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    lvv_mk

    @lvv_mk

    メンマは食べられる木材だと思っていた。

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    先生のお布団で寝るのが大好きな晋と、独占欲に駆られる先生。

    #松晋
    #松晋(Fate)

    安息「せんせぇ〜…今日のしんさくは駄目です……布団、が…ふかふか………」
    部屋に来るなり、勝手に布団に転がって溶ける晋作。うぁ〜…と唸りながら伸びをする姿は、気紛れな猫のようだ。
    「…また何日も徹夜しましたね?サーヴァントに睡眠は必要ないとはいえ、起きていればそれだけ魔力の消費量が…」
    「だってぇ〜」
    「だって、じゃありません」
    ころんと背を向け話を聞かない態度を取ろうとする肩を引き、こちらを向かせる。つまらないと顔にありありと書かれた表情で、なんなら唇すら尖らせている。
    「最近はレイシフトする予定もないんで、毎日毎日暇なんですもん。それなら、面白いことをしていた方が良いじゃないですか」
    「緊急で招集される可能性もあるでしょう。万が一に備え、いつでも万全の体制をとるのも、サーヴァントとしての責務です」
    「その時はその時で頑張りますから〜。
    …だから、今日は……くあぁ…」
    大きな欠伸を一つ。赤い瞳が閉じられてしまったので、晋作が来る直前まで触っていた本を再び開く。あともう少しで読み終わってしまいそうだ。晋作が寝たら、藤原司書に何かお勧めの本を聞きに行こうか。そう考えていると、細い指先がシャツの裾をくいくいと引く。
    「…せんせぇ、?今日はどこか行くんですか?」
    眠たいということもあるだろうが、口調が随分とゆったりしている。これは図書室には行けそうにないな、と笑みを噛み殺した。
    「いいえ、特別用はありませんよ」
    「よかった、。
    …せんせぇのにおい、落ち着きます」
    掛布を口元まで被り、すんすんと鼻を鳴らす。まったく、どうしてこうも甘え上手なのか。
    掛布を捲り、細い肩を再び掴む。重たげに閉じられていた瞼が、ゆっくりとけれど驚いたと言いたげに開く。
    「晋作、こちらに」
    布団に体を滑り込ませ、腕の中に晋作を引き込む。華奢な体躯は簡単に抱き込めてしまう。
    「…えへへ、せんせぇの匂い」
    ふにゃりと溶けて微笑む。髪を梳くように撫でると晋作はより嬉しそうに声をあげ、額を肩口にぐりぐりと押し付けた。そうしてぽつりと、せんせ、と漏れる声。
    「おやすみなさい、せんせ」
    「おやすみ、晋作」
    すぐに返ってくる穏やかな寝息。相当に疲れていたのだろう。いつかマスターの布団にも潜り込んだという話を思い出し、微かに湧く不快感。
    この無防備な姿を、マスターにも見せたのか、と。それ程までに信頼しているのだとしても。この子の安息は、常に僕の傍だけであって欲しい。
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