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    千代子

    七五好き。

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    千代子

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    893パロ75②

    小指あぁ、死んでしまう。
    死ぬなら今がいい。
    熱くて苦しくて。
    何よりこの美しい雄の独占欲で死ねるなら、これ程甘美な事があるだろうか。
    「余所事ですか?酷い人だ」
    胎の奥を熱で嬲られて、訳が分からなくなる。
    堪らなくて爪を立てた広い背。
    この背の椿に傷を付けるのは自分だけなのだと思うと、胸の奥がほの暗く満たされる。

    事が終わった後、僕はいつも七海の左の小指を食む。
    彼の左小指には第一関節が無い。
    二年前だったか、七海が可愛がっていた男が組の金を持ち逃げしたせいだ。
    男を捕まえた後で、七海はケジメにって。指詰めなんて、僕はいいって言ったのに。
    真面目なコイツらしくて、悲しい。
    だから、落とした指をさ、食べたいって思ったんだよ。
    猟奇的かな?
    七海に本気でドン引きされたから実行はしてないけど、こっそり保存してるのは内緒。
    「悟さん」
    唇から指を抜かれそうになって歯を立てる。痛かったのか眉間に皺が寄った。あ、と思う間にぐぅと指が根元まで押し込まれる。
    小指でも、七海のがっしりした指は太い。
    爪の無い、独特の感触で上顎を嬲られて腰が跳ねる。
    緑がかった瞳に見つめられたまま。
    燻っていたた熱を引き摺り出されて。また、七海の背に爪を立てた。
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    ju__mati

    DOODLE七七五のけんと時空の呪専七五01
    ※支部の七七五3Pのけんとが自分時空に戻ったあとの呪専七五の話。短い。
    七海建人は、授業を終えて高専の廊下を歩いていた。灰原は見たいテレビがあると言って先に寮に戻っており、七海は図書室で調べ物をしていた。さすがに腹が減ってそろそろ下校するつもりだったが、横の廊下から歩いてきた人物を見て、足を止めた。向こうも七海に気づいて、「あ」と立ち止まる。
    五条悟だった。すらりとした長身を高専の制服に包み、丸眼鏡をかけた姿にほんの少し違和感を覚える。「こんにちは」と挨拶すると、「ん」と返事がある。どこかぎこちない、と思った。

    昨晩、七海はおかしな夢を見た。やたらリアルで、音も色も匂いもあって、現実としか思えないような夢。その中で、七海は11年後の自分と、11年後の五条に会った。28歳だという五条は恐ろしいほどに外見が変わっていなくて、それでも大人らしい穏やかさと柔らかさを身につけていた。その彼と、セックスをした。

    「ひとり?」

    と、目の前の五条が言った。「はい。ちょっと調べ物をしていたので」と言うと、「ふぅん」と、聞いてきたくせに気のない反応だった。しかし、立ち去るかと思った五条は片手をポケットに突っ込んだまま、七海の方をチラッと見た。
    七海は、この五条に、キスさ 2445

    Sssyashiro

    DONE2話目!
    【展示】敷島さんとの共同企画🍴
    ・トンデモ料理を作っては5に食わすことでストレス発散する7がいる
    ・つきあってないけど……ふふ♡
    ・懐かしのリレ〜小説的なアレ
    02■KYOKI NO SYOKUTAKU02■トナカイ / ポロン・カリストゥス / ヴォイシルマプッラ



     七海に部屋に呼ばれるなんて、僕ってばけっこう仲よくなれてる……? と無邪気に浮かれることができたのは最初だけだった。
     絶対にキッチンはのぞかないでください。アナタはここで好きなだけくつろいでくださって構いませんので。それでは。
     いやそれではじゃねえんだよ、と言えなかったのはこの間の七海を知っているからだった。
     そう、あの日の七海もこんなふうだった。手ぶらでどうぞ、ってなんかもうすげえ圧強めのメッセージひとつで僕を呼びつけてきてさ……でもそのときの僕は喜んだわけよ。あっこれはなんかつくってくれんだな、前に料理がストレス発散だつってたしこれは! これはなんかあるな……! って純粋な僕はめ~ちゃくちゃ喜んだわけ。料理系Youtuberもびっくりな広さのキッチンでなーにつくってくれんだろ♡ ってもうウキウキしながら行ったのよ玄関から。玄関から! なのに七海は寒気するくらいの微笑みで「ソファでくつろいでいてください」でその後はもうなに、あまりにもアバンギャルドなサウンドが……腰かけたソファから、下ろしたつま先から、伝ってくるのよ……調理中ASMRだつってこんな斬撃音再生されたら即BANされるぞマジで、くらいのやつが。これはあれだ、僕がおもしろ半分にクソデカシステムキッチンを煽ったこと根に持たれてんだなー、あれそんなヤだったのかなー、いやアイツ結構怒りの沸点低いからなー、なー、なー……とかこの僕がめずらしくも反省しながら震えてたら出てきたの料理が。ガタンつって料理が。
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