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    かれる

    🍺🍕と🌱💥が三度の飯より好きな腐女子。たまに駄文を自己満足のためにしたためて投稿してます。気が向けば絵も描く。

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    かれる

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    デイドロお題「手紙」をお借りしました。
    行き詰まってほぼワンウィーク使っちゃいましたが…書き終えたので良ければご覧頂けると嬉しいです。

    #キスディノ
    kissdino

    いつかの手紙※アカデミー時代捏造
    ※回想多め

    思えばアイツは昔から、何でもないことを手紙やらハガキやらにして、遠方のおじいさんやおばあさんに送るが好きだとよく言っていた。返事が帰ってくるのが楽しみでいつもいつも待ちきれなくてと、はしゃぎながら……その話をオレにする。
    あぁ、そうかよ。良かったな。と返事することしか出来なかったのに、懲りずにまた別の手紙を貰った話をしたりするもんだから、結果的にアイツの家族がどんなものなのか、興味がなくても嫌という程知ることになった。
    ある日、急に
    「キースは誰かに手紙、書かないの?」
    という問いを投げかけられた。頭を掻きながら、
    「……書くような相手がいねぇんだよ」
    と濁すと
    「じゃあ、俺や俺のおじいちゃんやおばあちゃんに書いてよ!」
    「おじいちゃん達はキースのこと、家族同然に思ってるって言ってたし、きっと喜んでくれるよ!」
    と食い気味にくるディノに押されて、柄にもなく机に真面目に向き合って、手紙とやらを書いている。にしても、手紙なんて何書きゃいいのかも分からないオレは、とりあえず最初に、『ディノへ』と宛名をできるだけ丁寧に書いて、それからブラッドから貰ったアドバイスである、感謝を告げる手紙……というのを書いてゆく。こんなの素の状態で書けるわけない……と思い、多くは書けなかったけど、これで満足してもらえるだろうというくらいの量を書き、最後にしっかり折って封筒に入れて封をする。
    それから、ディノのじいさんとばあさんにもにも手紙を書いた。いつも遊びに行った時世話になっているから、感謝しているという内容で書いた。
    全ての作業が終わってから、慣れないことはするもんじゃないな、とインクに塗れた手を見て思ったが、不思議と不快感は感じなかった。

    そして後日二通の手紙が届いた。
    初めて貰った、手紙だった。
    一つはディノのじいさんとばあさんから、もう一つは、ディノからだった。
    思いのこもったものを受け取るのは何だか少しこそばゆくて、あたたかい気持ちになった。そんなのはもちろん、本人達には言わないのだけれども。そして、誰かに見られてないか確認しながらこっそり引き出しの奥の方にしまった。温かい気持ちと共に心の奥に。

    *☼*―――――*☼*―――――

    そんな手紙を発掘したのはつい最近の事だった。いつの間にか無くなっていたし、捨ててしまっていたかもと思っていたのに。
    ……そういえば、なんて書いてあったっけ。
    思い立ってからは手を止めることも出来ず、ペラリと乾いた音を立てながら、ゆっくり手紙を開く。

    『キースへ
    いつも俺の無茶ぶりに答えてくれてありがとな。手紙を書いてってお願いしたけど、本当に書いてもらえるなんて思ってなかったから嬉しかったよ。あと、あんな風に思って貰えてるなんて嬉しくて、早く伝えたいと思って手紙を書いてます。』

    とここまで読んで、ふとあの頃の自分は何を書いてディノに送ったんだろうと気になり始めて記憶を辿るが、どうしても思い出せない。この先を読んだら何か思い出せるだろう。そう考え、また手紙に意識を戻す。

    『俺も同じ気持ちだよ。俺を受け入れてくれてありがとう。一緒にいてくれてありがとう。』

    同じ気持ちだよ……ってなんの事だ?
    って、ほんとに何を書いたんだよあん時のオレは……と少し恥ずかしくなり始めて手紙を閉じる。
    「あ!それ、俺が昔キースに書いた手紙だ!」
    という声にはっと顔をあげると目の前にディノが居て、思わず手紙を隠す。
    「なんで隠すんだよー!俺にも見せてよ!」
    とわざとらしくふくれっ面をするディノに、
    「お前、羞恥心解かねぇのかよ……?自分が人に書いたものを自分で見ようと思えるのすげえな……」
    と言いながら手紙を渡す。そして手紙を読みながらコロコロ変わってゆくディノの表情を眺めながら、あの日のことを、手紙を渡した日のことを思い出していた。

    *☼*―――――*☼*―――――

    「はい、これ。」
    ぶっきらぼうに手紙を差し出すと、
    「え?もしかしてこれって……」
    と目を輝かせながら2枚の封筒を受け取る姿を横目で見ながら
    「そう。手紙だよ、青色の方がお前のじいさんとばあさん宛で、薄い赤色の方がお前宛な。」
    と呟く。
    「ありがとう、絶対返事出すからな!」
    その時の笑顔が忘れられない。
    初めて向けられた、花が咲くような満面の笑み。
    コイツってこんな風に笑う奴だったっけ。
    思わず見とれてしまいそうになる。
    大事そうに手紙を抱えるディノをみて、書いてよかった。改めてそう思った。

    *☼*―――――*☼*―――――

    「俺こんなこと書いてたのかー……恥ずかしい……告白みたいじゃんか…‪…」
    と言いながら呻くディノの声で回想から呼び戻される。
    「おー、お前に恥ずかしいって感情がちゃぁんとあったなんてな、びっくりだわ」
    とつんつん脇腹を着きながら茶化すと
    「俺だって恥ずかしいって気持ちくらい持ってるよ!!」
    と茹でダコみたいに真っ赤になった顔でそう言われて思わず笑みがこぼれる。
    「ははっ、ほんとに……お前って変わったやつだよな。」
    無意識にそんな言葉が出て、その後しばらくディノの反応がなかったから、地雷でも踏んだかと思って
    「おーい、ディノ?大丈夫かー?」
    と声をかけると
    「あ、いや……その……キースってそんな風にも笑うんだなって、思って……」
    と途切れ途切れに出た言葉を聞いて、今、どんな表情をしてたんだと戸惑いながら片手で口元を覆う。しばらく気まずい沈黙が流れる中、それをいち早く破ったのはぐうぅ……というお腹の音だった。
    「もしかして、お前…‪…」
    と心底呆れたというような目で見ると
    「あはは、なんか、お腹空いちゃって……そうだ、ピザ頼む?」
    という反応が返ってくる。
    全くこの男は…‪…と思いながらデリバリーの注文を取りその旨を伝え、いち早く共有スペースに向かわせる。そして、1人になった部屋で置かれた手紙をそっと回収する。
    またこの手紙を見返す日は来るのだろうか。
    そう考えながらゆっくりと引き出しの奥にしまい込んだ。
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    pagupagu14

    DONEHERO/キスディノ(🍺🍕)
    あんまキスディノ要素ないけどキスディノオタクが書いてるのでキスディノです。ワンピースの映画ストロングワールドの地味なパロ。ディノを助けに行くキースの話です。
    キスディノにおいてルフィはキースでナミはディノやと思ってる節ある。結構関係性は反対するけどね
    書きたい所を書きたかったシリーズなので突然始まって突然終わる。
    HERO キスディノ
     ガッ、ゴスッと蹴る音と共に桜色の髪が揺れ床に転がされた。けれど空色の瞳は諦めなど微塵も感じさせない色をさせ敵を睨みつけていた。
    「…あの子達を解放しろ」
    「ま〜だそんなこと言ってんのか?自分と似たような能力を植え付けられたからって親近感でも湧いてんのかぁ?それで巻き込まれてこんな目に遭ってるなんて世話ねぇよなぁ」
    下品に笑う男たち。ディノは歯軋りをするしかなかった。自分と同じような動物化のイクリプスを幼いながらに植え付けられた子供たち。自分の環境がいかに運が良かったかを知り、人身売買されそうになっている子供たちを放ってなどおけなかった。ヒーローとしても、ディノ・アルバーニ個人としても。しかし色々と誤算が重なり、サブスタンス能力を使えないようにする枷を嵌められ今はいたぶられることしかできなかった。
    頭の片隅で考えるのは子供達のことと、自分の隠した言葉を親友は、相棒は聞いてくれただろうかという不安ばかりだった。
    (いいや、信じよう。だって、あいつは…キースはーー)
    と、突然建物の入り口…扉が前兆などなくへこみ出す。
    ベコ、ベコ、ベコベコッ!
    そんな不吉な音を立て次に 1781

    pagupagu14

    DONE四年分のラブレター/キスディノ(🍺🍕】
    https://twitter.com/pagupagu14/status/1373273751844843522?s=21の続きです。
    #ディノ・アルバーニ生誕祭2021
    #ディノ・アルバーニ誕生祭2021
    四年分のラブレター キスディノ
     「『桜の木の下には死体が眠っている』」
    「は?なんだそりゃ」
    「ジャパンで言われている言葉だ。だから桜は見事に咲くらしい」
    「へぇ…おかしなこと考える人間もいるもんだな」
    「でも、なんか怖くないか?それって」
    「怖いとか言う柄かよ、お前が」
    「キースひどい!」
    「ふっ…まあ、そうだな。ゾンビが出てきたりでもしたらたまったものではないからな」
    「ブラッドまで…」
    「まあ、そうなった時は守ってやるから安心しろ。ディノ」
    「ブラッド、てめぇ…」
    「なんだキース、言いたいことがあるなら言えばいい」
    「なんでもねぇよ〜」
    ***
    なんて、話をしたのはいつのことだっただろうか。桜が咲きだすといつもディノは花見をしに行こうと言ってじゃあ時期も近いのだからといつもディノの誕生日は花見を行くことが俺たちの間で恒例となっていた。
    それから、ディノが死んだと知らされ桜を見るたびブラッドのあの言葉が思い返されてならなかった。
    桜の木の下に死体が眠っているというのなら、こんなに同じような色の花を咲かせるのだからディノが下に埋まってやしないかと良いに任せて掘り起こそうとしてブ 1628

    pagupagu14

    DONE居ていいと、言ってくれる人。 キスディノ(🍺🍕)
    ワンピのアーロン戦の地味なパロ。キースvsシリウスです。前後は特に考えてません
    居ていいと、言ってくれる人。 キスディノ

     「ここは…」
    辛うじての生活用品はあるが質素すぎる人が暮らしていたことなど思わせない部屋にキースが声を漏らすと目の前のこの世のものとは思えないほど儚げで人間離れした男は口元に弧を描いた。
    「ああ、ここはディノの部屋だよ。かつて、彼が起きて寝るを繰り返していた部屋」
    「な!」
    淡々と言われた事実にキースは呆然としてしまう。だって、キースの思い描くディノと結びつかないほど何もないのだ。ベッドと冷蔵庫とランプ、着替えが入っているのだろうクローゼット、そのような生活必需品以外何もない。信じられない、と言うように口を開けたままのキースにシリウスは笑みを返した。
    「本当に残念でならないな。ディノは良い働きをしてくれたーー良い、【道具】だったのに」
    「……ーーは?」
    ドスの効いた声がキースの口から漏れ出た。それと同時にミシミシと家具が、壁が床が音を立て壊れていく。
    「…驚いたな、君にそんな力があったなんて」
    「…何て言った?」
    「うん?」
    「【道具】、だと…?」
    洗脳されていたとは言えディノが仲間がそんな風に思われるのはキースには耐えられなかった。ま 1498

    pagupagu14

    FUJOSHI SAW #キスディノ版ワンドロライ報告会
    @KD_1drwr
    【煙草】で書かせていただきました!
    ディノの喫煙者描写注意です!
    煙草 キスディノ
     「おわ、驚いた…」
    「あ、キース。お疲れ様!」
    「お、おお…おつかれ…」
    喫煙所に入ったキースはいると思っていなかった人物、ディノがいたことに驚き目をぱちくりとさせた。ディノはスマホを弄りつつ煙草を吸う手を止めずにいてそれがまたキースを驚かせた。
    「お前が煙草吸うなんて知らなかったな」
    「はは、本当はキースにだけは知られたくなかったんだけどな」
    「…どういうことだ?」
    「ええっと、白状するとさ。俺って四年のブランクがあるだろ?記憶も、他にもさ…ブラッドもそうだけど特にキースは俺の知らないところがたくさん出来てて煙草もそうだし、お酒だって、他にも…だから近づきたいと思って始めたーー呆れるか?」
    照れたように笑うディノにキースは何も言えなくなってしまう。そういえばディノの吸ってる銘柄は自分のと同じような気がするし、それが自分のため…いや、せいだというのは酷く落ち着かなく嬉しくなってしまうのだった。
    「…呆れねえし、嫌でもねぇ……むしろ」
    嬉しいという言葉は言わずともわかっているようでニコニコとディノは笑った。
    「むしろ、なんだ?」
    「分かってんだろ…」
    「でもキースの 1204

    pagupagu14

    DONE #キスディノ版ワンドロライ報告会
    @KD_1drwr
    お花見(桜)/誕生日 で書きました!
    ※ブラオスのブラッドとキースが会話するシーンがあります
    Will you marry me ? キスディノ


    誕生日に結婚うんぬんかんぬんの話書いてしまうのが私の性癖というか好きなシチュエーションだよなって書きながら気づきを得ました。
    Will you marry me  キスディノ

     (楽しそうだなぁ…)
    安っぽい缶ビールを飲みながらキースの口元は弧を描いていた。
    今日はディノの誕生日、最初はジュニアの提案でサプライズで祝おうかなんて案も出ていたのだがそれを下げさせたのはキースだった。ディノはサプライズをするのは好きだがされるのは苦手とする人間だった。それこそ上手に隠し通せたのなら問題はないのだがジュニアやキースと言ったメンツがいるなら上手く隠すことは不可能で、それで変に避けられてディノが傷つくことが目に見えていた。だからこそサプライズをやめ、ディノにどんな誕生日パーティがいいのか聞くことにしたのだった。するとディノは「お花見パーティーがしたい!」なんて言うものだから今日がディノの髪と同じような薄ピンク色をした花びらを散らせる木の下、集めるものだけ集まってパーティーを行なっている。ディノが好きなピザと少しのサイドメニューと共に。視線の先にいるディノは多くの仲間たちに囲まれて楽しそうに見えた。
    「そばに行かなくていいのか」
    「…ブラッド」
    キースの横に座り同じようにビールを飲む姿を似合わない、と思いつつキースは少 2200

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    pagupagu14

    DONEHERO/キスディノ(🍺🍕)
    あんまキスディノ要素ないけどキスディノオタクが書いてるのでキスディノです。ワンピースの映画ストロングワールドの地味なパロ。ディノを助けに行くキースの話です。
    キスディノにおいてルフィはキースでナミはディノやと思ってる節ある。結構関係性は反対するけどね
    書きたい所を書きたかったシリーズなので突然始まって突然終わる。
    HERO キスディノ
     ガッ、ゴスッと蹴る音と共に桜色の髪が揺れ床に転がされた。けれど空色の瞳は諦めなど微塵も感じさせない色をさせ敵を睨みつけていた。
    「…あの子達を解放しろ」
    「ま〜だそんなこと言ってんのか?自分と似たような能力を植え付けられたからって親近感でも湧いてんのかぁ?それで巻き込まれてこんな目に遭ってるなんて世話ねぇよなぁ」
    下品に笑う男たち。ディノは歯軋りをするしかなかった。自分と同じような動物化のイクリプスを幼いながらに植え付けられた子供たち。自分の環境がいかに運が良かったかを知り、人身売買されそうになっている子供たちを放ってなどおけなかった。ヒーローとしても、ディノ・アルバーニ個人としても。しかし色々と誤算が重なり、サブスタンス能力を使えないようにする枷を嵌められ今はいたぶられることしかできなかった。
    頭の片隅で考えるのは子供達のことと、自分の隠した言葉を親友は、相棒は聞いてくれただろうかという不安ばかりだった。
    (いいや、信じよう。だって、あいつは…キースはーー)
    と、突然建物の入り口…扉が前兆などなくへこみ出す。
    ベコ、ベコ、ベコベコッ!
    そんな不吉な音を立て次に 1781

    pagupagu14

    DONE格好いいオレの恋人 キスディノ♀(🍺🍕♀)
    ※ディノを先天性女体化させてます。
    最近付き合い始めたキスディノでタオル一枚のまま戦いに出てしまうディノを心配するキースの話
    格好いいオレの恋人 キスディノ♀
     サブスタンス反応が消えた現場に漸くたどり着いたルーキーたちはギョッと目を見開く。
    「ディノ…?」
    「ああ、フェイス!お疲れ様、もうサブスタンス反応はないから気にしなくていいぞ〜」
    へら、と笑う声の主はディノ・アルバーニ。フェイス、そしてジュニアのメンターに当たり女性のヒーローだ。そしてその彼女は先程までシャワーでも浴びていたのか、髪、そして体を水で濡れたまま、そしてタオル一枚と言う痴女と言われてもおかしくないような姿であった。
    「ディノ、そのカッコ…」
    「ああ!いやぁ、さっきまでシャワー浴びててな?で、通信が入ってヒーローとして行かないわけにはいかないだろ?だからーー」
    と、言葉を繋げようとした時低く怒ったような声が当たりを支配する。
    「でぃ〜〜〜〜の〜〜〜〜〜?」
    「げ。キース…じ、じゃあ!俺はそういうことだから…」
    「こら待て、逃げんな!」
    「わわっ、許してくれよきーすぅ〜!」
    サイコキネシスでキースの腕の中まで引っ張られたディノは濡れてしまうであろうに上着を着せられディノはわしゃわしゃとタオルで髪を拭かれてしまう。
    「お、怒ってるか…?」
    1515