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    mitotte_kazu

    @mitotte_kazu

    自機ルガオスとエタバン相手のヴィエラとかよそよその話とかNPCよその話とか置いとく場所。
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    mitotte_kazu

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    とても短い🦍🐇

    ##ディンエラ

    牽制 アルカソーダラ族の依頼の報告をしていたルガディンのリンクシェルに通信が入る。報告を手早く済ませ、出てみると聞き慣れたヴィエラの声がした。用事を尋ねると特に、とこともなげに返される。
    「リムロミって今から来れる?」
     唐突に何だと思いながら了承すると、少しの間を置いて彼女が言う。
    「今ちょっとそこでねぇ、ナンパされてるんだけど」
     二人がかりでねぇ、と呑気に続けた彼女に溜息を吐く。心配そうに近付いてきたアルカソーダラ族に掌と笑顔を向け、大丈夫だと示した。
    「エタバンリング見せて威嚇しようかと思ったけど、そういうので納得しなさそうな子達でさぁ……」
     その外見や格好で1人で歩いていると致し方ないことだと思いながら、彼はちょっと待ってろ、と返す。
    「今から知り合いの……ヒーラーの巨乳のルガディンが来ると伝えて貰っていいか?」
     一呼吸置いて彼女が吹き出したのが聞こえた。巨乳を強調しておいてくれ、と釘を刺す彼にちょっと待って、と笑い混じりに彼女が返す。急に通信を始めて笑い出した彼女を前にナンパしてきた野郎共も困惑しているだろうな、と思いながら彼女が落ち着くのを待った。彼女が落ち着き、リンクシェル越しに何かを伝えているのを聞きながら、海都へのテレポ詠唱を始めた。
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    mitotte_kazu

    PASTアルバートと🐇さんの香水ネタ
    無粋と香水 部屋に戻ってきたヴィエラが疲れたようにベッドに倒れこんだ。お疲れさん、と姿を現したアルバートに疲れたぁ、と布団に顔を埋めたままくぐもった声で返す。
    「罪食い多すぎ……」
    「仕方ないだろう」
     ぼやいた彼女に彼が短く返すとうー、と何かを訴えるように呻いた。ベッドに歩み寄り、腕を組んで彼女を見下ろす。
    「ほら、飯でも食え。腹が減ってはなんとやらだ」
     わかってるぅ、と呟いた彼女がのろのろと起き上がる。と、その首元にアルバートが顔を埋めた。形容し難い声を漏らして後ずさった彼女に彼は無邪気に尋ねる。
    「香水か?」
     花の匂いがする、と首を傾げたアルバートに一瞬の間を置いてヴィエラは頷く。
    「花だけじゃないけど……」
     指を折りながら彼女が香水に含まれている植物の名を挙げていくが、幾つかピンとこないようで彼は更に首を傾げた。その様子を見てゆっくりと立ち上がった彼女が室内のドレッサーに近付く。しばらくそこを探っていた彼女がこれこれ、と綺麗な小瓶を手に彼の元へ向かって歩み寄った。ゆらゆらと彼女の手の中で揺れる瓶をなるほど、と眺めていた彼の前で、彼女は自身の手首に数回香水を吹き付ける。強く広がった香りに一瞬顔をしかめた彼があぁ、と小さく呟いた。
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