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    mikittytanaka

    @mikittytanaka

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    mikittytanaka

    DOODLE現パロでチャッキーパロな🐬☀️。チャッキー(チiャiイiルiドiプiレiイ)とカエルの王子様を足して5で薄めたようなお話。魔女の呪いで人形に魂を封じ込められてしまった🐬くんと出会う☀️くんのお話し。
    再録サンプル ピピピ、ピピピ…
     規則的に鳴り響くスマートフォンのアラーム音に、うぅん、と唸ったカリムの眉間に皺がよる。もう朝なのか、起きなければいけないな、朝ごはんは何にしよう、卵はまだあったかな。脳の半分以上は眠りに浸かったまま、ぽつりぽつりととりとめもない考えが浮かんでは消えていく。あぁ、けれどこの心地良いまどろみからまだ抜け出したくない。せめて、あと五分だけでも……。シーツを顎の下まで引っ張り上げ、ころりと寝返りを打つ。
     ピピピ、ピピピ…
     そんな気持ちとは裏腹に、覚醒を促すアラーム音は鳴り止まない。カリムは薄らと片目を開けた。とにかくアラームを止めなければ。スマートフォンはどこだろう。カーテンの隙間から差し込む光は部屋全体を照らすには程遠く、枕元をごそごそと手探りするもなかなか目的のものに当たらない。そういえば昨夜はベッド脇のサイドテーブルで充電したままだったかもしれないと思い出したカリムは、サイドテーブルへ手を伸ばそうと、仕方なく上体を起こした。その瞬間。
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    MAIKING🐬ジェイカリ☀️
    卒業式で別れるところから始まるジェイカリの続き。卒業から二年経ってアズールのもとを訪れるカリムくん。まだ続きます。
    *捏造カリム父がちょっと喋ります。
    *カリムくんに奥さんがいます。奥さんは出てきませんが、それなりのことを致してるんだなと察せられる言葉が出てきます。
    いつかあなたと2「カリム、考え直してみないか。他にも何か方法が…」
     この世に生を受けて二十年余りになるが、こんなにも憔悴しきった父親の顔を見るのは初めてだ。そんな父親の様子に心を痛めながら、それでもカリムはキッパリと首を横に振った。
    「いや、これしかない。」
     一度深く息を吸う。
    「——当主の座を継ぐ前に、事故死か、暗殺か…どちらにしろオレが死ぬしかない。とーちゃんだって本当は分かってるだろう?アジームのためを思うなら、これが一番だって。…もともと、この歳まで生きてこられたこと自体運が良かったんだ。思ってたより長くとーちゃんやみんなと楽しく過ごせてオレは幸せだったよ。」
     なんてことないように笑うカリムに、とうとう父は項垂れて両手で頭を抱え込んだ。カリムの死後、その死の秘密を一人で背負わせることになってしまうことが申し訳なくて、その背を労わるようにさする。けれど父もいつか分かってくれるはずだ。この方法以外にないのだと。
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    MENUジェイカリ。学生の間だけと期限を決めてお付き合いをしているジェイドくんとカリムくんが卒業式の日に別れるところから始まるお話。

    ずーっとこのお話が書きたくて色々いじくってたんだけど、書きたいところまでまだまだいけない感じなので途中まで。ジェイドくんとカリムくんが別れるところまで。
    いつかあなたと「オレもジェイドのことが好きなんだ。だから、すっごく嬉しい。」
     桜が花開きはじめたあの春の日。頬をほんのりとピンクに染めて、蕾が綻ぶかのようにはにかむカリムの笑顔を今でも思い出す。
    「——けど、付き合うには条件がある。卒業式の日に別れてほしいんだ。その先の未来を約束することはできない。オレは、アジームだから。…それでも良ければ、オレと付き合ってほしい。」

     人魚の一世一代の告白に条件を突きつけるとは、人間とはなんと傲慢なことだろうかと、その時のジェイドは驚いた。けれど、別に構わなかった。それならやめますというのも自分としては釈然としないし、何より卒業式を待たずして関係を終わらせている可能性は大いにある。この気持ちが一過性のもので、一度手中におさめてしまえば満足するかもしれないと、それならばそんな条件など何ら問題ではないと、カリムの手を取ったあの日。ジェイドは、あの日の自分の判断を後悔している。
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