たそレンおまけノックス「いやー、相変わらず鎖に縛られて見るも無残なお姿だな。外れ具合的に...もうちょっとだけかかるか。楽しみだよ、貴方様が目覚める時を、ね?」
俺はあの偽物の神...白夜が持つ力で、自分自身が神となる。...と、聞こえが悪いが。
結局のところ、この世の中を引っ掻き回して、めちゃめちゃにして。この俺の中に巣食う虚無が満たされるのか。怖いもの見たさの好奇心。ってところか。
偶然あれを見つけたのは幸運だった。大学時代のフィールドワークで訪れた遺跡に眠る偽りの神の卵。それから、羽化させるのに最適な町を探し、根回しでその町の学園に潜り込み、生徒を取り込む。妨害が入るのも想定内...いや、むしろ入ってくれないと困る。だってそれこそが...
闘争こそが、神を目覚めさせるための最後のピースだったからだ。
ノックス「全て平らげて、俺にとって面白いと思える世界を作る。そのためなら、全てを犠牲にもできる。...全ては俺の愉快な世界の為に。...なんてな。」