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    猫の助

    小説は書きますが、イラストが全く描けないので
    絵は見る専門です。大好きな作家さんの絵を拝見して日々の疲れをすっ飛ばしてます(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)
    主なゲーム
    ◯フロムゲー
    ◯CAPCOM(主にバイオハザード、ジャス学)
    ◯SNK
    ◯マーベラス
    ◯洋ゲー
    ◯ATLUS

    趣味は色々あり。
    昔から
    知らない街に行ったら古本屋を探して、
    ランダムで本を選んで購入→読むそんな事を
    してたりしてなかったり。
    知らない道をぐんぐん進んで色々な所に行くのも好きです。
    そんな日常。

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    猫の助

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    思いつきでブラッドボーンのミコラーシュの夢なのかグロなのか…訳の分からない小説が出来上がりました💦
    1部訂正後、pixivにもアップしました。
    匂わせは有りますがその程度だけです。気になる方はお控えください。

    情事(ミコラーシュの場合)「ああ、君は思った以上に美しい声で鳴くね」
    そう言いその人は私の耳から顎にかけて神経質そうな細い指でなぞり、目を細め私越しに何かを見るような視線を向ける。
    だがそれは直ぐに外され、それと同時に手も離れて行く。
    そして私など最初から居ない様に歩き去ろうとしたから声を掛けた。
    掛けたはずだった。
    だけど私の声は人のソレでは無かった。
    どうして?と思い視線を彼から自分の体に移した時、私は全てを思い出した。
    記憶が逆流し全身に巡る。

    そうだ…私は…私…は………
    返せ返せ返せ私をもとに戻せミコラーシュ

    人のそれをなさぬ声で叫ぶ自分を疎ましく感じ
    それと同時に叫ぶ度に自分の視界が、記憶が、
    流れて保てなくなっていく。

    最後に覚えてるのは
    彼の視線と何かを発した事だけ。
    私の最期の記憶は其処でぶつりと切れた。

    「悪趣味ですよ。ミコラーシュ」
    「そうかね?」
    ニヤリと笑いながエドガールにこたえる。
    「そうですよ。最後にかけた言葉が……とは」
    そう言い既に理性の無い獣と成り果てた
    彼女を見る。
    その目には少しの憐れみがあった。

    「事情の最中に薬を彼女に含ませ思考を疎らにするだけではなく、そのまま実験をするなど悪趣味すぎます」
    そう溜息をつきながら、彼女だったモノに近寄り首元に刃を突き刺しそのまま捻り斬り上げる。

    「勿体無い」
    「貴方の悪趣味なモノの世話はお断りします。
    ただでさえ人手が足りないのに…」ブツブツ言いながらエドガールが返り血を拭き取り刃を仕舞う。
    「そう言えばダミアーンが探してましたよ。恐らく先日の書類の事でしょうね」
    そう言い立ち上がった彼はさっさとその場から去っていった。
    彼の去った後に残されたモノを見て
    ミコラーシュは再度「勿体無い」とポツリと呟いたが、呟くだけでさっさとダミアーンの元に向かって歩き出した。途中彼は思う。
    早く新しい実験体が欲しいと。
    男でも良い。
    女でも良い。
    全ては上位者に…瞳を授けられる為に。
    ああ、白痴のロマよ…私は酷く君が羨ましくて堪らない。いつか私も君と同じ様になりたいものだ。

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    pa_rasite

    DONEブラボ8周年おめでとう文
    誰かが見る夢の話また同じ夢を見た。軋む床は多量の血を吸って腐り始めている。一歩と歩みを進める度、大袈裟なほどに靴底が沈んだこの感触は狩人にとって馴染みのものだった。獣の唸り声、腐った肉、酸化した血、それより体に馴染んだものがあった。

    「が……ッひゅ……っ」

    喉から搾り出すのは悲鳴にもならない粗末な呼気だ。気道から溢れ出る血がガラガラと喉奥で鳴って窒息しそうになる。致命傷を負ってなお、と腕を手繰り寄せ振り上げる。その右腕に握るのは血の錆が浮いたギザギザの刃だ。その腕を農夫のフォークが刺し貫いた。手首の関節を砕き、肉を貫き、切先が反対側の肉から覗いた。その激痛にのたうちまわるどころか悲鳴さえも上げられない。白く濁った瞳の農夫がフォークを振り回す。まるで集った蝿を払うような気軽さのままに狩人の肩の関節が外された。ぎぃっ!と濁った悲鳴を上げればようやく刺さったフォークが引き抜かれた。その勢いで路上に倒れ込む。死肉がこびりついた石畳は腐臭が染み込んでいる。その匂いを嗅ぎ取り、死を直感した。だがこれで死を与える慈悲はこの街にはなかった。外れた肩に目ざとく斧が叩き込まれたのだ。そのまま腕を切り落とす算段なのだろうか。何度も、何度も無情に肩に刃が叩き込まれていく。骨を削る音を真横に聞きながら、意識が白ばみ遠のきだした。いっそ、死ねるのであれば安堵もできただろう。血で濡れた視界が捉えるのは沈みゆく太陽だ。夜の気配に滲んだ陽光が無惨な死を遂げる狩人を照らし、やがて看取った。
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