
「そんなことないよ!」
「歌音って、すぐ赤くなるよね!かわいい」
かわいい!?なんで、そんなさりげなく言ってくるのーーー!?
これからのわたしの高校生活は、どうなっていくんだろう、、