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    mbyu6182

    @mbyu6182 私はめんだこ。人見知り過ぎて交流もリスインも頼めない童顔アラサー殺すぞ吾/何でもありの雑食/腐・夢・18↑・G/地雷の多い方と未成年は踵を返すがよろし/落書きや文章等々/FRB,RT,リプご自由に/無言失敬。
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    D:@mendako_disney

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    アモンの舌ピで遊ぶ主。

    ##悪魔執事はダウナー系アラサー主と共依存する
    #aknkプラス
    aknkPlus
    #aknk夢
    #主アモ

    御貫穿 昼下がりの庭園。紫外線アレルギーの主は木陰に座り、なるべく陽射しを避けながら、ガゼボで日陰浴をしていた。スケッチしていた手を止め、少し考えるように耳のピアスを弄る。
     主は、ピアス穴が多い。首上のピアスホールは12ヶ所だ。それでもまだ足りない、と云う。飽きたのか、主はスケッチを投げ出し、アモンを呼ぶ。
    「アモン、お口あーん」
    「んぁ、なんっひゅは?」
    ぱかぁ、と開けたアモンの口の中に主は親指を突っ込む。残りの4本と掌で顎を支え、舌を捏ねる。
    「ひゃ、るひ…はまぁ…」
    舌裏を撫でられ、ピアスをグリグリと弄られ、アモンの瞳は少し濡れた。
    「舌ピいいなー。べろチューきもちーんだって。私も開けようかな?」
    「は、ぁ…ひゃっへ、ふぁ…」
    「何?滑舌悪くてわかんないよ」
    反対の手で主は耳を撫で始める。だめだ、逃げなくては、と思うアモンを横目に、主は楽しげだった。
    「ひぁ、は……るひ、はぁ…ぅっ」
    無理だ、と感じる。足が戦慄く。舌と耳を緩やかに愛撫され、背筋がゾクゾクとする。
     そんな時頃、庭園をルカスが横切った。
    「あ、ルカス!」
    パッと手を離し主はルカスに駆け寄る。
    「丁度良かった、注射針頂戴?」
    「何に使うのかな?」
    「ピアッシング。アモンの舌ピ、いいなーって思って。」
    「それで、アモンくんで遊んでいたのかな?」
    「可愛いでしょ、トロ顔しちゃって。無防備だよねー」
    じゃ、先に医務室行っとくね、と主は手をヒラヒラとさせた。
    ルカスはへたり込んだアモンに声をかける。
    「アモンくん、大丈夫かい?」
    「…俺、もう、おムコに行けないっす…」
    膝を抱えて丸まるアモンに、ルカスは苦笑するのであった。



    END 2023.09.30
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    DONEあくねこ、ハナマル夢(?)
    ※本編2.5章、水龍の唄、ワインフェスティバルの内容に触れています。
    時系列的にはワインフェスティバル8話のあと。イベストを読み返していて感じたことをこねこねしました。捏造過多です。
    独白なので夢と言っていいものかわかりませんが、考えているのは主様のことなので一応夢ということにしておきたい。
    ないものねだり 宛てがわれた宿の一室でベッドに身を横たえたハナマルは、酒精が入ったわりに冴えてしまった目で、ぼうっと天井を眺めた。ついと利き手を天に伸ばす。緩く拳を握ると、掴んでおきたかった大事なものの記憶が脳裏を駆け抜けた。
     感傷的な気分になっているのは、ルカスを相手に過去の話をしたからだろう。まさか中央の大地に、燃え尽きた郷里のことを知っている人間がいるとは思わなかった。
    「百年経てば、か……」
     刺青を消したいと相談したハナマルに、刻まれた印は消えずとも人々の記憶のほうが風化すると、ルカスは言った。確かにそうだとハナマルも思った。
     だが、背に負った龍の意味を知るものがいなくなるのにそれだけ年月がかかるのだとすれば、彼が唯一と定めた主人がハナマルの出自を知る日が、いずれやってくるかもしれない。
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