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    宮田カヨ(ほうせんか)

    20↑成人腐兼百合/その時好きなものの倉庫、創作二次創作全部一緒に収納します/基本小説メイン。
    ※無断転載、AI学習に使用するなどの迷惑行為はやめてください

    旧青い鳥:kayo_housenka_1
    タイツ:kayo_housenka
    くるっぷ:6wFwpgUoYs6KCd5

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    啼骸の鳥のシエルルートのトゥルーエンド後に子供(オリキャラ)を引き取って一緒に暮らしてるシエアリの話で双子の弟が文句垂れてる話でシエアリがしてる話はピクシブ収納

    #腐向け
    Rot
    #啼骸の鳥
    birdOnTheCuspOfDeath
    #シエアリ

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    DONE三題噺で一本/創作BL/新入生と先輩の初恋と宇宙(偏愛とは???) 恋は彗星のように

     光の白色、シリウス、ヘイロー、定常宇宙論。

     四月だと言うのに、妙に暑い日だった。ぼくは心臓が激しく脈打つことを意識しないように、好きな言葉で頭の隙間を埋める。
     ボイジャー、シドニア・メンサエ、ダークフロー、重力レンズ。
     言葉はぼくの血管に乗って身体中に回る。不思議と少しずつ脈拍は落ち着きを見せ、胸に何か詰まるような感覚は消える。後ろから、真新しい制服の人たちがぼくを追い越して、高い声で笑った。もつれ合う三人はそれでもまっすぐ進んでいて、ぼくはなんとなく、子猫がじゃれ合う様を思い浮かべる。また心臓が急ごうとするので、ぼくは立ち止まって深呼吸した。
     目を閉じると、ふ、と視点が浮かぶような感覚になる。見えるのはぼくの後頭部、道行くぴかぴかの生徒たち、さらにぐぐっと視点が浮上して、学校の校舎が見え、自宅が見え、遥か向こうの街並みの際が、緩やかに歪曲している地平線まで見える。上昇していくと、晴れ晴れとしていたのにそこには実は薄雲が張っているのだと分かる。対流圏を越え、成層圏に及ぶと次第に空の青色は群青へ、さらには夜のような黒色へうつり変わっていく。これが宇宙の色 2162