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    かるかん

    @calucan_line

    宇宙とSkyの絵をまったり描いてます。
    (備忘録として一次創作のネタ帳も置いてます)
    ※お絵描き練習中
    ※無断転載NG

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    かるかん

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    一次創作ファンタジー部門の世界観設定メモ。
    中世〜近世ヨーロッパをベースに色々とこじつけている。

    本来ならここまでする必要はないんだろうけど、気持ち的にあった方が安心かなって。(設定練り練りするの大好きマンの呟き)

    #ファンタジー
    fantasy
    #一次創作
    Original Creation
    #ルフティーニ
    #設定
    setup

    聖魔信仰とは守護たる神を信仰し、相反する存在である魔王を悪とする宗教。魔王を討ち倒す存在として勇者があり、彼らは神からの使者として英雄視されてきた。
    ちなみに魔王の定義は地域によって曖昧で、人間の仇敵であったり、悪へと堕ちたかつての神であったり、あるいは闇に属する魔の者たちを統率する帝王だったりと様々。同時に敵対の仕方も様々だが、本来の神と魔王の関係性を知っているのはごく僅かでその多くは禁忌として長い歴史の中に葬られてきた。

    ──────────────
    何もない世界に、どこからともなく卵が転がり落ちた。

    その卵から孵ったのは小さな女神の赤ん坊。
    彼女が泣くと、その涙は種子となって世話役を生み出した。泣き声に合わせて草木は伸び、世界は緑豊かな草原になった。

    そうして生まれた世話役たちは、幼い女神のために様々な玩具を創った。

    魔物や動物、魚や爬虫類。

    そして世話役たちは一匹の魔物を摘み上げると、女神の話し相手として自分達と同じ姿に作り変えた。姿を変えたその魔物は魔物の王ということで、魔王と呼ばれた。

    女神と魔王は仲睦まじく、魔王は女神のことを妹として慈しんだ。だが、女神は魔王に頼りきりになり本来すべき役目を魔王に丸投げするようになった。
    そのことに頭を痛めた世話役、苦肉の策としてとある呪いをかけた状態で魔王を地上へと追放した。その呪いは、『定期的に卵に戻る呪い』。

    しかし、ここである誤算があった。
    女神が魔王に世界の統率者たる証を手渡してしまっていたのだ。

    証を取り込んだまま卵に戻ってしまったため、魔王は世界の理の一部になってしまった。理たる魔王を滅ぼせば共に世界も滅び、魔王が永遠を生きれば呪いの暴走によって世界が終わる。
    全てを知った女神は最初こそ世話役たちを責め立てるが、原因が自分にあったと知り逆に己の甘さと怠惰を恥じる。

    後悔するも、時遅し。

    その時、自らを責める女神の姿に責任を感じた世話役の一人が人間として地上に降り魔王の守役になると名乗り出る。
    そうして地上へと降り立った世話役一族は人間として暮らす中で様々な精霊や魔物と交わり、やがて種族として多様な文化を育んでいった。
    《聖魔信仰の歴史書より》
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