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    #aknkプラス

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    住めば都

    DONEあくねこ、ルカス夢。
    いつもドキドキさせられて悔しい主様が、意趣返しのつもりで「ルカスは冗談ばっかり」と返したら、実は全部本気の本心だったと暴露される話。

    交渉係を務めて長い男が、自分の思いに振り回されて本音を隠せず、苦し紛れに冗談だよって見え見えの誤魔化し方しかできないのめちゃくちゃ萌えるなと思うなどしました
    いっそ全部、冗談にしてしまえたら 目の覚めるような美人ではない。愛嬌があるわけでも、聴衆を沸かせる話術を持つわけでもない。
     至って普通。どこにでもいそうな、地味で目立たないタイプ。――それが私だ。
     おおよそ三十年かけて築き上げた自己認識は、異世界で出会ったイケメン執事たちに「主様」と呼ばれ大切にされたところで、簡単に揺らぐようなものではない。
    「フフ、主様といられる時間は、本当に幸せです♪ この時間が、永遠に続けばいいのになあ……」
    「はいはい。全く……ルカスったら、冗談ばっかり言うんだから」
     上機嫌に微笑む担当執事を、私は半眼で睨みつけた。
     ルカスとアモンは、口説くようなセリフをよく言ってくる。恋愛経験の少ない私はそのたび顔を赤くしてドギマギしてしまうのだが、彼らの思惑どおりに翻弄されるのを、最近は悔しいと感じるようになっていた。
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    住めば都

    DONE #aknk版深夜の創作一本勝負 よりお題をお借りしました
    使用お題「スイーツ」。メインはロノと主様、友情出演でハナマル、ユーハンという感じ。夢要素は香る程度。
    今年のパレスはさつまいもがやたらと豊作。処理に困っているロノに、主様がアドバイスをしたようです。
    パレスの日常の一部を切り取るようなつもりで書きました。
    秋の味覚の楽しみ方 本日のおやつであるスイートポテトを前に、デビルズパレスの女主人は目を瞬かせた。
     昨日はさつまいものマフィンで、一昨日は食後のデザートがさつまいものモンブランだった。その前の日は、確か夕食にさつまいものサラダが出たし、さらにその前はポタージュだったか。さすがに三日以上前ともなると記憶が怪しい。
     彼女はさつまいもが大好きなので、連日でも全く構わない。だがいくら旬の食材とはいえ、こうも同じ食材を使ったメニューが続くと、台所事情が気になってしまう。
    「最近、さつまいもの料理やスイーツが続くね。旬だから?」
    「……やっぱ、気づきますよね?」
    「まあ、これだけ続けばさすがにね」
    「だよなあ……」
     訊ねた女に、厨房の主であるロノは渋い顔になった。どうやらさつまいもメニューが続いていることを気にしていたらしい。
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    住めば都

    DONEばーせか2023秋、開催おめでとうございます!
    展示作品です。楽しんでいただけたら嬉しいです。

    ボスキ夢。両片思いの二人がすれ違って傷つけあって、仲直りする話。
    明確な言葉はないけど、今のところボスキさんは十分のようです。

    ボスキさんお誕生日おめでとう! あなたは「執事として魅力がない」ってよく言うけど、そんなことは全くないよ!とても魅力的なひとで、自慢の執事です!
    愛の言葉にかえて 入浴を終え、さっぱりした気分で二階の執事室へ戻る途中のこと。ボスキは階段を登りきったところで、主人の寝室から小柄な人影が出てくるのに気づいた。無意識に口角が上がる。かつて負った怪我のせいで片目しか見えていないボスキだが、彼女の姿を見紛うことはないという自信があった。
     声をかけようとして自分の服装を思い出したボスキは、登ってきたばかりの階段を数段降りた。羽織っただけのシャツのボタンを、可能な限り急いで止めていく。
     主人が屋敷で生活を始めたばかりのころは、風呂上がりに上半身裸のままうろついて、気まずそうな顔をさせたものだ。さすがにまずいかと思い、最近は脱衣場を出る際にシャツを羽織るようになったが、暑いのと面倒なのとで、前を閉めずにいることが多かった。
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    住めば都

    DONE #aknk版深夜の創作一本勝負 よりお題をお借りしました
    「逃げてもいいんだよ」バスティン夢
    ※秋のホーム会話のネタバレを一部含みます
    向こうでいろいろあった主様が、バスティンと馬に乗っているうちに元気を取り戻す話

    主様といるときか、動物を相手しているときだけ、柔らかい空気を纏うバスティンに夢を見ています。彼は穏やかな表情の奥に激重感情を隠してるのがずるいですよね……
    安息の地を探して 天高く、馬肥ゆる秋。
     近頃の馬たちは元気いっぱいで、よく食べ、よく走り、よく眠る。前後の話の流れは忘れたが、先日バスティンは主人にそんな話をした。
     彼女がいたく興味を引かれた様子だったので、ならばとバスティンは提案したのだ。次の休日に、馬たちの様子を見に来るか、と。
     それを聞いて、元より動物好きの主人は目を輝かせた。馬たちのストレスにならないのなら、触ったり乗ったりしてみたい。そう話す彼女はすでに楽しそうで、無表情が常のバスティンまで、つられて笑みを浮かべてしまうくらいだった。
     だというのに――これは一体、どうしたことだろう。
    「……主様」
    「あ……うん。ごめん、ちょっとボーっとしてた。せっかく時間を取ってくれてるのに、ごめんね。今度はちゃんと聞いてるから、もう一回説明してもらえる?」
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