幕引きメルレイン「...ジョシュアを...ジョシュアを返せ...!!!」
ライラ「...もう、潮時ですか。思ったより早かったですね。」
メルレイン「...いったい何を企んで...」
ライラ「さぁ、何がしたかったんでしょうね、僕。あ、帰っていいですよ貴方。ジョシュアちゃんもアンソニーちゃんも隣の部屋にいますから。」
メルレイン「...は?」
ライラ「ほら、行かないんですか?」
メルレイン「......本当にいいんだな?」
ライラ「寧ろさっさと連れて帰ってくださいな。」
ライラ「......行きましたか。...本来の目的はとうの昔に達成してたのに、何でこうも未練がましく拘束していたんでしょうね。」
エルフィンド「ライラさん...」
ライラ「羨ましかった、のかもですね。あんな家族みたいに仲がいいマフィアの子達が。」
エルフィンド「......。」
ライラ「さて、逃げますよ、エルフィンド君。どこか遠くへ行きましょう?あの約束は無視して、好きなところにいきたいんです。ここにいると、多分死んじゃいますから。......エルフィンド君?」
エルフィンド「...すみません、ライラさん。」
ライラ「え?...っ!ぐあっ...!?」
ノックス「話は全部聞いてたぞ~、お前の口から堂々とした裏切り発言が聞けるとは驚いたなぁ。こりゃ、本当に幹部が一人消えるかもな?」
ライラ「ノックス...!あと、もうちょっとで...じゆう...だったのに...っ...」
そうして、僕の意識は闇に落ちていった。
ノックス「ありがとうな、エルフィンド。協力してくれて。」
エルフィンド「...どういたしまして。それよりも、あの件について、考えてくれるんですよね。」
ノックス「ん?あぁ、幹部への昇格の件か。ライラの分の枠が空くなら推薦しといてやるよ。」
エルフィンド「...ありがとうございます。」