吉デン.







「腹減った〜」
　ぐぅ、と腹から音が鳴る。目の前の机の上には真っ白な課題のプリント。デンジは力が抜けたように机に突っ伏す。ゴン、と頭を打ち付ける痛そうな音と、グシャ、と紙が揉みくちゃにされた音がした。色んな音を出せる男だな、と、どうでもいいことを思いながら、吉田は読んでいた本から顔を上げる。
「その課題早く終わらせないと帰れないよ」
「わかってるってのー」
　でも腹減ってんの！　死ぬ！　と、デンジは小学生のように喚く。教室には他に生徒がいないのが幸いだった。
「ああ。そういえば俺、お菓子持ってるよ」
「は？　それ早く寄越せよ！」
　吉田が鞄から取り出した赤い箱を、目を輝かせたデンジが早速取ろうとしてくる。掴まれる寸前で、吉田はその手を躱した。

コインランドリー8「聞けよ、俺が好きなのは」
　アキが悲痛な声で叫ぶ。
　嫌だ、聞きたくない。俺にこれ以上絶望させんじゃねぇ。
　慌てて終了ボタンを押した。
　急に静かになった携帯を握り締めているうちに、涙がこみ上げてきた。
「……お前の好きな奴なんか、知りたくねーよ」
　目の前にいない相手になじるようにつぶやいた後、電源ボタンを長押しし、携帯を枕のそばに置き眠ってしまった。

　あれからアキとは話していない。
　電話がかかってきてもアキの好きな人の事なんか聞きたくなくて、取る勇気が出ねぇ。
　かと言って、繋がりを断ち切りたくなくて着信拒否に出来ないでいる。
　
「デンジ君、最近元気ないけど……大丈夫？」
　会社の食堂でメシ食ってたら同期の吉田が話しかけてきた。

岸电已交往同居，吉田→电次，年龄操作有，吉田16，岸边和电次均20，私设岸边吉田是兄弟关系，双性小狗，浴室play，失禁

岸边恋爱了。
他把人带到家里同居了。
“……你们两个都没结婚，才认识多久啊就把人带家里？”
“电次他住的地方环境不好，更何况他是个孤儿。”
“……你们别打扰我就行，我快要期末考了。”
吉田转身回房，关上门，身体抑制不住地兴奋颤抖。
他从见到他嫂嫂的第一面就喜欢上他了。尽管对方是个男人。
他是因为什么喜欢上电次的呢？是因为他亮晶晶的金色眼瞳？还是那头乱糟糟但是手感还不错的黄发？还是他挺翘圆润看上去肉感十足的屁股？还是那口可爱又有些骇人的鲨鱼牙？
……
吉田宽文不知道，他只知道当他的嫂嫂用好奇又谨慎的眼睛盯着他，他就会没来由地感觉下身发热。

番外
“电次君，要跟我一起去出任务吗？”
电次在周六的早晨被吉田的声音喊醒，眼睛还没睁开就被邀请去干活，电次可是不爽的很啊。
“唔，我为什么要跟你去出任务啊？自己一个人去啊傻逼，你不是挺强的吗？让我继续睡啊。”
“……电次君陪我去的话我可以请你和那由多吃蛋糕。”
“……一个蛋糕而已。”
“外加一万块钱。”
“……成交。”

于是电次毛毛躁躁地换好工作服跟在吉田后面出了门。
“我看看……商场三楼……是那个吧？”
吉田指了指商场三楼那个明显到不行的肉团，黏糊糊的肉团挤破了玻璃墙，有一部分悬空，不断往下掉落恶心的肉块。
“……跟那什么，无尽恶魔，好像啊。”
“嗯？为什么？”
“这家伙，在利用玻璃碎片刺伤自己的疼痛感还是什么的让自己变大的样子，是这样吧？”