・クール

王様（キング・オブ・スマイル）
　トンデモなく天然、まぁ…やる時はやる。一番力が強いので屋敷の代表になっているが、本人はそれを分かってない。澄まし顔で何も理解できてない人。ピエロに嫌われているのが悲しい。みんなと仲良くしたいが、行動が冷徹すぎて龍神と雛以外からの扱いが堅苦しい。悲しい。
　実は司が演じた「マイルス」の人格を有しているため、たまにおじさん…いや、おじいさんぽかったりする。今の身体では魔法が使えないため、ちょっと残念。

バートレット（アドバンス・タキシード）
　司が演じた役を纏った者。微笑みか真顔しか出来ないど天然アンドロイド。実はデータ元としてワッフルと王様がコピーされているが、なんかバグった（事後報告）。結果論で動いているので「最後は笑顔になるぞ！」とショースターに言われたら爆発も手伝っちゃう。喜劇が大好き。

大使（ワッフルアンバサダー）
　みんなからワッフルと呼ばれてる甘いもの大好きさん。王様や将校など自分より優れた人を“隊長”と呼んでいたりする。いつも食堂でクッキーやらワッフル、カップケーキを作ってるので甘いもの好きな人から良く絡まれる。自分はあんまり思わないが、ワッフルの身体も甘いらしい。派生たちの中で一番虫が嫌い。

ケモ（紹介しよう！！）
　未確認生物、なんでこんなところに居るのだろう。食べることと音楽とショーとみんなが好き。「がう」「くるる」「きゅう」と他にはない鳴き声でコミュニケーションを取る。よく、ウェンディや雛、トルペと一緒に遊んでる。狐狸たちがライバル。

シェフ（ありがとうの挨拶）
　アクアパッツァが売りの料理番、甘いもの以外は彼が作っている。日が変わっても厨房に篭っており、次の料理の仕込みや準備をしている。目隠しで料理当てが出来るくらい味覚と嗅覚が良い。ワッフル以外とあまり喋る印象はないが、元が司なので明るい人。シェフやらコックやら店主やら色々な名称がある、本人は気にしていない。

・ハッピー

ショースター（ザ・フォーマルスター）
　大問題児、騎士や将校の頭痛の元凶。笑顔のためならどんなことも厭わない。爆破テロ犯。派生たちの中で一番声がデカい、本家の司をもっと豪快にした行動をする。故に懐が深い。嫌な顔せず、笑顔のためならなんでもこなす。なんでもやりすぎて怒られるのが彼だが。実は司が演じた「園長」の人格もあるにはあるのだが、ショースターが強すぎて出てくる場面が無い。
　ちなみに、派生屋敷で一番最初に出現した。なぜ問題児になっているのだろうか。

バルーン（バルーンプレゼンター）
　楽しいことが好きな幼女特性持ち。出来るバルーンアートはちょっと歪だが、愛情たっぷりのニコニコアート。外で遊んでることが多いので屋敷内で遭遇するのは夜以外に無い。屋敷から聞こえてくる爆発音や怒号を知らない善性の主。ピエロからバルーンアートを頼まれるが、なぜ夜に来るのか全くわかってない。

南国（パッショナブル・キビス）
　南国っぽいから南国と名付けられた。日本語が話せない。とりあえずボディランゲージ。身体的に野生に近いため、めちゃくちゃ視力が良いし、方向感覚がしっかりしてるし、気配察知が鋭い。狐狸たちから日本語を学んでる。こり、いっぱい、ありがとう。

狐狸（狐狸の詰襟）
　狐（名:こん）と狸（ぽん）を連れた妖の学生。優等生で新しいもの好きだが、古いものも好き。龍神を「龍神様」、雛を「雛様」と呼んで敬っている。一人でふらふらと散歩してるのが好きで“秋の山”へ出かける姿が見掛けられる。ケモに威嚇される理由が分からなすぎて関わりたくない。

将校（将校の危機）
　バートと一緒で司が演じた役を纏った者。ハッピーたちの中で一番冷静で理性的。ショースターの抑止力として警備しているが、止められない、止まらない、なんなんだアイツは。実は甘いものが好きなのだが、自分では気づいてないし興味もない。普段は騎士の補佐として屋敷を巡回している。

・ミステリアス

騎士（シヴァルラス・シュヴァリエ）
　屋敷一番の抑止力。デカい声で良く怒号を響かせてるのはこの人。非常に丁寧な振る舞いと爽やかな微笑みで接しやすい性格をしてる。普段は王様に茶を出していたりと執事的な役割をしている。週に一度、ホワイトチョコを食べまくる日がある。
　チョコ好きな理由としては「怪盗チョコマニア」が元になってるからだが、抑止力として現在しているため、怪盗の片鱗は一切ない。

ロミオ（オレが主役だ！）
　抑止力としての力を有しているが、性格がぶっ飛んでいるのでたまに問題児その2として怒られている。司が演じた役を纏った者。潜在能力が解放できていないため、剣を振るったとしても最強とまでは発揮出来ない。
　騎士の方が後に出現したため、実は先輩なのだが、騎士のことを師匠だと思っている。

貝殻（確かな一歩を重ねて）
　“夏の海”で黄昏ては貝殻で遊んでるので貝殻と呼ばれている。夜にフラッと出掛けることが多い。南国と一緒に海で遊んでたりしてるが、絶対に泳がない。いつも海の香りがする謎の人。実は人魚なのではと噂されてる。
　噂は当たらずとも遠いわけではない。貝殻の元の人格は力が弱く、身体を表してからすぐに消滅してしまった。その残った身体に人格のみ存在していた「人魚王子」が乗り移ったのが今の貝殻である。

龍神（翔る龍神の衣）
　よくふわふわとそこら辺を漂っている暇人。雛と一緒に茶を飲んでたり、王様とチェスをしてたりいつも何をしてるのか予想が出来ない。ただ面白いことが好きなので雅な笑い声が聞こえたらその方へ向かうと会える。王様と同じくらい強い力を持ってるらしいが、本人がめんどくさがって見せてくれたことは一度もない。
　人格としては龍神と「司之助」と行き来している状態。「司之助」の時はツノが出ていないため、判断がつきやすい。

シャドウ（ザ・ファンタズマゴリア）
　“影”や“幻影のお前”と呼ばれたりする。司が演じた“中山”を纏ってはいるのだが、全く喋る気配がなく、ただ他の住人たちに付いていきながら屋敷内を歩いている。亡霊のような彼の唯一の友人と言えるのが貝殻。二人で砂遊びをしては黄昏るという奇妙な行動ばかりで、ピエロもドン引くほど。全ての好き嫌いが抜け落ちている。

・ピュア

雛（トラディショナル・ペガサス）
　お雛様の日に現れたのでそう呼ばれている。古めかしい衣装と振る舞いでよく“じいじ”と呼ばれていたりもする。精神的に子供な派生たちに好かれやすい。好きなことは食べる、寝る、遊ぶ、琴を弾く。ワッフルが和菓子を作りたい時は雛を頼りにしている。
　家族愛が一番強く出ているため、派生全員自分が産んだのかというくらい甘い。全員にお年玉あげちゃう。

ウェンディ（ネバーギブアップ）
　お姉ちゃんお兄ちゃん特性持ちの世話焼き。夜の絵本の読み聞かせや子供とケモの遊び相手は大体ウェンディがしている。甘いホットミルクの匂いがするので子供たちがよく眠る、眠りの達人。ぬいぐるみが好きなのでよく白百合に作ってもらっている。
　ウェンディとは呼ばれているが、人格としては薄っすらとピーターパンが出てきている。本人は気にして無い。

白百合（ピュアフラワー・タキシード）
　圧倒的な善性、光の王子様。笑うだけで周囲を照らすような明るい性格をしている。ぬいぐるみを作ったり、花を育てたり、かわいい趣味をしてる。めちゃくちゃマイペースで食堂にはみんなが食べ終わった2時間後くらいにフラッと訪れる。中庭でよく寝てる。

新年（全員参加のお正月）
　年が明けてすぐに現れたので新年と呼ばれているが、本人はあんまり納得していない。“冬の山”で遊ぶ姿が見掛けられる。雛や龍神など和風派生たちの遊び相手。龍神とは一番気が合う。毎日鼻水ズビズビで頬は真っ赤、髪の毛は雪で濡れてびしょびしょで帰ってくる。

助手（オレに任せろ！）
　頭脳明晰、誰にも止められないその思考回路は数多の謎を解き明かす…などと調子に乗っているが、将校と同い年で、バートを除く派生たちの中で一番頭が良い（ほとんどヒラメキ）だけのおじ様。ピュアの中でも人間性を保ててる部類、ちょっとトラブルメーカー気質。
　肩や腰が凝るらしく、よくマッサージを受けているが、気持ちいい時に出る声が艶めかしすぎてマッサージする側は困ってる。

・キュート

トルペ（エクラエトワール）
　司が演じた役を纏った者。司とはかけ離れた性格であるためよく注目の的になる（恥ずかしい）。同じ属性のピエロと仲が良く、一緒に寝たり遊んだりしている。ピアノの音が聴こえたら彼がいる証。よく子守唄代わりに音色を響かせている。
　実はウェンディなど精神年齢が近しい者より、助手や騎士など自分より年上の方が接しやすいらしい。

ピエロ（Fearless Clown）
　異色の派生、イタズラ好きでわがまま。トルペとぬいぐるみで遊ぶのが好き。精神的に子供なせいでうまく口が回せず、「とる、あそぶ」など単語と単語をくっ付けただけの言葉使いをする。明るいところや人物が苦手なため、白百合や王様、昼間の外には近づかない。たまに騎士にイタズラをしている。
　「リオ」と呼ばれた時は素直で家族想いの少年になるが、呼ばれるのはあまり好きでは無いらしい。

指輪（The Spotlight）
　進級後、初めて出現した住人。指輪をしてるから指輪、と本人が名乗った。電灯のついた明るいところが好きらしいが、太陽などの自然光は苦手。魔法のステッキはいつも光っていて振ると指輪が望んだように魔法が使える。白百合が気になるらしいが、中庭にすら近寄れなくて諦めている。
　知育菓子が好きでワッフルに作るよう求めるが、断られる方が多い。諦めてホールケーキをまるごと食べている。美味しい。