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    🍏🥝🍣現遂🍣🥝🍏

    二直含有率100%!徐庶&法正パフェください‼️やったーーーーーーーーーーッッッッッッ🥝🍏🥝🍏😋😇🙏✨✨✨
    二直週間♪♪♪(しじみ週間のメロディで)
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    https://x.com/amkrnichoku/status/1789214559494197361?s=46&t=czKxrtPJReCd0_-kqpdbUw

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    〈法庶〇七〉
     ほせ殿の食事の取り方がテキトー過ぎて痺れを切らした徐庶に、一瞬だけ雛鳥みたいに一口食べさせられてたら可愛いなと思い付いて書き始めました。
     徐庶は自分に気を遣ったのが半分原因で舌を火傷したので、恩返しに自身の舌でその患部を慰めたという感じのディープキスです。鼻キスとかスライドするだけのも可愛いね!

    二直って、チュンチュン並んだ鳥みたい!
    時々そう思う時があります。

     法正は仕事が食事なのかというくらい、普段全然ものを食べない。彼と夕食を食べに来ていた徐庶は呆れ果てた。
    「法正殿……そんな量で足りるんですか?」
    「ああ、いいんだこれくらいで。食べ過ぎると頭が働かなくなる」
     そう言って茶を飲むと、徐庶の前に色々と並んだ料理を見やった。先ほど運ばれてきた品ばかりだ。
    「俺は待ってるから、気にせず食べろ」
    「また徹夜ですか?それでは体が持たないと思いますが」
     徐庶がそう返すと法正はふいとそっぽを向く。徐庶がよく食べる男なのを分かっていながら、食事処に連れ立つのは拒まない。断られないのは嬉しいものの、毎度首を傾げたくなる徐元直であった。
     すると法正の前に蓮華が差し出された。その上には皮の破かれた小籠包。そしてスッと伸びてきた手に、わずかに顎を持ち上げられる。席から半分立ち上がった徐庶が法正に自身の頼んだものを食べさせんとしていたのだ。
    「おい、何だ──」
     突然の事に抗議する法正の口へ、スポッと小籠包が吸い込まれていく。熱さを危惧した猫舌の悪党だったが、肉と野菜と皮の温かな食感が舌の上に広がるだけだった。美味しい。
    「むぐ……」
     心なしか表情の綻んだ同僚を、徐庶はふふ……と見守っていた。彼は自分も、と思い同じものを食べようとしたのだが──
     出来立てを何もせずそのまま口に運んだので、高温の肉汁が容赦なくブワッと弾ける。
    「ン"〜〜〜ッ!!!」
     必死の形相でガバッと口を抑える徐庶。先ほどの法正の分は、予め皮を開いてフーフーと冷ましていたのだ。自分が食べようとしていた所に法正のあの態度だったため、偶然の成り行きではあったが。
     それにしても、凄く凄く熱い。これは確実に舌を火傷したと思った徐庶だったが、気にせず食べ進めた。少しジリジリするなとは思ったものの、何しろ腹が減っている。どんどん空腹を満たしたかった。法正は、気を取り直して楽しそうに食べ進めていく徐庶をジッと見つめていた。

     店を出た二人は並び立って歩き出す。途中まで一緒に帰るのだ。すると人気のない通りに差し掛かった辺りで法正が徐庶の肩を掴み、近くの木の幹にそっと押し付けた。
    「法正、殿……」
     徐庶の方は少し飲んでいたので、頬をほんのり染めた顔で不思議そうに法正をぼんやり見ていた。
    「どうしたんですか?」
     すると褐色がかった鼻筋がゆっくりと徐庶に近づいていき、徐庶の鼻先にちょん、と触れる。
    「焼いただろう、舌」
     法正は徐庶の耳を指先で弄びながら返事を促した。そして唇を合わせて、何度か上下に擦った。耳から襟足の方へ滑り落ちる手。親指の腹で胸鎖乳突筋をスリスリと撫でると、当たり前の様に促した。
    「お前も口、開けろよ」
    「っ……ん、ぅ──」
     徐庶は眉根を寄せて目の前の男を見た。静かにギラついた瞳に自分が映っている。少し触られただけで疼き出した本能。彼は降参する様に薄く唇を開けた。
    「っは、んむ……あ、んん」
     徐庶の口内にグイッと侵入した分厚くて律儀な情熱が徐庶の舌を包んで、くまなく労っていく。
    「んっ……んん〜!」
     黄緑色の立て襟にギュッと両手で掴まって、徐庶は与えられるままに夢中で報恩を貪り続けた。ジリっとした僅かな違和感と、柔らかい感覚。
     ややあってから二人の間に銀糸が伝う。それを徐庶が名残惜しそうに舐め取るのを眺めて、法正はクック……と小さく喉で笑った。
    「少し……痛くなくなりました。有難うございます、法正殿」
     法正は徐庶の肩口を枕にする様に寄り掛かると、ポツリと嗜める。
    「あまりがっつくなよ……」
     すると徐庶は法正の背中に両腕を回して優しく抱きしめ、訊ねた。
    「どちらの、方ですか。食べ物?法正殿?」
    「──さあ、な」
     互いの上半身が少しだけ離れた後。法正は徐庶の頭へ、彼の背中に垂れていた頭巾を被せる。そして無精髭の生えた顎に人差し指を添えると、再度唇を重ねた。
    「俺ばっかりじゃなくて、ご飯もちゃんと食べてください」
     ほろほろの徐庶が伏し目がちでそう告げると、法正は心地良さそうに目を閉じる。
     それから暫くの間、彼らは木の下で折り重なって夜風に当たっていた。
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