第二章・完！今更ながらですが。

昨日集会場★７緊急クエスト「風神」をクリアしてきました。

粋な計らいですよね。
あの時にあの曲を鳴らすなんて、

でもね、でもね……

「ソロで集会場クエストやってるときにBGM聴く余裕なんざないですよ！」

とりあえず、最後の関門はズタボロにはなりこそしたものの、落とさずに初見クリアできました。相変わらず、設置罠の殺意高いなあれ……。

とはいえ、あの風貌初めて会った時のフルフルさんを思い出します。

初めてフルフルと出会ったのは、雪深い山奥の、さらに奥の洞窟の中じゃった。ヤツと目が合っても発見状態にはならず、ダッシュ闘争がおこらず感電からのタックルで落ちまくっていた。

あのころと比べると少しは上達したような気がします。

【主が酔い潰れた後編】主視点（…………？）

なんか、長谷部がごちゃごちゃ話してると思う。

私、小言中に居眠りしちゃったのかな。

仕方なく重い瞼を抉じ開けて、

「長谷部？」

「ッ！主……」

長谷部の顔はビックリしていたものの。いつもと違っていて、

（えー、なんか長谷部…）

お腹痛そうだね？ちょっと泣きそう。

「長谷部」

手を伸ばして指先で頬に触れ、軽くつねってみた。

これ、

（やってやりたかったんだよなー…）

むかつくこと言われるたびに。

長谷部は顔をしかめたり、避けたりせず、つねる私の手に長谷部自身の手を重ねてきた。

「……主」

「ん…？」

長谷部は泣きそうなまま微笑すると、

「もっと触れてください」

「いいよー」

もう片方の手も上げて長谷部の両頬をつねつねしてから、長谷部の頭を両手で撫でた。