ぎりぎり「俺はまだお前がエリオスに戻ったこと認めてねーからな、ディノ」
ウエストセクターと対イクリプス部隊との特別任務のため、ディノとキースは打ち合わせに参加していた。打ち合わせが終わり、それぞれ関係者は部屋を出ていき、2人もそれに続き、廊下を歩いていたところだった。
「ジュード、お疲れさま!前回は俺1人だったけど、今回はうちのメンティーも含めての合同の任務だ。よろしくな♪」
俺はいつも通り、明るく返した。元、対イクリプス部隊だったことで、ディノは時々メンバーと任務を共にすることがあった。しかし、俺の素性を知って受け入れてくれるメンバーもいれば、ジュードのように不信感をいまだに持っている人間もいる。
「ふん、任務は信頼関係が大切だ。もしかしたらまだイクリプス側の人間かも知れない奴は信用できないからな。」
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