個人的な本誌の感想もう2年前くらいのジャンフェスでのインタビューで先生はこの最終決戦でヒーローとは?敵とは?を突き詰めていきたい、的な事も言われていた気がしていて。
そして先生の読切の「僕のヒーロー」。
めちゃくちゃ大好きなんですけど、あの作品が先生の中の答えの1つなんじゃないのかと思ってて、
個性がなくても、凡人でも強い思いと行動1つで人はヒーローになれる。
そんな答えをヒ口ア力の最終決戦でも示されるのかなって思ってた。実際そうだった。
んですけど、自分の中でのとしのりへの願望とは違う答えが出そうでのたうち回ってしまいました…。
としのりが最大の敵と闘って死んでしまったら、ヒーローというものの定義がある種本当に限られた
己の命を勘定に入れずに放り出せる人にしかできない所業により近付く気がして…。
その死も後々美談になってしまうのかな…と思うと複雑なのでした…。
だってとしのりはどうするんだよ…平和の為に犠牲になるとしのりを誰が救うんだ…としのりだけは犠牲になっていいなんて、そんな訳無いだろ…。
ヒーローにとってのヒーローはヒロアカでも既出のテーマの1つだけど、
そうやって持ちつ持たれつの世界で、平和の象徴もまた仲間や市民にちゃんと救けられててほしいよ…
生きて、今まで平和の為に命張ってきた分、皆に大切にされてくれ…とか。
巨悪と闘えなくても大切な人を思って頑張れる人達もヒーローになり得るよな…とか。
引退したとしのりの為に頑張る人や、としのり自身も何気ない日常の行動を通して、そう言った事を感じ取れたりしたらいいな…とか。
ぼんやり思っていた。
でも本誌を読んで
こういう考え方がオールマイトにないから、彼は平和の象徴足り得たのかな…となり頭抱えました…。
いや、あっても気付いたらそうじゃなくなっちゃうんだろうな…
としのりはそもそも生に縋る事を望んじゃいなくて、自分の命を懸けてでも目の前の巨悪を倒せれば本望なんだろう。
はっきりななさんを通して、としのりはいかれてる(位平和をもたらす事に固執できる)と言及されてしまっているから尚の事…
でもそうやってとしのりが巨悪に死ぬまで命を賭して果てに美談になってしまったら、端からみていてどうしても憤ってしまうよ…
そんな大層なとんでもないことをしなくたって
ささやかなことでも、泥臭くても、誰かの為に人はヒーローなれる。
死ぬ必要なんてないし、生きていて欲しい。
…なんて思ってしまうんだよ…。
でも思えばスターもそうだったよね…トップヒーローは皆そうなのか…
本当に到底凡人には真似できないくらい強くて格好良くて、そして周囲の人間を明るく照らすと同時にこんなに苦しい気持にさせる存在なんだな…
サーも、イーサンも、出も勝も。
出は当事者でもあるけど。
勝もそっち側にいきつつある。
勝本当にどうするんだよ…
齢16才で誰よりも憧れた大好きなオールマイトのヒーローとしての死の要因になって、遂には最期のとどめにすらなってしまうのか…。
凄惨な死を迎える…って言ってたけど本当にその通り過ぎの展開すぎてオタクはもう虫の息です…
色々言ってるけど先生がヒ口ア力で描かかれるヒーローがどの様なものになるか、1ファンとしてとても楽しみですしヒ口ア力最高です!!!最高!!!!!
とりとめないですがこの辺で…