泡沫の夢🫧🔵は瓶の国に住む幻霊だ。国の主に似た精神性をもつカーヴェに興味があった。
繊細で、面倒ごとに巻き込まれがちで、お人好しな優しいひと。カーヴェが瓶の国での仕事の合間に「僕がここに来て一体どれほど経ったんだ?久しく会ってないなぁ…」と🌱を落書きで描いていたのを知っていた。この優しい創造者は“あるはいぜん”に関しては他の人に見せる心遣いとはまた違う温度で語り、一際あたたかい線で描くのだ。
「まぁ、あの性格が悪い奴と離れられて清々するよ」
「職人が丁寧に仕上げたスイーツでさえ、腹に入れば皆同じだと一瞥もくれず口に放り込むようなあいつのことだ。絶対にここの美しさはわからないだろうな、ふふっ」
悪態を吐きつつもその眼差しにきらめく光は甘くて、イディアがくれたキャンディのようだった。きっと彼は分かりにくいながらも心の奥からじんわりと優しさがあふれる人なのだろう。
1469